【PR】







一意専心 いちいせんしん


一意専心 いちいせんしん
他のことは一切考えず、一つの事に心を集中すること。
熱中すること。
「一意」は、一つの事に集中すること、
「専心」は、あることに心を集中し、熱心に行う事。
専念すること。





一衣帯水 いちいたいすい


一衣帯水 いちいたいすい   
一筋の帯のような狭い水の流れや狭い海峡の事。
また、そのような狭い川や海をはさんで近接していて、
関係が深いという場合にもつかう。
「衣帯」は衣と帯のことで、意味から読めば
「いち・いたい・すい」と分けられる。
「いちい・たいすい」と読むのは誤りである。





一牛鳴地 いちぎゅうめいち


一牛鳴地 いちぎゅうめいち  
一頭の牛の鳴き、その声が聞こえるほどの近い距離のこと。
きわめて近い距離をたとえるときに用いる。





一行三昧 いちぎょうざんまい


一行三昧 いちぎょうざんまい
仏教語で、仏道修行のうち一つの修行法に決めて、
それに専念して励むこと。
特に念仏三昧をいう。
「一行」は、修行方法を一つに定めて専心すること、
「三昧」は、精神を集中し、心を安定させること。またその状態。
また、何かをする時、やり方を一つに決めて、迷うことなく行うこと。





一行半句 いちぎょうはんく


一行半句 いちぎょうはんく
わずかなことば。
「一行」は、文章の一つの行で、ひとくだりのことを意味する。
話したことについてではなく、書いたことについてのみ使われる。




一芸一能 いちげいいちのう


一芸一能 いちげいいちのう
一つのすばらしい芸能。
才能や技芸において、とくに一つ長じていること。
「一芸」は、一つの技芸。
「一能」は、一つの技能。




一言居士 いちげんこじ


一言居士 いちげんこじ    
何事につけ、必ず何か意見を言わないと気のすまない人。
他人に言い尽くされ付け加える内容がなくても、
とにかくひとこと言いたがる人の事。
「居士」は男性で、官には仕えないが学徳の高い人の事と、
こじる(意義を唱える)をもじって揶揄(やゆ)して使われる。
「一言」は「いちごん」とも読む。





一言半句 いちげんはんく


一言半句 いちげんはんく  
ほんの少しの言葉。わずかで短いことば。
多くは打ち消しの語を伴って用いられる。
「一言」は、ひとことをさし、
「半句」は、少しの言葉の意。
「一言」は「いちごん」とも読む。





一言之信 いちげんのしん


一言之信 いちげんのしん
一言でも言ったことは必ず守ること。
「一言」は、一つのことば、一句のこと。
たった一言でも、いったん口に出したからには、
最後まで固く守り通すことをいう。
「信」は、もともとそうした言行の一致していること、
言うことに偽りがあってはならないの意。





一期一会 いちごいちえ


一期一会 いちごいちえ  
生涯にただ一度の出会いをいう。
「一期」は、生まれてから死ぬまで、一生の意。
「一会」は、一度の集まり、または出会いの意。
茶道の心得から出た言葉で、茶会にのぞむ時は、
その機会は一生に一度であると思って、
主客とも互いに誠意を尽くしなさいと教えている。





一言一句 いちごんいっく


一言一句 いちごんいっく
一つ一つのことばのこと。
「一言」は、ひとことをさし、短いことば。
「一句」は、ことばのひとくぎり。
「一言」は、「いちげん」とも読む。



一字千金 いちじせんきん


一字千金 いちじせんきん  
立派な筆跡や文章を誉めて言う言葉。
一字だけでも千金に値するという意から。

秦の呂不韋(りょふい)が『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』を
書き終えたとき、都の城門にその書を置き、
一字でも添削(てんさく)できた者には千金を与えようといった、
しかし誰一人もはたせなかったという故事から。
最高の仕上がりの文章のこと。





一日千秋 いちじつせんしゅう


一日千秋 いちじつせんしゅう  
切実に恋に慕う気持ちや、人や物事を待ち遠しく思うさまのこと。
待ちこがれる気持ちの切なるさまを言う。
「千秋」は千年の意で、たった一日が千年の長さにも感じられる事。
「一日」は「いちにち」とも読む。





一日之長 いちじつのちょう


一日之長 いちじつのちょう
他人より経験や知識・技能などが少し優れていること。
人より少し年長であること。
孔子が弟子たちに、「私がお前達より多少年が上だからといって、
私に遠慮しなくてもよい」と言った故事から。
(転じて)
年の功で経験や知識・技能などが勝(まさ)っていることを指す。
自分の経験・能力・技能などを謙遜(けんそん)していうことば。



一字褒貶 いちじほうへん


一字褒貶 いちじほうへん
一字の使い分けで、人をほめたり、けなしたりすること。
古代の歴史書「春秋(しゅんじゅう)」は、たった一字の中に
深い意図が込められていて、その使い分けによって、
是非判断を厳しく示している。
その「褒(ほめること)」「貶(おとしめ、けなすこと)」を、
一字で使い分けて、識者には明白にわかるように記すことをいう。




一汁一菜 いちじゅういっさい


一汁一菜 いちじゅういっさい  
質素な食事のこと。
飯のほかに汁一品、おかず一品だけの簡素な食事。
「汁」はしるもの「菜」はおかずの意。
つつましやかな生活のたとえ。




一樹之陰 いちじゅのかげ


一樹之陰 いちじゅのかげ
見知らぬ者同士が同じ木陰で休むことなど、この世のあらゆる
関わりは前世からの因縁によるものであるということ。
本来は、「一樹の陰一河(いちが)の流れも他生(たしょう)の縁」に
由来することば。
同じ木陰に宿り、同じ川の水をくむのも、みな前世からの浅からぬ
因縁であるから、おろそかに思ってはいけないの意。




一諾千金 いちだくせんきん


一諾千金 いちだくせんきん   
男が一度承諾したことには千金にも代えがたい価値があるということ。
約束したら必ず守らなければならないことのたとえに用いる。
「季布(きふ)一諾」から出た言葉。

楚(そ)の名将・季布は、いったん約束したことは
命をかけて実行したため、
「黄金百斤(おうごんひゃっきん)よりも季布の一諾のほうがまし」と
人々から絶大な信用を得た。





一念通天 いちねんつうてん


一念通天 いちねんつうてん
強い信念をもって一心に努力を続けていれば、必ず成し遂げられる
ということ。
「一念」は、ある一つのことをひたすら思い続けること。
固い決意で物事に専心し、たゆまず努力を続けていけば、
その誠意が必ずや天に通じて、いかなる事でも達成することができるという意。




一年之計 いちねんのけい


一年之計 いちねんのけい
物事の計画を立てること。
「計」は、はかりごと、計画のこと。
「一年の計は元旦にあり」ということわざより、
一年間の計画は元旦に立てるべきであるという意。
(転じて)
物事は最初が大切で、まず始めにしっかりした
計画を立てることが必要であるということ。

元は、中国の書「月令広義」に「一日之計在晨、一年之計在春、
一生之計在勤、一家之計在身」とあり、
訓読すると「一日の計は朝にあり、一年の計は春にあり、
一生の計は勤めにあり、一家の計は身にあり」となる。
日本で「春」は年頭のことを意味するので、
「一年の計は元旦にあり」と言うようになった。





一念発起 いちねんほっき


一念発起 いちねんほっき  
あることを成し遂げようと決意する事。
悟りを開こうと固く決心すること。
もとは仏教語で「一念発起菩提心/いちねんほっきぼだいしん」の略。
いままでの心を悔い改めて、悟りを開こうと決心する事。




一暴十寒 いちばくじっかん


一暴十寒 いちばくじっかん 
何事も継続して努力しなければ、仕事や学問の成果は
あがらないという事のたとえ。
一日あたためて十日冷やすともいい、せっかく暖めても、
それ以上の時間冷やしたのではなにもならないという意から。





一罰百戒 いちばつひゃっかい


一罰百戒 いちばつひゃっかい  
罪を犯した一人の悪人を重く罰することで、
他の人々が同じ罪を犯さないように戒めること。





一病息災 いちびょうそくさい


一病息災 いちびょうそくさい  
何か一つでも持病があると、常に自分の健康に気を配り、
無理をしないので、かえって長生きをするという事。
「息災」は何事もなく無事な事。
仏教語では、災害や病気などを除くこと。





一部始終 いちぶしじゅう


一部始終 いちぶしじゅう  
事の始めから終わりまで。
こまごまとした事情のすべて。
顛末(てんまつ)。
書物の始めから終わりまで。
「一部」は書籍などの一冊、または一揃え全巻の意。





一望千里 いちぼうせんり


一望千里 いちぼうせんり   
見晴らしがよく広広として眺めがいいこと。
野原などが広がり、ひと目で千里の遠くまで見渡せるという意から。





一木一草 いちぼくいっそう


一木一草 いちぼくいっそう
一本の木や一本の草まですべての意から、
そこにあるものすべてのこと。
また、そこにあるたった一本の木、一本の草というような、
ほんのわずかなもののたとえ。





一網打尽 いちもうだじん


一網打尽 いちもうだじん    
網を一度打つことで、そこにいる魚をすべて捕らえ尽くしてしまうこと。
(転じて)
敵対する一味の者や悪党や悪人などを、一挙に残らず捕らえ尽くしてしまうこと。





一目十行 いちもくじゅうぎょう


一目十行 いちもくじゅうぎょう
読む力がすぐれていて、非常な速さで本を読むこと。
本を読むときに目を一度上下させるだけで、
十行分を読み取ることができる能力をいう。
また、その人物の才気が優れているたとえにも使われる。





一目瞭然 いちもくりょうぜん


一目瞭然 いちもくりょうぜん  
ひと目見ただけで全体がはっきりわかる事。
「一目」は一見と同じでチラッと見る事、
「瞭然」は物事の明らかなさまの意。





一問一答 いちもんいっとう


一問一答 いちもんいっとう
一つの質問に対して一つの答えをすること。
質疑応答のときに、対談形式で一つの問いに、
一つずつ答えていくやりかたのこと。
質問と解答を繰り返すこと。





一葉知秋 いちようちしゅう


一葉知秋 いちようちしゅう
木の葉が一枚落ちることで、秋の来る気配を察するように、
些細な兆しから、大きな動きや後の凋落を予測することのたとえ。
「一葉」は一枚の葉、一枚の葉が落ちること。
「知秋」は秋の訪れに気づくこと。
僅かな兆しや現象から、事の大勢や本質、また、物事の衰亡を
察知することの意。
「一葉落ちて天下の秋を知る」の略。





一陽来復 いちようらいふく


一陽来復 いちようらいふく  
寒い冬が去り、暖かい春が訪れること。
新年が来ること。
悪い事が続いたあと、ようやく良い方向に向かい始める事。
「一陽」は初めて生じた陽の気のこと、
「来復」は一度去ったものが再びもどることの意。
もともとは陰暦十一月、もしくは冬至をいう。
易(えき)では、陰暦の十月は陰気で満たされる冷たい月であり、
十一月の冬至になると陽気が再び回復してくるという。





一利一害 いちりいちがい


一利一害 いちりいちがい
利益もあるが、害もあること。
良いことがあれば、その一方で悪いことがあること。
何事も利の反面には害があること。




一粒万倍 いちりゅうまんばい


一粒万倍 いちりゅうまんばい 
一粒の種子から万倍もの収穫をあげること。
小さなことから大きな結果を生むことのたとえ。
(転じて)
わずかな善根から多くの報いを得るという意。
または、わずかだからといって粗末にはできないという意。





一蓮托生 いちれんたくしょう


一蓮托生 いちれんたくしょう  
仲間と物事の善意にかかわらず、行動や運命を共にすること。
夫婦や親子などが死後までも変わらない愛情を持ち合うこと。
もとは仏教で、死後、極楽浄土の同じ蓮華の上で生まれる事。
「一蓮」は同じ蓮の花、
「托生」は生をゆだねるの意で、「託生」とも書く。





一路平安 いちろへいあん


一路平安 いちろへいあん    
旅立つ人を見送る時に言う言葉で、お気をつけてとか、
道中ご無事でありますように、といった意味。
「平安」は無事で穏やかの意。
旅立つ人の一路(みちすじ)が平安(無事)であることを祈っていう。





一攫千金 いっかくせんきん


一攫千金 いっかくせんきん   
大金を一度にたやすく手に入れる事。
一つの仕事で巨額の利益を得ること。
「一攫」は、ひとつかみの意で、
「千金」は、莫大な量の黄金。
現在では「一攫」を「一獲」とも書く。
  




一家団欒 いっかだんらん


一家団欒 いっかだんらん   
家族みんなが集まって、食事や談話などを楽しむ事。
「団欒」は、集まって車座に座る事。






一竿風月 いっかんふうげつ


一竿風月 いっかんふうげつ   
悠々自適の生活。
一本の釣りざおを友として、俗事を忘れ自然の風物を楽しむこと。
「一竿」は一本の釣りざおの意、
「風月」は風流な生活の象徴。




一喜一憂 いっきいちゆう


一喜一憂 いっきいちゆう  
状況の細かな変化に気をとられ、様相がかわるたびに、
喜んだり心配したりすること。
状況の変化に感情がふりまわされること。





一気呵成 いっきかせい


一気呵成 いっきかせい     
ひと息に文章などを書き上げてしまうこと。
休まず一気に仕事や物事を成し遂げ完成させる事。
「一気」は、ひと息、
「呵」は、息を吐く音、
「成」は、できあがるの意。





一騎当千 いっきとうせん


一騎当千 いっきとうせん
一人の騎馬武者で千人もの敵を相手に戦えるほど強い事。
非常に高い能力がある人の事。
「一騎」とは馬に乗った一人の将兵、
「当千」とは千人に相当するの意。




一簣之功 いっきのこう


一簣之功 いっきのこう
仕事を完成させる直前の最後の努力のこと。
「簣」は、縄または藁蓆(わらむしろ)を網状に編んだ「もっこ」のことで、
吊り綱に棒を通し前後二人で担ぎ、農作業や土木工事などで土や砂を運搬することに使用される道具。
「一簣」は、一つのもっこ。(転じて)わずかな量のこと。
もっこ一杯の土の仕事のことで、山をつくるのには、
最後のもっこ一杯の土がたりなくても完成したとはいえないことから、
最後の骨折り、残りわずかのひとふんばりのこと。
完成直前の努力を惜しんだ
「九仭の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」に
由来することば。





一虚一実 いっきょいちじつ


一虚一実 いっきょいちじつ  
虚になったり実になったり
(一定の形を保たずに消えたり現れたり)して、
変化の予測しにくいこと。
「虚」はむなしい、
「実」はみちるの意。
あるいはむなしく、あるいは満ちるの意。





一挙一動 いっきょいちどう


一挙一動 いっきょいちどう   
一つ一つの動作。細かい動作やふるまいのこと。
「挙」は手を上げること、
「動」は足や体を動かすこと、
「一挙」も「一動」も一つの動作の意。
他人から行動が注視または監視されてる場合に用いられる。





一挙三反 いっきょさんはん


一挙三反 いっきょさんはん
頭の回転が速いこと。
ある一つのものを取り上げて教えれば、それによって他の多くの事を類推して理解するように、積極的に自分で考え求めること。
孔子が、教える価値がある人について、
「四すみのうち、一つのすみを示せば(一挙)、
あとの三つを答える(三反)ような人には、繰り返して教えてもよい」
と言った故事から。
学ぼうとする意欲が旺盛なたとえにもいう。





一挙両得 いっきょりょうとく


一挙両得 いっきょりょうとく  
一つの仕事をするだけで二つの利益を収めること。
一度に二つの利益を得ること。
「一挙」は、たった一度の動作または一回の行動、
「両得」は、二つの利を得るという意。 
 



一口両舌 いっこうりょうぜつ


一口両舌 いっこうりょうぜつ
二枚舌を使うこと。
前に言ったことと、後に言ったことの内容が食い違っていること。
一つの口に二枚の舌がある意から、
同じ人の口から違った二つのことばが出てくるという矛盾のたとえ。
また、二人の人に対して違ったことを言い、両者を争わせること。
「一口」は、一つの口、同じ人の口。
「両舌」は、一つの事について違う二つの事を言うこと。
仏教では、十悪の一つに数えられている。




一国一城 いっこくいちじょう


一国一城 いっこくいちじょう  
一つの国、一つの城。
または一つの国を領し、一つの城を所有すること。
(転じて)
他からの指図や干渉を受けずに独立していること。





一刻千金 いっこくせんきん


一刻千金 いっこくせんきん   
わずかな時間が千金に値するほど大変貴重であるということ。
楽しい時間や、大切な時間が過ぎていくのを惜しむ気持ちをいう。
「一刻」は昔の時間の単位で、ほんのわずかな時間、
きわめて短い時間の意。

北宋の詩人蘇軾(そしょく)が「春夜」の詩に「春宵一刻値千金」
(しゅんしょういっこくあたいせんきん/春の夜は一刻が千金にも
値するほど素晴らしいの意)と詠んだところから出た言葉。





一切合切 いっさいがっさい


一切合切 いっさいがっさい  
何も残さずすべて。何もかも。
残らずみな。全部。
「一切」も「合切」も、ともにすべてという意で、
重ねて意味を強めたもの。
「一切合財」とも書く。





一切衆生 いっさいしゅじょう


一切衆生 いっさいしゅじょう  
仏教で、この世に生を受けて存在する全ての生き物。
生きとし生けるもの。
とくに人間のことをいう





一子相伝 いっしそうでん


一子相伝 いっしそうでん   
学問や技芸などの奥義を我が子の一人にだけ、
口伝(くでん)や体得で伝えて他の物には秘密にする事。
「一子」は一人の子供、
「相伝」は代々伝えていくの意。





一視同仁 いっしどうじん


一視同仁 いっしどうじん   
敵味方の区別や身分や国籍などで相手の人を差別する事無く、
すべての人を平等に愛する事。
「一視」は一目見ること、
「同仁」は同じ様に愛を施すの意。





一紙半銭 いっしはんせん


一紙半銭 いっしはんせん    
紙一枚と銭(ぜに)五厘(ごりん)のように、
ごくわずかなもののたとえ。
寺や僧侶への寄付の額がごくわずかなことから。
  




一死報国 いっしほうこく


一死報国 いっしほうこく
一命を捨てて国のために尽くすこと。
わが身を顧(かえり)みずに、国家のために働くこと。
「一死」は、一命をなくすこと。
「報国」は、国恩に報いるために尽くすこと。





一瀉千里 いっしゃせんり


一瀉千里 いっしゃせんり  
物事が速やかにはかどり進む事。物事の進行が速いこと。
文章や弁舌がすらすらとよどみのない事。
川の水が一度勢いよく流れ出すと、一気に千里も流れるという意から。
「瀉」は流れ出る、そそぐの意。





一宿一飯 いっしゅくいっぱん


一宿一飯 いっしゅくいっぱん 
一晩泊めてもらったり一度の食事を振舞って
もらったりして世話になる事。
昔の博徒(ばくと/やくざのこと)世界での仁義では、
生涯忘れてはならない恩義とされた。





一生懸命 いっしょうけんめい


一生懸命 いっしょうけんめい 
命がけでものごとにあたること。全力で努力すること。
一所懸命から変化した言葉。





一唱三嘆 いっしょうさんたん


一唱三嘆 いっしょうさんたん  
詩文を読んでその素晴らしさを何度もほめること。
詩文のすぐれていることのたとえ。
一人が歌うと三人がこれに和して唱えるという意から。





一触即発 いっしょくそくはつ


一触即発 いっしょくそくはつ  
ちょっと触れただけですぐ爆発しそうな状態の事。
(転じて)
大事件に発展しそうな緊迫した状態をいう。
小さなきっかけで、すぐにでも重大な事態が発生しそうな
危機に直面しているさま。





一所懸命 いっしょけんめい


一所懸命 いっしょけんめい 
本気になって必死でやる。
主君から賜った領地を命がけで守る事
(転じて)
命がけでものごとにあたること。




一進一退 いっしんいったい


一進一退 いっしんいったい  
進んだり退いたりすること。
状態や状況などがよくなったり悪くなったりすること。
  




一心同体 いっしんどうたい


一心同体 いっしんどうたい  
複数の人間が同じ考えで、まるで一人の人間のように
同じ行動する事。
「一心」は心を一つに合せる、
「同体」は一体になると言う意。
強い結びつきや絆の例え。
愛し合い助け合う理想的な夫婦に多く用いる。




一心不乱 いっしんふらん


一心不乱 いっしんふらん 
一つの事に集中して他のことに心を乱されない事。
必死にものごとに取り組むようすをいう。
「一心」は一つの事に専念すること。
「不乱」は雑念で心を乱されない事。





一炊之夢 いっすいのゆめ


一炊之夢 いっすいのゆめ 
人の世の栄枯盛衰(えいこせいすい)などは、はかなく
むなしいというたとえ。
「一炊」は、黄梁(こうりょう/あわの事)が炊けるまでの
ほんの僅かの時間。

中国の唐の時代、趙(ちょう)の都 邯鄲(かんたん)にきた青年
盧生(ろせい)は、仙人から栄華が思いのままになるという枕を借りて
眠ったところ、出世をし栄華をきわめる夢をみたが、ふと目覚めると、
炊きかけの黄梁が、まだ煮えていないほどの短い間であった。
人生は一場の夢のようにはかなく、栄達や栄華のむなしさを悟った
という故事から。
「邯鄲之夢(かんたんのゆめ)」ともいう。




一寸光陰 いっすんこういん


一寸光陰 いっすんこういん
非常にわずかな時間のこと。
「一寸」は、ごく短いこと、ほんのわずかの意。
「光陰」は、「光」は昼「陰」は夜の意で、時間や月日のこと。
「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」の略で、
ほんのわずかな時間も無駄にしてはいけないという戒めのことば。




一寸之虫 いっすんのむし


一寸之虫 いっすんのむし
小さくとも、考えがしっかりしていること。
「一寸」は、約3センチメートルで、わずかな大きさのたとえ。
「一寸の虫にも五分の魂(いっすんのむしにもごぶのたましい)」
の略で、体長わずか一寸の虫でさえ、
その半分にあたる五分の魂があるという意から、
小さな者や弱い者・貧しい者でも、
それ相当の意地や根性はもっているから、
決してあなどってはならないということ。
弱者をあなどることへの戒めや、自分の意地を示すときなどに使う。



一世一代 いっせいいちだい


一世一代 いっせいいちだい  
一生のうちただ一度の事。
本来は歌舞伎俳優や能役者が、引退前に得意の芸を演じる事。




一世之雄 いっせいのゆう


一世之雄 いっせいのゆう
その時代を代表する最も優れた人物や英雄のこと。
天下一の豪傑。
「一世」は、その時代、「雄」は、英雄のこと。




一世風靡 いっせいふうび


一世風靡 いっせいふうび 
その時代の人々をなびかせたり、従わせてたりする事。
又流行する事。
「一世」は、その時代、
「風靡」は、風が草木をなびかせるように、
人々をなびかせ従わせるの意。




一石二鳥 いっせきにちょう


一石二鳥 いっせきにちょう   
一つの行為で、同時に二つの利益を得る、または目的を果たすこと。
一つの石を投げて二羽の鳥を同時に打ち落とすという意の
英語のことわざ「To kill two birds wits one stone」の和訳から。




一殺多生 いっせつたしょう


一殺多生 いっせつたしょう   
成功や大きな利益の為に小さな害を犯すこと。
多くの人の命を助けるために一人を犠牲にして殺すことから。
仏教では殺生(せっしょう)を禁じられているが、
多くの人を救うためには一人の生命を奪う事もやむをえない
とする大乗的な考え方。
「いっさつたしょう」とも読む。




一旦緩急 いったんかんきゅう


一旦緩急 いったんかんきゅう  
ひとたび緊急時になった場合。いざというとき。
「一旦」は、ひとたび、「緩急」は差し迫った危険な状態。危急の意。
国家的規模の大事件発生を仮定していうときにつかう。
「一旦緩急の事態になれば・・・」というように用いる。




一致団結 いっちだんけつ


一致団結 いっちだんけつ
多数の人々が心を一つに合わせること。
一つの目的のために多くの人々が心を合わせて事を行うこと。
「団結」は、心を同じくする人々が、
目的達成のために集団を結成すること。
また、その結びつきの力のこと。




一知半解 いっちはんかい


一知半解 いっちはんかい  
物事を十分に理解しておらず、なまかじりであること。
中途半端に理解して、知識が自分のものになっていないこと。
一つの知識も実はその半分も理解していないことから。
知識が浅薄(せんぱく)なことの例え。




一張一弛 いっちょういっし


一張一弛 いっちょういっし  
弦を強く張ったり、ゆるめたりすること。
(転じて)
人に厳しく接したり、やさしく接したりすること。
苦労させたり、楽をさせたりすること。
また、勢いが盛んになったり衰えたりすること。
「帳」は弓の弦を張ること、
「弛」は弓の弦をはずすことの意で、
弓の弦の張りぐあいにもとづく語。
時には厳格に時には寛大に程よく人に接するべきであるという
政治家・上司・教育者の心得。
また現在では、相場が小さな変動を繰り返す場合にも
使われることがある。
「一弛一張」(いっしいっちょう)ともいう。




一朝一夕 いっちょういっせき


一朝一夕 いっちょういっせき  
一日か一晩ほどのわずかな日時。
きわめて短い期間や日時のたとえ。
多くは打ち消しの語を伴って用いられる。




一長一短 いっちょういったん


一長一短 いっちょういったん  
長所もあるが短所もある。
よい所もあるが、悪いところもあるという事。
物事が完全でないときに使う。
「一」は、あるいはの意で、長かったり短かったりすること。




一擲千金 いってきせんきん


一擲千金 いってきせんきん
一度に非常に多くのお金を、惜しげもなく使うこと。
また、思い切って大胆な事を実行することのたとえ。
「擲」は、投げうつ。投げ出すこと。
「一擲」は、さいころを投げて勝負すること。
「千金」は、千両・多額の金銭。
さいころに賭けるところから、大仕事や勝負に運命を賭ける意。
豪快な振る舞いや気前のいいたとえにもいう。




一点一画 いってんいっかく


一点一画 いってんいっかく
漢字の一つの点、一つの画のこと。
点や画など細かいところの一つ一つに気を配り、
丁寧に文字を書くことをいう。
ごくわずかのことをゆるがせにしないことにもいう。
「画」は、筆画(ひっかく)のこと。




一天万乗 いってんばんじょう


一天万乗 いってんばんじょう
天子、天皇のこと。
「一天」は天下のすべての意。
「乗」は、中国古代の兵車のこと。
「万乗」は兵車一万台の意。
中国周の時代の制度では、戦時に一乗の兵車には百人の兵がつく。
その兵車を一万乗も出すほどの大きな軍勢と領地をもつ者の意味で、天子の位をさす。
「一天万乗の君」「一天万乗の天子」の略。




一刀三礼 いっとうさんらい


一刀三礼 いっとうさんらい
仏像を彫刻する態度が敬虔(けいけん)であること。
仏像を彫刻するとき一刻みするごとに、
信仰の心をこめて三度礼拝すること。
転じて、慎重で敬虔な仕事姿勢をさす。
「一刀」は、ひとたび刀を入れる、
「三礼」は、三度礼拝する意。
写経では「一字三礼」、仏画では「一筆三礼」という。




一刀両断 いっとうりょうだん


一刀両断 いっとうりょうだん  
一振りで真っ二つに切ってしまう事
(転じて)
情実などにとらわれず決断が速く鮮やかに事を処理する事。
断固たる態度で物事を処理する事。




一得一失 いっとくいっしつ


一得一失 いっとくいっしつ   
一つの利益があれば、その一方で損失もあるということ。
よいこともあれば悪い事もあるということ。




一敗塗地 いっぱいとち


一敗塗地 いっぱいとち
二度と立ち上がることができないほど大敗すること。
完敗して再起不能の状態になることの形容。
また、失敗して収拾がつかなくなること。
「塗地」は、戦場で敵に惨殺された死者の内臓が、
地面に散乱して泥まみれになること。
「一敗地に塗(まみ)れる」とも読む。




一髪千鈞 いっぱつせんきん


一髪千鈞 いっぱつせんきん
一本の髪の毛で千鈞の重さのものを引っ張ることで、
いつ切れてもおかしくない、危うい状態のことから、
きわめて危険なことをするたとえ。
「鈞」は、周の時代の重さの単位で、
一鈞は30斤。一斤は約600グラム。
「千鈞」は、非常に重いもののたとえ。
「一髪千鈞を引く」ともいう。




一発必中 いっぱつひっちゅう


一発必中 いっぱつひっちゅう  
矢一本弾丸一発だけで命中させてしまう事。
(転じて)
一度だけの試みでそれを成功させてしまう事。
「中」はあたるの意。




一飯之報 いっぱんのむくい


一飯之報 いっぱんのむくい
わずかの恩にも報いること。
ほんのわずかな恩恵に対しても感謝と礼を忘れないこと。
中国春秋時代、晋の霊輒(れいちょう)が貧しく餓えていた時に、
趙盾(ちょうとん)から食事を施された。
その後、趙盾が暗殺の危機にさらされると、
霊輒は身を挺して彼を救ったという故事から。




一筆啓上 いっぴつけいじょう


一筆啓上 いっぴつけいじょう  
男性が手紙の冒頭に用いる挨拶の言葉。
「一筆」は短い文章、「啓上」は申し上げるの意。
簡潔で要を得た手紙として、徳川家康の家臣・本田重次が妻に与えた
「一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ」は有名。




一顰一笑 いっぴんいっしょう


一顰一笑 いっぴんいっしょう
顔に表れるわずかな表情の変化のこと。
感情が顔にでること。
少し顔をしかめたり、ちょっと笑ったりする意で、顔色のこと。
「顰」は、眉に皺を寄せて顔をしかめる意。




一片氷心 いっぺんのひょうしん


一片氷心 いっぺんのひょうしん
清らかに澄んだ美しい心のこと。
汚れなく清らかな品行のたとえ。
「一片」は、ひとかけら。
「氷心」は、氷のように透明な心のこと。
薄いひとかけらの氷のように、
心が澄みきって汚れのないきわめて清らかな様子。



出一頭地 いっとうちをいだす


出一頭地 いっとうちをいだす
(一頭地を出だす)

他の人より頭一つだけ抜け出している意味から。
まわりの人よりひときわ優れていること。
多くの人よりも一歩抜き出ていることの意。
学問・技芸などが多くの中で一段と傑出していること。
「一頭地」は頭一つだけの高さ・差の意。
「一頭地を抜く」(いっとうちをぬく)ともいう。




一以貫之 いつもってこれをつらぬく


一以貫之 いつもってこれをつらぬく
一貫した生き方のこと。
ただ一つだけのことを貫き守って生きることをいう。
「論語」で、孔子が「吾が道は、一以(いつも)って之(これ)を貫く」
と言った故事から。
また、一筋に道を求めるという意味や、
多岐に心が散漫になっては何も得られない、
物事を行う時は一つの事に専念するべきである
という警句としてもいう。




盈盈一水 えいえいいっすい


盈盈一水 えいえいいっすい
愛する人に会えない苦しさをいう。
「盈盈」は、水が満ち溢れるさま。
「一水」は、一筋の川。
牽牛(ひこ星)と織女(おり姫)が、
天の川に隔てられて会えないという伝説に基づく、
「盈盈たる一水の間、脈脈として語るを得ず」より。
恋した女性が愛する人と、水の満ち満ちた川に隔てられ、
言葉すら交わせず、見つめ合うことしかできない悲しみを表す。




開口一番 かいこういちばん


開口一番 かいこういちばん  
話し始める最初のことば。
口を開くと同時に言うこと。
開口とはものを言い始める事の意。
「かいこ」とも読む。
口を開くやいなやのさま。




鎧袖一触 がいしゅういっしよく


鎧袖一触 がいしゅういっしよく 
簡単に相手を打ち負かす事。
楽勝。
鎧袖はよろいの袖(そで)、一触はひとふり。
正面から立ち合うまでもなくよろいの袖を一振りして、
それに触れただけであっという間に
簡単に相手をやっつけてしまうという意。




危機一髪 ききいっぱつ


危機一髪 ききいっぱつ     
髪の毛一本ほどの違いで、危険が迫っているという状態。
非常に危ない瀬戸際をいう。
「危機」は、あぶない状態、
「一髪」は、一本の髪の毛の意。
一本の髪の毛で重いものを引いて、
今にも切れてしまいそうな状態から出たことば。




九死一生 きゅうしいっしょう


九死一生 きゅうしいっしょう  
十の内、死が九分、生が一分の状況で、絶望的な状態のこと。
また、ほとんど助かる見込みのない状態から、
かろうじて命拾いをすること。
「九死」は、ほとんど死を避けがたい危険な場合の意で、
そこから奇跡的に助かった場合には、
「九死に一生を得た」という形で用いる。




【PR】