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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 困難 苦境 忍耐に関する四字熟語



悪戦苦闘 あくせんくとう


悪戦苦闘 あくせんくとう  
かなり不利な状況の中で苦しい戦いをすること。
必死で困難に打ち勝とうと努力すること。
「悪戦」も「苦闘」も、ともに苦しみ戦うの意で、
重ねて意味を強めたもの。



暗中模索 あんちゅうもさく


暗中模索 あんちゅうもさく 
暗闇の中を手探りで物を探し求める事。
はっきりした手がかりや方法がないまま、
あてもなくいろいろやってみる事。



一念通天 いちねんつうてん


一念通天 いちねんつうてん
強い信念をもって一心に努力を続けていれば、
必ず成し遂げられるということ。
「一念」は、ある一つのことをひたすら思い続けること。
固い決意で物事に専心し、たゆまず努力を続けていけば、
その誠意が必ずや天に通じて、
いかなる事でも達成することができるという意。





一生懸命 いっしょうけんめい


一生懸命 いっしょうけんめい 
命がけでものごとにあたること。
全力で努力すること。
「一所懸命」から変化した言葉。



一所懸命 いっしょけんめい


一所懸命 いっしょけんめい  
本気になって必死でやる。
主君から賜った領地を命がけで守る事。
(転じて)
命がけでものごとにあたること。



一心不乱 いっしんふらん


一心不乱 いっしんふらん  
一つの事に集中して他のことに心を乱されない事。
必死にものごとに取り組むようすをいう。
「一心」は一つの事に専念すること。
「不乱」は雑念で心を乱されない事。



隠忍自重 いんにんじちょう


隠忍自重 いんにんじちょう 
ひたすら我慢して軽はずみな行動はつつしむ事。
「隠忍」は、じっと耐え忍ぶ、
「自重」は、自分を大切にすることで、
ここでは自分の行動をつつしむ事の意。



怨憎会苦 おんぞうえく


怨憎会苦 おんぞうえく   
怨み憎む人と会わなければならない苦しみ。
仏教でいう八苦のひとつ。
八苦は生、老、病、死、これに愛別離苦(あいべつりく)、
怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、
五蘊盛苦(ごうんじょうく)のことをいう。



会稽之恥 かいけいのはじ


会稽之恥 かいけいのはじ 
敗戦の屈辱。
他人から受けた忘れられない恥辱。

中国の春秋時代、越(えつ)の王・勾践(こうせん)は、
呉(ご)の王・夫差(ふさ)に会稽山(かいけいざん)で敗れた。
そのとき受けたさまざまな恥辱を忘れず、
非常な苦心の末に夫差を破って名誉を回復したという故事から。
「会稽の恥を雪(すす)ぐ」とは、その恨みをはらすことをいう。




臥薪嘗胆 がしんしょうたん


臥薪嘗胆 がしんしょうたん 
復讐の志を抱き敵を打つ為、
あるいは目的を果たす為に長い間苦労を重ねる事。
又は、将来の成功を期して長い間辛抱強く努力する事。
「臥薪」は薪(たきぎ)の上で寝ること。
「嘗胆」は苦い胆をなめること。

中国の春秋時代、呉(ご)と越(えつ)の間には戦争が絶えなかった。
越の王・勾践(こうせん)に父を討たれた呉の王・夫差(ふさ)は、
毎夜薪の上で寝て、その痛みで復讐心を奮い立たせた。
そして三年後、ついに会稽山(かいけいざん)にて父の敵を討った。
一方、戦に惨敗した勾践は、命は助かったが夫差の臣下(しんか)になり、妻を召使に差し出すという屈辱を受けた。
馬小屋の番人にされるなどの苦労の後、越へ帰国した勾践は、寝室に苦い胆を掛けておき、これをなめることで敗戦の屈辱(会稽之恥)を思い出させた。
そして苦心の末、二十二年後に呉を滅ぼしたという故事から。




韓信匍匐 かんしんほふく


韓信匍匐 かんしんほふく  
大きな目的を持った者は、目の前の恥など
耐え忍んで争ったりしないというたとえ。
「匍匐」は、はらばうの意。
町で無頼漢にはらばいになって股をくぐらされた韓信が
これに耐えてその後大人物になったという故事から。



艱難辛苦 かんなんしんく


艱難辛苦 かんなんしんく  
困難にあって苦しみ悩む事。
大変な苦労や堪えがたい苦労をすること。
「艱難」も「辛苦」も、ともにくるしみ悩むの意。



緊褌一番 きんこんいちばん


緊褌一番 きんこんいちばん 
心を十分引き締めて、ものごとに取り組む事。
「緊褌」は、ふんどしを強く引き締め直す事で、
「一番」は、大事なときの行動の意。



苦心惨憺 くしんさんたん


苦心惨憺 くしんさんたん  
非常な苦労をすること。
目的や目標に向かって事を成し遂げるために、
心を痛めて苦労を重ね、あれこれ工夫すること。
「苦心」は、心を砕き苦労をすることで、
「惨憺」は、あれこれと心を悩ます事の意。



捲土重来 けんどちょうらい


捲土重来 けんどちょうらい 
一度負けて退いた者が勢力を盛り返し、
再び猛烈に攻め寄せてくること。
または、一度失敗した者が、ものすごい意気込みでやり直すこと。
「捲土」は土煙を巻き上げるさまで、それほど激しい勢いのこと。
「重来」は再びやってくること。
「けんどじゅうらい」とも読む。




堅忍不抜 けんにんふばつ


堅忍不抜 けんにんふばつ  
我慢強くどんな困難にも屈せず耐え忍び、
誘惑にも心を動かさず頑張る事。
「堅忍」は我慢強い事、
「不抜」は意志が強くものに動じないの意。



孤軍奮闘 こぐんふんとう


孤軍奮闘 こぐんふんとう  
援軍がなく、少数の軍勢で懸命によく戦うこと。
または、だれひとり援助する者もなく、独りで一生懸命努力する事。
独りで大きな仕事をするときに用いられる。
「孤軍」は味方から孤立した軍勢の意。



三面六臂 さんめんろっぴ


三面六臂 さんめんろっぴ  
一人で何人分もの働きをすることや、
多方面に活躍したりすることのたとえ。
また、何にでも手を出し、狡猾(こうかつ)に動き回る人のことを
悪い意味で例えて用いることもある。
本来は、三つの顔と六本の腕を備えた仏像のこと。



四苦八苦 しくはっく


四苦八苦 しくはっく   
この世に存在するさまざまな苦しみ。
非常に苦労する事。
もとは仏教語で、人間を悩ませる大きな苦しみの根本原因を、
生(しょう)、老、病、死を四苦といい、
これに愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、
求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)の
四苦を加えて八苦という。



試行錯誤 しこうさくご


試行錯誤 しこうさくご  
困難な課題を成し遂げるため、何度も試み失敗を重ねながら
目的に迫っていく事。
試みと失敗を繰り返して、解決策を見出していく事。
「試行」は試みに行うこと、「錯誤」は間違いの意。


獅子奮迅 ししふんじん


獅子奮迅 ししふんじん 
激しい勢いで物事に取り組み全力を尽くす事。
人の勢いの盛んな例え。
百獣の王ライオンが猛り狂う意から。
「奮迅」は勢い激しく奮い立つの意。



七転八倒 しちてんばっとう


七転八倒 しちてんばっとう 
激しい痛みや苦痛に転げまわって、もがき苦しむこと。
のたうち回り、何度も起きては倒れるさま。
「しってんばっとう」「しちてんはっとう」とも読む。



七難八苦 しちなんはっく


七難八苦 しちなんはっく  
さまざまな苦難や災難。
もとは仏教語で、人間が受ける七種類の災難と八つの苦しみ。
「七難」は、流行病・外国の侵略・内乱・風水害・火災・霜害・日月食
などのこと。
「八苦」は生、老、病、死、これに愛別離苦(あいべつりく)、
怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、
五蘊盛苦(ごうんじょうく)のことをいう。



死中求活 しちゅうきゅうかつ


死中求活 しちゅうきゅうかつ 
死ぬほどの絶望的な状況にあっても、
全力を尽くして活路を見出そうとすること。
死を待つよりほかにないような、
絶望的な状態であっても、なお生きる道を捜し求めること。
または、難局を打開するために、
あえて危険な状況や困難に飛び込んでいくこと。


櫛風沐雨 しっぷうもくう


櫛風沐雨 しっぷうもくう   
風に髪をくしけずり(髪をとかし)、雨で髪を洗う事。
(転じて)
風雨にさらされながら、走り回って苦労する事。
仕事のためにあちこち走り回って非常に苦労する事の例え。



心頭滅却 しんとうめっきゃく


心頭滅却 しんとうめっきゃく 
無念無想の境地。
もとは仏教語で、心の中の雑念を取り除く事。
(心頭を滅却すれば火もまた涼し)の略。
いかなる苦難にあっても、心の持ちかたでしのげるはずだという意。



精神一到 せいしんいっとう


精神一到 せいしんいっとう  
全精神を集中して努力すれば、どんな困難なことでもできるということ。
朱熹(しゅき)の言った「精神一到何事か成らざらん」の略。




千辛万苦 せんしんばんく


千辛万苦 せんしんばんく   
非常に多くの難儀やさまざまな苦しみ。
ひどい苦労を重ねる事。




彫心鏤骨 ちょうしんるこつ


彫心鏤骨 ちょうしんるこつ  
非常に大変な苦心、苦労をかさねること。
または、詩文などの文学作品を、非常に苦心して作り上げる事。
心に彫りこみ、骨に刻み付けるがもとの意。



独立独歩 どくりつどっぽ


独立独歩 どくりつどっぽ   
他からの助けを借りずに、自分の信念に基づいて実行する事。
または、他の支配束縛を受けず、自己の所信を遂行すること。




難行苦行 なんぎょうくぎょう


難行苦行 なんぎょうくぎょう 
非常に大変な苦労する事。
本来は仏教語で、心身を苦しめて仏道修行をすること。
「難行」も「苦行」も、ともに苦しい仏道修行の意で、
重ねて意味を強めたもの。




難局打開 なんきょくだかい


難局打開 なんきょくだかい  
困難な状態を解決する事。
行き詰まった事情などを切り開いて、解決の糸口をつけること。
むずかしい局面を打ち開くの意から。
とくに新しい道や方法を見出そうとする時に用いる。



忍之一字 にんのいちじ


忍之一字 にんのいちじ    
忍耐強くすすめることが、
物事を成し遂げるのに一番大切であるということ。
「忍」は忍耐の意。



発憤忘食 はっぷんぼうしょく


発憤忘食 はっぷんぼうしょく 
食事をするのも忘れて夢中になって取り組む事。
学問上や人生上の難問題にぶつかって、
それを解明しようと精神を奮い起こしたときには、
寝食を忘れてしまうほどであるということ。
「憤(いきどお)りを発して食を忘(わす)る」とも読み、
孔子の学問に対する姿勢を表す言葉。



百折不撓 ひゃくせつふとう


百折不撓 ひゃくせつふとう  
何度失敗しても、くじけずに挑戦し続ける事。
「百折」は百回折れる、「不撓」は、たわまないの意。
百回折れてもたわまないがもとの意。



不撓不屈 ふとうふくつ


不撓不屈 ふとうふくつ   
志が堅くどんな困難にあってもくじけない事。
また、そのさま。
「不撓」は、たわまない、「不屈」は、屈しないの意。



不眠不休 ふみんふきゅう


不眠不休 ふみんふきゅう   
何日も幾晩も休みなく精一杯努力を続ける事。
眠らず休まず頑張るということ。



粉骨砕身 ふんこつさいしん


粉骨砕身 ふんこつさいしん  
力の限り、全力を尽くす事。
骨を粉にし身を砕く意から。
身を捨てて力を尽くすことのたとえ。



粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく


粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく 
ものごとを完成させるために
長い間努力を積み重ねていく事。
米の一粒一粒は、
すべて農家の人々の苦労の結果であるがもとの意。




意志堅固 いしけんご


意志堅固 いしけんご
物事をなすに当たって、簡単に相手に従ったり、動かされないこと。
「意志」は、考えや意向のこと。
「堅固」は、かたくて、こわれにくいこと。
(転じて)意志がかたく、しっかりしていること。また、そのさま。
また、ある目的を実現するために自発的に行動をおこさせる
内的意欲のこと。
決意したことを簡単には変えないこともいう。



九仞之功 きゅうじんのこう


九仞之功 きゅうじんのこう
長年の努力の結果、完成間近な大きな仕事が、
最後の小さな手落ちで失敗に終わるたとえ。
「九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」の下略。
「仭」は、古代中国の高さの単位で、
「九仭」は、非常に高いことの意。
「一簣」は、土を盛って運ぶ道具のモッコ一杯分の土のこと。
「虧く」は「欠く」と同じ。
高い山を築くためには、
最後の一杯のモッコの土を欠いても完成したことにはならない。
九割九分完成した大きな仕事も、最後のわずかな油断のために
すべて台無しになってしまうように、仕事や物事を行うときは
最後の最後まで気を緩めるなという戒めのことば。
九仞一簣(きゅうじんいっき)ともいう。




君辱臣死 くんじょくしんし


君辱臣死 くんじょくしんし
君主と臣下の心の結びつきが強いため、
君主が恥をかかされれば、臣下は命を投げ出してでも、
その屈辱をはらさなければならないということ。
主人と部下が一体であること。

中国春秋時代、越(えつ)の氾蟸(はんれい)の言った、
「君(きみ)辱(はずかし)めらるれば臣死(しんし)す」という言葉から。
氾蟸は、越王 勾践(こうせん)を支えた軍師で、
呉王 夫差(ふさ)への復讐をとげさせた功労者。
日本では「忠臣蔵」のようなこと。
臣下は君主と苦楽や生死をともにすべきであるという意。




火中之栗 かちゅうのくり


火中之栗 かちゅうのくり
危険な目に遭うことを承知の上で、他人の利益のために
困難な事態に手を出すこと。
自分の利益にもならないのに、紛糾(ふんきゅう)した事態を
収拾するために介入すること。
また、危険を冒して得た利益を
他人に横取りされてしまう意にも用いる。
猿におだてられた猫が、暖炉の火の中に手を延ばし、
焼けた栗を取り出して大やけどをしたという
ラ・フォンテーヌの寓話に基づくフランスのことわざ。
「火中の栗を拾う」の略。




朝不謀夕 ちょうふぼうせき


朝不謀夕 ちょうふぼうせき
朝にその日の夕方のことも考えることができないほど、
事のさし迫っているさま。
目前の事態に、夕方にはどうなっているかわからない状態。
先の事を考えるゆとりがないこと。
また、朝にその日の夕方のことを考えないという意味で、
ただ単に目前の将来の事を考えないことにもいう。
「朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)」ともいう。




桂玉之艱 けいぎょくのかん


桂玉之艱 けいぎょくのかん
地方から来た者が、物価の高い都会で生活難に
苦しみながら暮らすたとえ。
また、物価の高い都会で苦学するたとえ。
高価な香木より高い薪(たきぎ)と、
宝玉より高い食べ物に苦しむ意から。
「桂」は香木、「玉」は宝玉のこと。
「艱」は悩み苦しむこと。

中国戦国時代、遊説家の蘇秦(そしん)が楚(そ)の威王(いおう)に会いたいと思って訪れたところ、三ヶ月も待たされた。
その間に珠玉よりも高い食べ物と、桂より高い薪など生活物資の物価の高さに悩まれたという故事から。




勁草之節 けいそうのせつ


勁草之節 けいそうのせつ
くきが強くて、吹きつける強風にも折れずに耐える草。
(転じて)
困難な状況にあって自分の節操や信念を堅持し続けること。
また、激しい風が吹くと弱い草はみな折れてしまう、
その中ではじめて強い草の存在が見分けられるように、
困難な状況にあって、はじめて節操の固い
傑物(けつぶつ/秀でた人物)の真価が発揮されるということ。




進退維谷 しんたいこれきわまる


進退維谷 しんたいこれきわまる
進退維(これ)谷(きわ)まる

身動きのとれない窮地のこと。
立ち往生する。苦境に立つ。進退窮まること。
川をさかのぼって窮わまれば谷となることから、
「谷」を「きわまる」と読む。
進むことも退くこともできなくなり、困り果てた状態、
どうすることもできない窮地に追いつめられること。




殺身成仁 さっしんせいじん


殺身成仁 さっしんせいじん
自分の命を犠牲にして、世のため人のために尽くすこと。
人道の極致を成就するためには、生命をも顧みないということ。
人にとって最も大事な価値のある目的を達成するためには、
命を賭しても悔いないということ。
「身を殺して仁を為(な)す」と訓読する。




生存競争 せいぞんきょうそう


生存競争 せいぞんきょうそう
環境に適応して生き残ること。
生き長らえるために闘争すること。
ダーウィンの進化論における中心的概念
STRUGGLE FOR EXISTENCE の訳語。
個体が次の世代を残すためによりよく環境に適応しようとし、
生物どうし、特に同種の個体間で闘争すること。
適応できない個体は自然淘汰されて子孫を残さずに滅び、
これが進化の要因であるとした。
比喩的に、人類社会で生活や地位をめぐって行われる
競争の意にも使う。




赤貧如洗 せきひんじょせん


赤貧如洗 せきひんじょせん
ひどい貧乏のたとえ。
貧乏のどん底の状態をいう。
「赤」は、全くの、明らかな、の意。
まるで洗い流して清めたかのように、持ち物が何一つ無いさまから、
この上なく貧しい貧しい生活をいう。
「赤貧洗うが如し(せきひんあらうがごとし)」と訓読する。




糟糠不飽 そうこうふほう


糟糠不飽 そうこうふほう
たいへん貧しい生活のさま。
「糟」は酒のしぼりかす。「糠」は米のぬか。
このような粗末なものさえ十分に食べられないことをいう。
「糟糠にも飽かず(そうこうにもあかず)」と訓読する。




泣斬馬謖 きゅうざんばしょく


泣斬馬謖 きゅうざんばしょく
規律を保つために最愛の者も、私情を交えずに処罰すること。
大きな目的を達成するために、また、大事をうまくおさめるため、
私情を挟まず法に従って、愛する者でも処分すること。

蜀(しょく)の諸葛亮(孔明)は、劉備の死後、
国力の充実を図っていたが、機が熟したと見ると、
大軍を発して魏(ぎ)を攻めた。
孔明の信頼を得ていた馬謖は命を受けて街亭で魏軍と会戦したが、
孔明の指揮に忠実でなかったために大敗し、
蜀の中原(ちゅうげん)攻略の計画は失敗した。
孔明はやむをえずその責任を追及し、最愛の部下である馬謖を、
法をまげないために、泣きながら処罰したという故事から。
上司が私情をすてて部下を処断する時に使われる。
「泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)」と訓読する。




大樹之下 たいじゅのもと


大樹之下 たいじゅのもと
条件の悪い地位のたとえ。
「大樹の下に美草(びそう)無し」の略。
よく茂った大木の下は陰になっているためよい草は生えない。
(転じて)
大人物や有能な人物の部下は、その威光に頭を押さえられて
意欲を失い、傑出した人物となりえないこと。
また人材の育つ条件に欠けるところや、進路がふさがれている
ところには、有能な人材が集まらないことのたとえ。




断腸之思 だんちょうのおもい


断腸之思 だんちょうのおもい
はらわたがちぎれるほどの悲しみや苦しみ。
晋の武将 桓温(かんおん)が、舟で三峡(さんきょう)を渡った時、
その従者が猿の子を捕らえてその舟にのせた。
母猿がそれを慕って哀しげに鳴きながら、
岸を百余里も追いかけてきた。
だがついに力尽きて倒れた母猿の腹を割いて見ると、
腸が悲しみのあまりずたずたに断ちきれていたという故事による。




池魚之殃 ちぎょのわざわい


池魚之殃 ちぎょのわざわい
巻き添えを食うこと。
思いもよらない災難にまきこまれること。
とばっちりで被害を受けること。
むかし宝珠を池に捨てたという者があったので、
宝珠を捜すため池の水が汲み干されて、
池が干上がって魚が死んでしまったという故事から。
また、楚(そ)の国の城門の火事を消すために、
池の水を汲み干した結果、
池の魚が死んでしまったという故事などによる。
また別に、火事の類焼にあい焼け死ぬことにもいう。




轍鮒之急 てっぷのきゅう


轍鮒之急 てっぷのきゅう
危急に瀕(ひん)すること。
一刻の猶予もできないほど差し迫った危険や災難のたとえ。
「轍」は、車の通り過ぎた跡のくぼみで、
そこにたまった水の中であえいでいる鮒(ふな)の様子から、
差し迫った危険や苦しみのたとえ。
荘子が貧しかった頃、人に穀物を借りようとしたとき、
自分の危急に瀕した現状を轍にいる鮒に例えた故事による。




日暮道遠 にちぼどうえん


日暮道遠 にちぼどうえん
年老いてなお目的が容易に達せられそうにないことのたとえ。
日が暮れたのに、前途の道のりはまだまだ遠く心があせる意から、
期限が迫ったのに、物事がまだできあがっていないこと。
前途の計画は山ほどあるのに、それを仕上げるのは容易でなく、
時間に余裕がないことの例えにも使われる。
「日暮れて道遠し(ひくれてみちとおし)」と訓読する。
「道」は、「塗・途・路」とも書く。




如履薄氷 はくひょうをふむがごとし


如履薄氷 はくひょうをふむがごとし
(薄氷を履むが如し)

非常に危険な状況に臨むことのたとえ。
薄くていつ割れてもおかしくないような氷の上を歩くように、
きわめて危険な状態にあることのたとえ。
また、びくびくしながら危険な場に臨むことにもいう。
「戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し」から。




万死一生 ばんしいっしょう


万死一生 ばんしいっしょう
命が助かる望みのない状態。
また、そのような危険な状態から命が助かること。
「九死一生」より少ない確率で命を取り留めること。
死を万とすると、生はわずか一しかない。
それほどきわめて危険な状態からかろうじて助かること。
「万死の中(うち)に一生を得る」ともいう。




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