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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 国家 社会 世間に関する四字熟語



一葉知秋 いちようちしゅう


一葉知秋 いちようちしゅう
木の葉が一枚落ちることで、秋の来る気配を察するように、
些細な兆しから、大きな動きや後の凋落を予測することのたとえ。
「一葉」は一枚の葉、一枚の葉が落ちること。
「知秋」は秋の訪れに気づくこと。
僅かな兆しや現象から、事の大勢や本質、また、物事の衰亡を
察知することの意。
「一葉落ちて天下の秋を知る」の略。




一国一城 いっこくいちじょう


一国一城 いっこくいちじょう  
一つの国、一つの城。
または一つの国を領し、一つの城を所有すること。
(転じて)
他からの指図や干渉を受けずに独立していること。





一死報国 いっしほうこく


一死報国 いっしほうこく
一命を捨てて国のために尽くすこと。
わが身を顧(かえり)みずに、国家のために働くこと。
「一死」は、一命をなくすこと。
「報国」は、国恩に報いるために尽くすこと。




遠交近攻 えんこうきんこう


遠交近攻 えんこうきんこう  
遠くの国と親しくて、その間に近くの国を攻めるという外交政策。
利害関係の無い遠くの国と同盟し、
背後から牽制(けんせい)させつつ近い国をせめる、
中国の秦(しん)の范雎(はんしょ)が唱えた対外戦略。
「交」は交際、「攻」は攻撃の意。





苛政猛虎 かせいもうこ


苛政猛虎 かせいもうこ  
あまりにも厳しすぎる政治は、民衆にとって
虎に食われたりする被害や恐ろしさよりもひどく、むごいということ。
「苛政」は苛酷な政治、酷政。
「苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)」とも読む。

孔子が泰山(たいざん)のふもとを通った時、
家族を虎に食い殺されて泣いている婦人に会った。
そこで孔子は、なぜここを逃げださないのかと尋ねたところ、
婦人がここには厳しい政治がないからだ、と答えた故事による。





合従連衡 がっしょうれんこう


合従連衡 がっしょうれんこう  
強敵に対抗する為、弱者同士が力を合わせること。
また、その戦略や方策。
(転じて)
そのときの利害に応じて、団結したり離れたりする外交政策をいう。
外交政策で弱い国同士が同盟を結び力を合わせること。
「従」は「縦」とも書き、南北を示す。
「衡」はよこ、東西の方向を示す。

中国戦国時代、最も強大な秦(しん)と他の小国の間で行われた二つの外交政策からでている。
「合従」は蘇秦(そしん)が唱えた攻守同盟で、南北に連なる六国
「韓かん・魏ぎ・趙ちょう・燕えん・楚そ・斉せい」が連合して秦に対抗するというもの。
また、「連衡」は張儀(ちょうぎ)が唱えたもので、六国と秦がそれぞれ個別に同盟を結ぶ政策。
また、二つの策の転変が早かったことから、集団の離合集散のめまぐるしいさまもいう。





苛斂誅求 かれんちょうきゅう


苛斂誅求 かれんちょうきゅう  
年貢や税金などを厳しく取り立てること。
「苛斂」は厳しく集め取る、
「誅求」は責め求めるの意。
「苛求」とも言い、民衆から租税や財産を容赦なくしぼりとること。





官尊民卑 かんそんみんぴ


官尊民卑 かんそんみんぴ  
政府や役人を尊び、民間の人をそれに服従するものとして
見下し軽んじること。
また、そういう考え方や気風。
「官」は政府や役人、
「民」は民衆、あるいは民間人のこと。





尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう


尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう
自然の恵みを順調に受け、世の中が太平であること。
天下太平の世の意。
中国古代の伝説上の聖王、
尭と舜の徳政が広く世に行きわたることを、
風雨の恵みにたとえていった。






金甌無欠 きんおうむけつ


金甌無欠 きんおうむけつ    
少しも欠けたところがない黄金の瓶(かめ)の意。
(転じて)
物事が完全で欠点がないこと。
また、外国からの侵略を受けたことがなく、
安泰で堅固な国家や天子の位のたとえ。
「金甌」は黄金で作られた小さな瓶で、
国家や天子の位にたとえられる。
「金甌(きんおう)欠(かく)る無し」と訓読する。





金枝玉葉 きんしぎょくよう


金枝玉葉 きんしぎょくよう   
天子の一族や子孫のたとえ。
皇族のことをいう。
「枝」も「葉」も、ともに子孫の意。
樹木の枝葉が美しくしげるのにたとえていう。
本来は美しい雲の場合に使った。





金城鉄壁 きんじょうてっぺき


金城鉄壁 きんじょうてっぺき 
非常に堅固(けんご)な守りを誇る城の事。
(転じて)
物事の非常に堅固でつけ入るすきのないことのたとえ。
金や鉄の固さから、城壁の堅牢(けんろう)さを表している。





金城湯池 きんじょうとうち


金城湯池 きんじょうとうち    
守りがきわめて堅固な城。
他の勢力が攻めて来ても侵略されない極めて堅固な備えをいう。
「金城」は金で築いたような守りが堅固な城。
「湯池」は熱湯をたぎらせた濠(ほり)のこと。





金殿玉楼 きんでんぎょくろう


金殿玉楼 きんでんぎょくろう 
きわめて美しくきらびやかな御殿。
また、黄金や珠玉で飾った豪華で美しい建物。
「金殿」は黄金で造られた御殿や宮殿。
「玉楼」は宝玉で飾った豪華で美しい建物。
大きく立派な建物の意。





群雄割拠 ぐんゆうかっきょ


群雄割拠 ぐんゆうかっきょ    
多くの英雄たちが各地で勢力をふるい、互いに対立して
覇(は)を争うこと。
(転じて)
多くの実力者たちが互いに対抗して競い合っていること。
また、その状態。
「群雄」は、多くの英雄や実力者のこと。
「割拠」は、それぞれ占有した土地を本拠に勢力をふるうこと。
中国や日本の戦国時代など、覇権を争った戦乱の世の状況をいう。





経世済民 けいせいさいみん


経世済民 けいせいさいみん   
世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと。
国家を治め人々の生活を豊かにすること。
また、そうした立派な政治をいう。
「経世」は世の中を治めること。
「済民」は民衆を救うことの意。
この四字熟語「経世済民」を略して「経済」という語ができた。





綱紀粛正 こうきしゅくせい


綱紀粛正 こうきしゅくせい   
政治家や役人の乱れた風紀や態度を正すこと。
また政治のあり方や国家の規律や秩序を正すこと。
「綱」は大きな綱「紀」は小さな綱の意で、
(転じて)
「綱紀」は、国を治める大法と細則のこと。
「粛正」は、厳しく取り締まり不正を正すこと。





公序良俗 こうじょりょうぞく


公序良俗 こうじょりょうぞく   
公共の秩序と善良な風俗。
社会的な妥当性が認められる道徳観。
すべての法律の基本理念。
「公序」は公共の秩序で、公衆が守らなくてはならないきまり
「良俗」は良い慣習のこと。




孤城落日 こじょうらくじつ


孤城落日 こじょうらくじつ   
勢いが衰えたり、助けも来なくて心細いさま。
「孤城」は遠く離れて孤立し、援軍の来るあてもない城、
「落日」は、まさに沈もうとしている夕日の意。
孤立無援の城に、沈みゆく夕日がさしている、
非常に心細い有様のたとえ。



鼓腹撃壌 こふくげきじょう


鼓腹撃壌 こふくげきじょう   
理想的な政治が行われ、人々が平和な生活を送るさま。
太平で安楽な生活を謳歌し喜び楽しむさま。
太平の世の形容。
「鼓腹」は腹つづみをうつこと。
「撃壌」は地面をたたいて拍子をとること。
中国の尭(ぎょう)の時代に、老人が腹鼓(はらつづみ)を打ち、
大地を踏み鳴らし、太平の世と尭の徳を讃えた気持ちを歌ったという故事から。
「腹を鼓(こ)し壌(つち)を撃つ」と訓読する。




市井之徒 しせいのと


市井之徒 しせいのと      
一般大衆。市中に住む人。庶民。
また、町のならず者。無頼の徒。
「市井」は人家の集まってる所。
井戸のある所に人が集まったことから、
(転じて)町の意。





四通八達 しつうはったつ


四通八達 しつうはったつ     
道路や交通が四方八方に通じて発達しており便利なこと。
(転じて)
往来の激しくにぎやかな場所のこと。





四分五裂 しぶんごれつ


四分五裂 しぶんごれつ     
ちりぢりばらばらになること。
まとまっていたものが、いくつにも分裂してしまい、
秩序や統一が失しなわれ、乱れてしまうこと。





上意下達 じょういかたつ


上意下達 じょういかたつ    
上位の者の意志や命令を、下位の者に徹底させること。
また、古くは政府の命令を国民に伝えるという意。
「上意」は上の者の意志や命令。
「下達」は下々の者に通じさせること。
「下達」は「げだつ」とも読む。





千軍万馬 せんぐんばんば


千軍万馬 せんぐんばんば    
多くの兵士や軍馬。非常に大きな軍隊。
歴戦の兵士のこと。
また、数多くの戦いを経験していることから、
(転じて)
社会経験が豊富で、多くの苦労を重ねたしたたかな人のこと。
「千」も「万」も数の多いことを示す。



禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ


禅譲放伐 ぜんじょうほうばつ   
古代中国の王朝が政権交代するときの二つの方法のこと。
「禅譲」は君主が世襲ではなく、徳の高い人物にその帝位を譲ること。
「放伐」は徳もなく悪政を行う、帝位にふさわしくない君主を、
武力で討伐し追放すること。





先憂後楽 せんゆうこうらく


先憂後楽 せんゆうこうらく  
心配事や面倒なことは先に片づけ、その後でゆっくり楽しむこと。
また、為政者(いせいしゃ)の心構えで、
天下国家の問題を人民よりも先に立って心配しそれを解決して、
人民が喜ぶのを見てから後に楽しむべきだということ。
我が身の楽しみは後回しにして、
いつも天下や人民の生活の安定を心がけているという、
政治家の心得を述べたもの。
「後楽園」の名は、これに由来する。






千里同風 せんりどうふう


千里同風 せんりどうふう     
世の中がよく治まっていて平和であること。
天下泰平であること。
また、遠く隔たった地方にも同じ風が吹く意から、
広い地域で同じ風俗が広がっていることのたとえ。
逆の意で、世の中全体が乱れている場合にも用いる。
「千里」は遠く離れた地域。
「同風」は同じ風が国土の隅々まで行き渡っていること。





善隣友好 ぜんりんゆうこう


善隣友好 ぜんりんゆうこう  
隣り合ってるもの同士が、互いに仲良くしていくこと。
「善隣」は、隣国や隣家同士が仲良くする事、
「友好」は、友情をもって交わる事の意。
外交上は隣国と友好関係を結ぶと言う事。




滄桑之変 そうそうのへん


滄桑之変 そうそうのへん    
世の中の移り変わりの激しいこと。
「滄」は滄海の略で大海原、
「桑」は桑畑の意。
青い大海原が一夜にして干し上がって桑畑になるという意から、
激しい変化のたとえ。





桑田滄海 そうでんそうかい


桑田滄海 そうでんそうかい   
桑畑がいつの間にか青海原に変わってしまうことから、
世の中の移り変わりが激しいこと。
「桑田変じて滄海となる」とも言う。





粟散辺地 ぞくさんへんち


粟散辺地 ぞくさんへんち   
粟粒(あわつぶ)を散らしたような辺境の小国。
「粟散」は粟散国(粟のように散在する小国)のこと。
「辺地」は最果ての地。
中国のような大国から見て、
世界の果てにある「日本」のような小国の意。
特に日本人自身が、日本のことを中国やインドと対照させて、
このように表現するときがある。





中原逐鹿 ちゅうげんちくろく


中原逐鹿 ちゅうげんちくろく  
政権を求めて争うこと。
また、ある地位を求めて互いに競争すること。
「中原」は黄河中流、
「鹿」は帝位の象徴で、
「逐鹿」は帝位を追い求めるの意。
中原で帝位を追い求めて争うがもとの意。
「中原に鹿を逐う(ちゅうげんにしかをおう)」とも読む。





治乱興亡 ちらんこうぼう


治乱興亡 ちらんこうぼう    
国家のさまざまな移り変わりのありさま、国家の盛衰のこと。
国が治まることと乱れること。
盛んになることと滅びること。
治まり・乱れ・興り・亡びるの意。
また、その変転がきわまりないこと。
繰り返す歴史をいう。





天下泰平 てんかたいへい


天下泰平 てんかたいへい    
世の中がきわめて平和であり、よく治まっていること。
(転じて)
異変がなく、のんびりと平穏無事なこと。
「天下」は世の中すべて、
「泰平」は、やすらかで平らになるの意。
「天下太平」とも書く。





内政干渉 ないせいかんしょう


内政干渉 ないせいかんしょう  
他国の政治や外交などに口出しすること。
他の国がある国の内政問題に介入して、
その国の主権を束縛、侵害すること。





内憂外患 ないゆうがいかん


内憂外患 ないゆうがいかん   
国内での心配事と外国から受ける心配事。
また、心配事や苦労の種が尽きないことのたとえ。
「憂」も「患」も、ともに心配事、心を痛めることの意。





富国強兵 ふこくきょうへい


富国強兵 ふこくきょうへい    
国家の経済を発展させて豊かにし、軍事力の増強を促す政策をいう。
明治政府の基本政策として用いられた。





三日天下 みっかてんか


三日天下 みっかてんか  
わずかな期間だけ権力を握ること。
「三日」はわずかな期間のたとえ、
「天下」は「でんか」とも読み、権力につくの意。

戦国時代、明智光秀は、織田信長を本能寺に討って天下を奪ったが、
わずかの間(実際には十日余りだった)に豊臣秀吉に討たれた
ことから。
国家や組織の頂点に立っても、きわめて短い間しか権力や地位を
保てないことをいう。





雨不破塊 あめつちくれをやぶらず


雨不破塊 あめつちくれをやぶらず
雨が静かに降って大地にしっとりとしみこみ、
土くれさえもこわさないこと。
(転じて)
世の中が平和で、静かによく治まっていること。
天下太平であることのたとえ。




一天万乗 いってんばんじょう


一天万乗 いってんばんじょう
天子、天皇のこと。
「一天」は天下のすべての意。
「乗」は、中国古代の兵車のこと。
「万乗」は兵車一万台の意。
中国周の時代の制度では、
戦時に一乗の兵車には百人の兵がつく。
その兵車を一万乗も出すほどの大きな軍勢と
領地をもつ者の意味で、天子の位をさす。
「一天万乗の君」「一天万乗の天子」の略。




緯武経文 いぶけいぶん


緯武経文 いぶけいぶん
文武両道の政治。
「武」は、武道、「文」は、学芸のこと。
「武」を「緯(よこ糸)」、「文」を「経(たて糸)」にして、
美しい布を織るように国家を織りなすことの意。
学芸と武道を重んじて政治の土台とすること。
また、それを兼ね備える理想的な姿をいう。




移木之信 いぼくのしん


移木之信 いぼくのしん
約束を実行すること。
政府が人民との約束を守ることで、政治不信を取り除き、
法の権威と秩序を示すたとえ。

中国戦国時代、秦の商鞅(しょうおう)が法律の改正をする際に、
民衆の信頼を得ようとして、
市の南門の木を北門に移動した者に懸賞金を与えると公表し、
実行した者に約束通り懸賞金を与えたという。
商鞅が信頼すべき政治家であることを実証したという故事による。




羽翼已成 うよくすでになれり


羽翼已成 うよくすでになれり
体制ができあがること。
「羽」は鳥のはね、「翼」は鳥のつばさのことで、
「羽翼」は「天子などをたすけること、補佐する者」の意味に使われる。
鳥の羽や翼が生え整うように、しっかりと主人を補佐する人物がいて、
揺るぎない体制が完成すること。

漢の高祖 劉邦(りゅうほう)が、側室 戚(せき)夫人の子を跡継ぎにしようとしたところ、正妻 呂后(りょこう)の子には賢者が付き添っていてそれを阻止したという故事から。




易姓革命 えきせいかくめい


易姓革命 えきせいかくめい
王朝が交代すること。
中国古来の政治思想で、天の命令が下り、
統治者が変わるということ。
「易姓」は統治者の姓が変わる意。
「革命」は天命があらたまったという意。
中国古来では、天子は天命によって決まると信じられ、
徳を失った現在の王朝に天が見切りをつけたとき、
別の有徳者(徳のある優れた人物)に天命が下り、
革命が起きるとされた。
そして新しい王朝に変わり、
王朝交代の際には王室の姓が変わるということ。
孟子らの儒教に基づく五行思想などから
王朝の交代を説明した理論から。
「姓を易(か)え命(めい)を革(あらた)む」ともいう。
現在では、組織の癌となっているようなトップが
交代する場合に使われる。




王政復古 おうせいふっこ


王政復古 おうせいふっこ
王政が一度廃止され、また復活すること。
王政から武家政治・共和制に移った後、再び王政に戻ること。
フランス革命後の王朝政治の復活や、
日本ではの明治維新のことをいう。
「王政」は、帝王・国王が行う政治のこと。



下意上達 かいじょうたつ


下意上達 かいじょうたつ
民衆の考えが朝廷や為政者(政治を行う人)の耳に滞りなく届くこと。
部下の気持ちや考えが上司に届くこと。
「下意」は、下位にいる者の気持ちや意見、大衆の考え。
「上達」は、上位の者に達する、届くこと。




回天之力 かいてんのちから


回天之力 かいてんのちから
天下の情勢を一変させるほどの壮大な力。
また、困難な状況を一変させるほどの大きな力のこと。
「回天」は、天をめぐらす、大事業を成し得る力の意。
困難な時勢を元に戻す、
君主の心を引き戻すことの例えにも用いる。
「廻天之力」とも書く。



幹国之器 かんこくのき


幹国之器 かんこくのき
国家を統率する才能。
「幹」は、木のみきではなく、
「幹事」「主幹」などと同じく、任にたえる・つかさどるという意味。
国をつかさどる器量をもった人、また、その才能をいう。




冠帯之国 かんたいのくに


冠帯之国 かんたいのくに
礼儀に厚い国。
中国の周辺地域に存在する異民族を「夷狄(いてき)」といい、
その「夷狄」に対して中国をさすことば。
「冠帯」は、冠や衣服が礼儀にかなった文化国家のことの意で、
野蛮な国「夷狄」に対して、文明国をさす中国の自称。




含哺鼓腹 がんぽこふく


含哺鼓腹 がんぽこふく
人々が豊かで、庶民まで満ち足りた生活をしていること。
太平な世を楽しむたとえ。
食物を口に入れ、満腹になって腹つづみを打つの意で、
人民が食物を十分にとって、生活を楽しんでいるさまをいう。
「含哺」は、食べ物を口にほおばることで、満腹の意。
「鼓腹」は、腹つづみをうつこと。
「哺(ほ)を含(ふく)み腹(はら)を鼓(こ)す」と訓読する。





機会均等 きかいきんとう


機会均等 きかいきんとう
外交政策上、自国内における諸外国の経済的活動に対して、
どの国にも平等の待遇を与えること。
あらゆる国や人などに対し、平等に権利や待遇を与えること。
教育、雇用、医療などで社会的活動から除外されないように
差別を廃止しようとする考えのこと。




帰馬放牛 きばほうぎゅう


帰馬放牛 きばほうぎゅう
戦争が終わって平和になるたとえ。
また、再び戦争をしないことのたとえ。
周の武王(ぶおう)が殷(いん)の紂王(ちゅうおう)を破ったのち、
軍用の馬を華山の南に帰し、牛を桃林の野に放して、
二度と戦争には用いないことを示したという故事から。
「馬を帰し牛を放つ」と訓読する。




救世済民 きゅうせいさいみん


救世済民 きゅうせいさいみん
乱れた世の中をよくし、人々を苦しみや難儀から助けることの意。
「救世」は、悪い世の中を救ってよいほうに導くこと。
とくに宗教の力により、この世の苦しみから人々を救うこと。
「済民」は、人々をこの世の苦しみや難儀から救うこと。




局外中立 きょくがいちゅうりつ


局外中立 きょくがいちゅうりつ
対立や抗争に関与せずにどちらにも味方をしない態度をとること。
戦争をしている国のいずれをも援助せず、
戦争に影響を与えるような行動をとらない国家の立場。
(転じて)
争いにかかわらない姿勢全般についていう。
「局外」は、そのことに関係のない立場。
「中立」は、争いの外にいてどちらにも味方しないこと。



挙国一致 きょこくいっち


挙国一致 きょこくいっち
国全体が心を一つにして、同じ目標に向かうこと。
「挙国」は、国中を挙げて、国全体の意。
「一致」は、複数のものが一つになること。
一つの目的のために国全体が団結すること。




公武合体 こうぶがったい


公武合体 こうぶがったい
日本の幕末期、朝廷の伝統的権威と幕府及び諸藩を結びつけて、
幕藩体制の再編強化を図ろうとした政治論、およびその運動。
朝廷と幕府が協力して、政治を行うことを理想とする思想のこと。
「公」は、公家、朝廷の意。
「武」は、武家、幕府の意。
現代では本社・本店が、支店や現場と力を合わせて
物事を行う場合にも用いる。




四海為家 しかいいか


四海為家 しかいいか しかいいえとなす
天子の任務の範囲が広大であること。
帝王の事業がさかんな例え。
「四海」は、その国の四方を取り巻く海、
また、その海の内にある国中、天下のこと。
天下を自分の家とすることから、天子の統治権の広大さをいう。
また、世の中のどこでも自分の家があるという意から、
定まった住所がなく放浪することもいう。




四海波静 しかいなみしずか


四海波静 しかいなみしずか
天下がよく治まって平和で穏やかなこと。
四方の海は、見渡す限り、波が立たず平穏であることから。
天下いたる所、一つの争乱もなく平和であることの例え。




修身斉家 しゅうしんせいか


修身斉家 しゅうしんせいか
身の行いを正し、円満な家庭を築いてこそ仕事に打ち込めるいうこと。
「修身」は我が身を修めるで、心がけや行いを正しくすること。
「斉家」は家庭を整え治めるということ。
「身を修め家を斉(ととの)う」と訓読する。
政治・政治家の理念を説くことばで、
「修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)」の略。
天下国家を治めるには、まず自分の行いを立派にし、
次に家庭をうまく整えて、次に国家を治め、
そして天下を平和にすべきであるということ。




小国寡民 しょうこくかみん


小国寡民 しょうこくかみん
国土の小さな国に、少ない住民が生活すること。
政治は大国多民に向かうのでなく、小国寡民に向かう方が
よいとする、古代中国の思想家・老子が主張した
理想的な社会の形態。
「寡」は、少ないこと。




如臨深淵 しんえんにのぞむがごとし


如臨深淵 しんえんにのぞむがごとし
(深淵に臨むが如し)

非難に危険な状態の例え。
「詩経」の「戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、
薄氷を履(ふ)むが如し」という句から。
非常に危険な立場にあること。
また、国や家が滅亡の危機にあり、恐れ謹んで用心すること。




仁者無敵 じんしゃむてき


仁者無敵 じんしゃむてき
情け深い人は、人から憎まれないということ。
また、仁徳者は慈愛をもって政治を行い、
人民を分け隔てなく愛するから敵対する者がいないということ。
「仁者」は、儒教道徳の根本原理である「仁」の徳を備えている人、
仁政を施す為政者(政治家)のこと。
梁(りょう)の恵王(けいおう)が、「自分に敵対する者がいるか。」と
問うたのに対して、ある人が「民衆は、仁政をなす王に心から従い、
敵対する者はいない。」と答えた故事から。
仁徳の備わった人は、すべての人に愛情をもって接するので、
敵というものがないということ。
「仁者は敵無し(じんしゃはてきなし)」と訓読する。




視民如子 しみんじょし


視民如子 しみんじょし
君主が自分の子供を見るように民衆を温かいまなざしで見ること。
上に立つ者が深く民を愛することをいう。
民衆を愛する為政者(いせいしゃ)の姿勢を言ったことば。
「民を視ること子の如し(たみをみることこのごとし)」と訓読する。




草茅危言 そうぼうきげん


草茅危言 そうぼうきげん
国政に苦言を呈すること。
官職につかず民間の立場から国政に厳しい批判をすること。
国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。
「草茅」は、草と茅(ちがや)のことで、草むらのこと。
(転じて)朝廷・官界に対する在野・民間の意。
「危言」は、厳しい言葉、激しい苦言のこと。




尊王攘夷 そんのうじょうい


尊王攘夷 そんのうじょうい
王室を尊んで、外敵をうちはらうこと。
また、そのような政治思想のこと。
「王を尊(とうと)び、夷(い)を攘う(はらう)」と訓読する。
中国古代の春秋から戦国時代にかけて、
周王室がおとろえると、外敵を防いで、
あくまで周王をもりたてようとする動きがあったことから。
「尊王」は、王または天皇の尊厳(そんげん)を護(まも)ること。
「攘夷」は、異国を撃退する、外国人を排除するという意。
日本では江戸末期(幕末)に、朝廷への尊崇(そんすう)と、
鎖国の堅持を幕府に迫る政治思想のことをいう。
「尊王」は「尊皇」とも書く。




大義滅親 たいぎめっしん


大義滅親 たいぎめっしん
君主や国家に報いるという大義のためには
親兄弟をも顧みないということ。
個人の恩愛や義理は犠牲にするということ。
「大義」は、人間として、特に国や主君に対して
行うべき最も大切な道理。
衛(えい)の国の大夫 石碏(せきしゃく)は子の厚(こう)が、
逆臣の州吁(しゅうく)の企てによる反乱に味方したので、
衛国の正義を守るため、子の厚を殺させた故事による。
「大義親を滅す(たいぎしんをめっす)」と訓読する。




長幼有序 ちょうようゆうじょ


長幼有序 ちょうようゆうじょ
年長者と年少者との間には、守るべき秩序があるということ。
大人は子どもより、年長者は年少者より立場が上である。
また、国政を正しく導く為には、礼が重要な役割を果たす。
そのことを日常生活に即して、具体的に示したもの。




同文同軌 どうぶんどうき


同文同軌 どうぶんどうき
王者が天下を統一すること。
また、天下が統一されていることの形容。
「同文」は、各国や、異なる民族が使っている文字を統一すること。
「同軌」は、車の製法を統一し、車輪の間隔を同じくすること。
「文を同じくし軌を同じくす
(ぶんをおなじくしきをおなじくす)」と訓読する。
「同軌同文(どうきどうぶん)」とも言う。
天下に秩序が保たれているたとえ。




土豪劣紳 どごうれっしん


土豪劣紳 どごうれっしん
思いのままに人民から搾取する、
残酷な地方豪族・地方地主のこと。
また、横暴な土地のならずもののこと。
「土豪」は、その土地での勢力のある豪族。
「劣紳」は、農民を搾取した地主・資産家の蔑称で、
卑劣不正な紳士の意。




麦秀之嘆 ばくしゅうのたん


麦秀之嘆 ばくしゅうのたん ばくしゅうのなげき
祖国が滅亡したことに対する嘆きのこと。
殷(いん)が、紂王(ちゅうおう)の暴政によって滅んだあと、
王族のひとり箕子(きし)が殷の古都を過ぎたとき、
その廃墟に麦が伸びているのを見て、
王朝の滅亡を嘆いたという故事による。




撥乱反正 はつらんはんせい


撥乱反正 はつらんはんせい
乱れた世の中を治めて、秩序のある正常な状態に戻すこと。
「乱世を撥(おさ)めて、諸(これ)を正(せい)に反(かえ)す」の略。
「撥乱」は、乱れた世を治める。
「反正」は、正しい道に戻す。
「乱を撥めて正に反す」とも読む。




万世一系 ばんせいいっけい


万世一系 ばんせいいっけい
永遠に血筋が続いていくこと。
「万世」は、永久の意。
「一系」は、同じ血筋、一つの系統の意。
永遠に一つの血筋・系統が続いていくこと。
多くは皇室・皇統についていい、
日本の天皇家の血筋が続いていくようなことをいう。




風俗壊乱 ふうぞくかいらん


風俗壊乱 ふうぞくかいらん
社会の慣習が乱れること。
世の中の健全な風俗や習慣が乱され、破壊されること。
また、そういう状態になること。
「風俗」は、その土地土地の生活上のしきたりやならわし。
「壊乱」は、くずれ乱れるの意。
「風俗潰乱」とも書く。




無事安穏 ぶじあんのん


無事安穏 ぶじあんのん
何事もなくすべてが安らかで穏やかなこと。
社会や暮らしなどの穏やかな様子をいう。
「安穏」は穏やかな様子。




偃武修文 えんぶしゅうぶん


偃武修文 えんぶしゅうぶん
戦いをやめ、学問を重んじて平穏な世の中を築くこと。
「偃武」は、武器を倉庫に納め片づける意。
(転じて)戦いをやめること。
「修文」は、文徳を修めること。学問を修めること。
武器を伏せてかたづけ、文徳を修めて太平の世にすること。
周の武王(ぶおう)が殷(いん)の紂王(ちゅうおう)を滅ぼして凱旋し、
武器をしまって学問を重んじ、軍用の馬を華山の南に帰し、
牛を桃林の野に放って、再び用いないことを示した故事に基づく。
「武を偃せ文を修む(ぶをふせぶんをおさむ)」と訓読する。




文武百官 ぶんぶひゃっかん


文武百官 ぶんぶひゃっかん
すべての文官と武官のこと。
文武にわたる、ありとあらゆる役人のこと。
「文官」は、軍事以外のことをつかさどる官吏(かんり)の総称で、
「武官」は、軍事をつかさどる官吏の総称。




文明開化 ぶんめいかいか


文明開化 ぶんめいかいか
文明によって世の中が開けること。
人々の知識や知恵が発達し、世の中が進歩し、
そのことで、生活が便利で豊かになること。
「開化」は人知や物事が開け進むこと。
明治時代の日本に西洋の文明が入ってきて、
制度や習慣が大きく変化した現象のことを指す。
主に明治初年の日本における欧米の技術・文化の導入をいう。




鳳鳥不至 ほうちょうふし


鳳鳥不至 ほうちょうふし
鳳凰が現れないこと。
(転じて)
聖人が天子の位についていないことで、
救いのない乱世を絶望すること。
聖天子が現れる予兆ともいわれている鳳凰(ほうおう)が
出現しないといって、乱世を悲しんだ孔子のことば。
「鳳鳥至らず(ほうちょういたらず)」と訓読する。




竜驤虎視 りゅうじょうこし


竜驤虎視 りゅうじょうこし
天下に権威をふるうさま。
竜のように昇り、虎のようににらむこと。
天下を睥睨(へいげい/睨みを利かす)するさまをいう。
英雄・豪傑が雄飛するさま。
「驤」は、おどりあがって天に昇る、勢いの盛んなこと。
「竜驤」は、昇り竜の昇天の意。
「虎視」は、虎が獲物を恐ろしい目でにらみすえるの意。
竜が首をあげて天に昇り、
虎が鋭い目を張り四方を見渡すという意で、
竜や虎のように意気盛んで権力を持ち
世の中を威圧する力を備えているさま。
「りょうじょうこし」とも読む。




輭紅塵中 なんこうじんちゅう


輭紅塵中 なんこうじんちゅう
華やかで、にぎやかな都会の様子。
「輭紅」は、やわらかい花びらから、華やかな都会の意。
「塵中」は、車馬の舞い上げる塵やほこりから、都会の雑踏の意。
(転じて)華やかでにぎやかな都会の雑踏。




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