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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 誉め言葉として使われる四字熟語



一芸一能 いちげいいちのう


一芸一能 いちげいいちのう
一つのすばらしい芸能。
才能や技芸において、とくに一つ長じていること。
「一芸」は、一つの技芸。
「一能」は、一つの技能。





一字千金 いちじせんきん


一字千金 いちじせんきん     
立派な筆跡や文章を誉めていうことば。
一字だけでも千金に値すると言う意から。
最高の出来上がりの文章の事。




一唱三嘆 いっしょうさんたん


一唱三嘆 いっしょうさんたん  
詩文を読んでその素晴らしさを何度もほめること。
詩文のすぐれていることのたとえ。
一人が歌うと三人がこれに和して唱えるという意から。



音吐朗朗 おんとろうろう


音吐朗朗(音吐朗々) おんとろうろう 
音声がさわやかで豊かなさま。
「音吐」は声の出し方、主に詩吟(しぎん)や
文章の朗読をするときの声をいう。
「朗朗」は、ほがらかの意。
声が澄みよくとおるさま。



解語之花 かいごのはな


解語之花 かいごのはな     
美人のたとえ。
言葉を理解する花という意で、
唐の時代、玄宗皇帝が楊貴妃をさして言ったという故事から。



咳唾成珠 がいだせいしゅ


咳唾成珠 がいだせいしゅ    
せきやつばきが珠玉となること。
(転じて)
詩文の才能がきわめて豊かなことのたとえ。
何気なく口にする言葉がすべて珠玉のような美しい名句になるということから。
「咳唾」は、せきとつば。「珠」は、真珠や宝玉のこと。
他人の言語を敬っていう。
元は、権力者の言葉が人々に恐れられるさまであったが、後に文才に富んでいて立派な作品になる意味で用いるようになった。
「がいだせいじゅ」とも読む。



迦陵頻伽 かりょうびんが


迦陵頻伽 かりょうびんが    
美しい声をたたえるときにに用いる。
極楽浄土に住むという想像上の鳥。
美しい声で鳴き、上半身は美女、
下半身は鳥の姿をしているといわれる。



気韻生動 きいんせいどう


気韻生動 きいんせいどう    
気品や情緒があふれている絵画や文章のこと。
「気韻」は気品の高い趣きがあること、
「生動」は生き生きしているの意。
絵画に漂う精神的生命を意味し、
中国絵画の品評基準のひとつでもある。



謹厳実直 きんげんじっちょく


謹厳実直 きんげんじっちょく  
正直できわめてまじめな事。
謹厳はつつしみ深くおごそかなこと、実直は正直でまじめな事の意。
また、融通の利かない人に皮肉をこめて用いる事もある。



錦心繍口 きんしんしゅうこう


錦心繍口 きんしんしゅうこう  
詩文の才能がすぐれている事。
また、そのような人。
「錦心」は美しい心、またはすぐれた思想。
「繍口」は刺繍入りの織物のように美しい言葉の意。
美しい心とそこから発する美しい言葉ということ。
文才の優れた人をほめていう。



鶏群一鶴 けいぐんいっかく


鶏群一鶴 けいぐんいっかく   
多くの凡人の中に一人だけ優れた人物がおり、
目立っている事のたとえ。
「鶏群」は、にわとりの群れ、または凡人の集まりの意。
たくさんのにわとりのなかに一羽の鶴と言う意から。



才色兼備 さいしょくけんび


才色兼備 さいしょくけんび   
すぐれた才能と美しい容貌の両方に恵まれた女性の事。
「才」は才知で、「色」は容色の意。
男性には「智勇兼備」をつかう。



七歩之才 しちほのさい


七歩之才 しちほのさい     
優れた詩才に恵まれており、しかも作詞が早いこと。
魏(ぎ)の曹操(そうそう)の子、曹植(そうち)が、
兄の曹丕(そうひ)からその才能を妬まれ、
七歩あるく間に詩を作れと命じられたが、
即座に作詞したと言う故事から。



質実剛健 しつじつごうけん


質実剛健 しつじつごうけん   
まじめで飾り気が無くすこやかで、心身ともにしっかりしていて強い事。
またそのさま。
質実は飾り気が無く、まじめなこと剛健は心も体も強く
たくましい事の意。
生活態度の模範としてもちいる。




出藍之誉 しゅつらんのほまれ


出藍之誉 しゅつらんのほまれ  
師匠よりも弟子の方がすぐれている事の例え。
青色の染料の原料となる草は藍(あい)だが、
その染料の色は原料の藍よりも青くなる事から。



純情可憐 じゅんじょうかれん


純情可憐 じゅんじょうかれん 
清らかな心をもち、素直で愛らしいさま。
「純情」は、純粋で邪心がない心、
「可憐」は、いじらしく、かわいいの意。
とくに少女のかわいらしさをいう。




純真無垢 じゅんしんむく


純真無垢 じゅんしんむく 
心が純粋で清らかなこと。
邪心や私欲が無く、飾り気もけがれもないこと。
「無垢」は、もと仏教語で、煩悩からはなれ、けがれのないこと。
とくに子供についていう。




春風駘蕩 しゅんぷうたいとう


春風駘蕩 しゅんぷうたいとう 
春の風がのどかに吹く、のどかでのんびりとしたさま。
または、人柄がのんびりとして温和で穏やかな性格のたとえ。




神韻縹渺 しんいんひょうびょう


神韻縹渺 しんいんひょうびょう 
詩文や芸術作品などの、きわめてすぐれた奥深い趣を漂わすこと。
また、人柄がすぐれて高尚な事。
「神韻」は詩文や芸術作品などが、人間のつくったものとはおもわれ
ないようなすぐれた趣を漂わしている事、
「縹渺」は遠くはるかなさまの意。



新進気鋭 しんしんきえい


新進気鋭 しんしんきえい    
新しく加わったばかりの仲間で、意気込みが鋭く盛んで、
将来が期待される事。
またはその人。
主に新人を誉めることばとして用いる。



聖人君子 せいじんくんし


聖人君子 せいじんくんし    
ほまれ高い人物のこと。
すぐれた知識・教養を身につけ、
徳望にもすぐれた理想的な人物。
「聖人」は最高の人格を備えた人。
「君子」は学識や人格のすぐれた人。



大胆不敵 だいたんふてき


大胆不敵 だいたんふてき    
度胸がすわっていて、恐れを知らないさま。
何事にも動じない事。
「大胆」は肝が太くて度胸がある、
「不敵」は敵を敵とも思わないの意。




智勇兼備 ちゆうけんび


智勇兼備 ちゆうけんび     
智恵と勇気のどちらももちあわせていること。
智勇は智恵と勇気、兼備は兼ね備えるの意。
智勇は「知勇」とも書き、主に男性についてのみ用いる。
女性の場合は「才色兼備」という。




沈魚落雁 ちんぎょらくがん


沈魚落雁 ちんぎょらくがん   
女性として、とても美しいこと。
美人を形容する最大級の言葉。
「沈魚」は魚が沈むこと、
「落雁」は雁が地面に落ちるの意。
女性のあまりの美しさに、魚は恥ずかしくて沈み
雁は見とれて落ちるがもとの意。



泥中之蓮 でいちゅうのはす


泥中之蓮 でいちゅうのはす 
泥の中でも汚されず清らかに咲く蓮の花。
(転じて)
悪い環境にいても染まる事無く潔白を保ち、正しく生きること。
また、そういう人。



天衣無縫 てんいむほう


天衣無縫 てんいむほう 
無邪気で飾り気が無い事。
また、詩歌などで技巧のあともないくらい自然のまま完成しており、
しかもすぐれて美しいこと。
天女の衣には縫い目のようなつくられたあとがない、がもとの意。
「天衣」は天人や天女の衣の意。



天香国色 てんこうこくしょく


天香国色 てんこうこくしょく 
牡丹の花のこと。
また、美人をほめたたえる言葉。
「天香」は天の香りで、素晴らしい匂い、
「国色」は国一番の色を持つ花、美人の意。




天真爛漫 てんしんらんまん


天真爛漫 てんしんらんまん 
自然のままで飾り気の無い純真な心の事。
明るく無邪気なさま。
「天真」は天のような純真さ、
「爛漫」は花が咲き乱れる様子の意。




呑舟之魚 どんしゅうのうお


呑舟之魚 どんしゅうのうお 
船をまるごと呑み込んでしまうほどの大きい魚。
(転じて)
人間の器量が大きい大人物、大物のたとえ。





拍手喝采 はくしゅかっさい


拍手喝采 はくしゅかっさい 
観衆がみんなで手を叩き声をあげ、おおいにほめること。
拍手をしてほめそやすこと。
「拍手」は手を叩くの意。
「喝采」は、掛け声をかけてサイコロを振る意から、
やんやとほめそやすの意。








八面玲瓏 はちめんれいろう


八面玲瓏 はちめんれいろう 
どの方面から見ても美しくすぐれていること。
また、そういう人。
とくに人との交際が円満、巧妙な場合に用いる。
「八面」は人間の全ての面、
「玲瓏」は玉などが美しく輝き透き通っているの意。



八面六臂 はちめんろっぴ


八面六臂 はちめんろっぴ 
たった一人で何人分もの働きをすること。
または、多方面で大活躍すること。
「八面」は八つの顔、「六臂」は六つのひじの事。




眉目秀麗 びもくしゅうれい


眉目秀麗 びもくしゅうれい  
顔かたちが人並み以上に美しいこと。
「眉目」は、まゆと目、(転じて)容貌、
「秀麗」は、すぐれて美しいの意。
とくに男性の容姿をいう。
女性は「容姿端麗」という。




不言実行 ふげんじっこう


不言実行 ふげんじっこう 
あれこれ理屈をいわないで、なすべき事を黙って実行すること。
前宣伝や能書きをいわないで、自分の信念に従って行動すること。




文武両道 ぶんぶりょうどう


文武両道 ぶんぶりょうどう  
学問と武道のこと。
または、学問と武道の両方ともにすぐれているたとえ。
(転じて)
勉強とスポーツのどちらにもすぐれている事。
「文」は学問、「武」は武道、両道は二つの道の意。




明眸皓歯 めいぼうこうし


明眸皓歯 めいぼうこうし 
美人のたとえ。
「明眸」はパッチリとした澄んだ瞳、
「皓歯」は真っ白な美しい歯の意。
中国の唐の詩人杜甫(とほ)が、楊貴妃の美しさをしのんで作った詩に
「明眸皓歯、今何くにか在る
(あの美しいお姿はどこに行ってしまったのか)」という一句がある。



勇猛果敢 ゆうもうかかん


勇猛果敢 ゆうもうかかん 
勇気があって決断力に富んでいる事。
勇敢で思い切りよく行動すること。
「勇猛」は勇ましくたけだけしいさま、
「果敢」は決断力に富むの意。




容姿端麗 ようしたんれい


容姿端麗 ようしたんれい 
美しい人のこと。
とくに顔だちだけでなく、からだつきも美しい人のこと。
「容姿」は顔つきと姿、
「端麗」は姿かたちが整って美しいさまの意。
ふつう女性に対して用いる。
男性は「眉目秀麗」という。



容貌魁偉 ようぼうかいい


容貌魁偉 ようぼうかいい 
顔かたちや姿が人並み以上に大きく立派でたくましいこと。
「容貌」は顔かたち、
「魁偉」は男性の顔や体のなみはずれた大きさの意。




綾羅錦繍 りょうらきんしゅう


綾羅錦繍 りょうらきんしゅう 
「綾羅」は、あやぎぬとうすぎぬで、きれいな衣服の事。
「錦繍」は、にしきと刺繍をした織物、美しい織物・衣服の事。
また、美しい花や紅葉、うるわしい詩文の字句をたとえていう。




一片氷心 いっぺんのひょうしん


一片氷心 いっぺんのひょうしん
清らかに澄んだ美しい心のこと。
汚れなく清らかな品行のたとえ。
「一片」は、ひとかけら。
「氷心」は、氷のように透明な心のこと。
薄いひとかけらの氷のように、
心が澄みきって汚れのないきわめて清らかな様子。




詠雪之才 えいせつのさい


詠雪之才 えいせつのさい
文学的才能のすぐれている女性をいう。
女性の詩文の才をほめることば。
「詠雪」は、雪を詠むこと。
晋の王凝之(ぎょうし)の妻謝道饂(しゃどううん)が、
降る雪を柳絮(りゅうじょ/白い綿毛のついた柳の種)が
風に乗って舞う様子にたとえた故事から。



蓋世之材 がいせいのざい


蓋世之材 がいせいのざい
特別に優れた才知がある人材のこと。
「蓋世」は、世を覆い尽くす・圧倒するの意。
世間を圧倒するほどの優れた才能や器量を備え持つ者をいう。




貴顕紳士 きけんしんし


貴顕紳士 きけんしんし
身分高く、教養や品位がある男子のこと。
「貴顕」は、身分が高く名声があること。
また、その人やさまのこと。
「紳士」は、「縉紳(しんしん)の士」のことで、高貴な人物の意。
また、上流社会の人で教養があり、礼儀正しい男性のこと。




虚静恬淡 きょせいてんたん


虚静恬淡 きょせいてんたん
心にわだかまりを持たず、さっぱりとしているさま。
私心や私欲がなく、心静かなこと。
「虚静」は、心が平静であること、静かで落ち着いた心。
「恬淡」は、無欲で物事に執着しないこと、わだかまりがないこと。




出一頭地 いっとうちをいだす


出一頭地(一頭地を出だす) いっとうちをいだす
他の人より頭一つだけ抜け出している意味から。
まわりの人よりひときわ優れていること。
多くの人よりも一歩抜き出ていることの意。
学問・技芸などが多くの中で一段と傑出していること。
「一頭地」は頭一つだけの高さ・差の意。
「一頭地を抜く」(いっとうちをぬく)ともいう。




義理人情 ぎりにんじょう


義理人情 ぎりにんじょう
物事の正しい道理、人の行うべき正しい筋道のことで、
人付き合いの基本とされる観念。
「義理」は、人間関係のしがらみに基づく義務。
「人情」は、人間が本来持っている思いやりの心。
「義理」と「人情」は理性と感情を意味する別のことばだが、
二つを合わせる事で、人間関係や社会的立場などから生まれる
複雑な感情のことにもいう。
また、人との関係を大事にし、愛情や責任感が強い人に対して
「義理人情に厚い人」といい、ほめことばとしてもつかう。




傾城傾国 けいせいけいこく


傾城傾国 けいせいけいこく
その美しさ故に国を滅ぼすほどの美人のこと。
絶世の美女のこと。
中国では「城」は都を意味し「国」と同義語で、
「傾城」も「傾国」も国を滅ぼすことの意。
漢の時代、李延年(りえんねん)という宮廷楽士が、
妹は一たび顧みれば城主は城を傾け、
再び顧みれば国王が国を危うくするほどの美女であると、
武帝にすすめたという故事から。
また、色香に迷って国を危うくしてしまう程の
妖艶な魅力に満ちた美人の意から、(転じて)遊女の意にもいう。




光炎万丈 こうえんばんじょう


光炎万丈 こうえんばんじょう
勢いの盛んなさま。
光り輝く炎が一万丈にまで達すること。
(転じて)
詩文や議論などの、内容や表現の規模が雄大で勢いがあること。
またそれゆえに、長く後世に伝わるたとえ。
韓愈(かんゆ)が、李白(りはく)と杜甫(とほ)の詩文を形容したことば。
「光焰万丈」「光焔万丈」とも書く。




高材疾足 こうざいしっそく


高材疾足 こうざいしっそく
知勇を兼ね備えた、優れた能力のある人物のたとえ。
すぐれた手腕や働きをする者のたとえ。
「高材」は、すぐれた才能の意。
「疾足」は、足が速い意。
「優れた才能」と「速い足」とを併せ持つことから、
智勇兼備の人をいう。
「こうさいしっそく」とも読み、「高才疾足」とも書く。




高山流水 こうざんりゅうすい


高山流水 こうざんりゅうすい
絶妙な音楽。すぐれて巧みな演奏のたとえ。
中国春秋時代、琴の名手 伯牙(はくが)が、
高い山を想って琴を弾くと、友人の鐘子期(しょうしき)が
「泰山の如し」と評し、流水を想って弾くと「江河(長江と黄河)の如し」
と評したという故事から。
また、己をよく知る真の友人のこと。
高い山と流れる水のことから、
清らかな自然の意に用いられることもある。



古今無双 ここんむそう


古今無双 ここんむそう
他に例が無いことをいう。
昔から今に至まで、並ぶものが無いほどすぐれているということ。
「無双」は、匹敵するものがないこと。
よい場合に用いることが多い。




才子佳人 さいしかじん


才子佳人 さいしかじん
才能ある男性と美しい女性。
理想的な男女の取り合わせのこと。
「才子」は、才知のすぐれた男性。
「佳人」は、ほまれ高い美しい女性。
「佳人才子」ともいう。




左文右武 さぶんゆうぶ


左文右武 さぶんゆうぶ
左に文を用いて右に武を用いるという意から、
学識と武力を用いて天下を治めるということ。
また、文武両道にすぐれていること。
「左文」は、文筆を尊ぶこと。
「右武」は、武を尊ぶこと。
「右文左武(ゆうぶんさぶ)」ともいう。




子建八斗 しけんはっと


子建八斗 しけんはっと
優れた才能のこと。
中国南朝の宗の詩人 謝霊運(しゃれいうん)が
魏(ぎ)の曹植(そうち)の詩才をほめたたえて語ったことば。
天下の才が全部で一石(いっこく)だとすると、
子建ひとりでそのうちの八斗を有するという意。
「子建」は、曹植の字(あざな)。
「斗」は、容量の単位。一石は十斗。




松柏之操 しょうはくのみさお


松柏之操 しょうはくのみさお
苦しい状況にあっても、信条を変えないこと。
いかなる困難に負けない強さ。
松や柏(かしわ)は常緑樹なので、
冬の季節にあっても緑の葉をたたえて美しいことから、
(転じて)
困難な状況下でも節操を変えない意志の強さのたとえ。
「柏」は、このてがしわのこと。
「松柏」は、節操を守って変わらないことのたとえ。




仁者無敵 じんしゃむてき


仁者無敵 じんしゃむてき
情け深い人は、人から憎まれないということ。
また、仁徳者は慈愛をもって政治を行い、
人民を分け隔てなく愛するから敵対する者がいないということ。
「仁者」は、儒教道徳の根本原理である
「仁」の徳を備えている人、仁政を施す為政者のこと。

梁(りょう)の恵王(けいおう)が、
「自分に敵対する者がいるか。」と問うたのに対して、
ある人が「民衆は、仁政をなす王に心から従い、
敵対する者はいない」と答えた故事から。
仁徳の備わった人は、すべての人に愛情をもって接するので、
敵というものがないということ。
「仁者は敵無し(じんしゃはてきなし)」と訓読する。




高嶺之花 たかねのはな


高嶺之花 たかねのはな
欲しくても眺めるだけで、手が届かないもののたとえ。
高い山の頂きに咲く美しい花のように、
遠くから見るだけで、手にとる事ができないもののこと。
魅力的で美しい女性に対して、
あこがれるだけで自分にはほど遠い存在のたとえ。
また、特別高価なものなどにも使う。




沈着大胆 ちんちゃくだいたん


沈着大胆 ちんちゃくだいたん
物事に動じない腹のすわった性格のこと。
落ち着いていて、しかも度胸があるさま。
「沈着」は、落ち着いて動じない。
「大胆」は、きもったまが大きい。




椽大之筆 てんだいのふで


椽大之筆 てんだいのふで
堂々とした文章のこと。すぐれた文章の美称。
晋(しん)の王c(おうじゅん)が、
たる木のような大きな筆を授けられた夢を見たことによる。
「椽」は、家の棟から軒にかけ渡して屋根を支える木で、たる木の意。
たる木のような大きな筆の意味から
(転じて)
重厚な優れた文章とそれを書く才能を意味するようになった。




天之美禄 てんのびろく


天之美禄 てんのびろく
酒の異称。
酒は天が与えた、この上なく素晴らしい贈りものということ。
酒を賛美することば。
「禄」は、役人の棒給のことで、上から下に賜(たまわ)る物の意。
「美禄」は、有り難い贈りもの、厚い俸禄の意。
また、単に酒を指すこともある。
この上なく立派な授かりものの意。




天馬行空 てんばこうくう


天馬行空 てんばこうくう
天馬が大空を自由自在にかけめぐる様子から。
(転じて)
束縛されることなく伸び伸びと自由なさま。
着想や言動、手腕などが自由奔放で、
何物にも規制されることなく、破綻(はたん)がないさま。
文勢、筆勢などの秀でている形容。
また、思想、行動などの束縛なく自由なさまで、人柄にも用いる。
「天馬」は、天上に住むという馬のこと。
「てんまぎょうくう」「てんばくうをゆく」ともよむ。




斗南一人 となんのいちにん


斗南一人 となんのいちにん
天下第一の人物。
天下に並ぶ者のない人のこと。
北斗星は天空の極点を示す星であり、
その北斗星の南には、ただこの人がいるだけであるの意から、
天下第一の賢人をいう。




博識多才 はくしきたさい


博識多才 はくしきたさい
知識が広く才能が優れている意。
いろいろな学問に通じ才能が豊かなこと。
「博識」は、広く物事を知っていること。
「多才」は、いろいろな方面の才能を豊かに備えていること。




破天荒解 はてんこうかい


破天荒解 はてんこうかい
今まで誰もなしえなかったことを初めて成し遂げること。
前人未踏の偉業を成し遂げること。
「破天荒」ともいい、同じ意。
「破」は、打破る(転じて)成し遂げる。
「天荒」は、天と地がまだ分かれていない荒れた地、
またそのような混沌とした状態のこと。
「解」は、中国の科挙(高等文官試験)制度で、地方で行う選抜試験に
合格して、中央で行う進士科の試験を受けることができる者をいう。

唐(とう)の時代、荊州(けいしゅう)では毎年進士科の受験者を
中央に推挙していたものの、一人として合格者がでなかったので、
荊州では「天荒(未開の地)」と呼ばれていた。
そこに劉蛻(りゅうぜい)という者が荊州からのはじめての
合格者となったので、人々は驚き「破天荒解」と称されたという
故事に基づく。
また、それまで人が思いもよらなかった
驚嘆するような出来事をすること。
型破りなことの意にも使われる。

なお、豪快な人物や、粗暴で無茶をする人、気性の荒い性格の意に
使うのは誤り。




墨痕淋漓 ぼっこんりんり


墨痕淋漓 ぼっこんりんり
筆跡が生き生きとして勢いが盛んなさま。
書や絵などで、墨の跡がみずみずしく、表現が生き生きしていること。
「墨痕」は、筆で書いたあと、墨を使って表現したもの。
「淋漓」は、水・汗・血などのしたたるさま。
また、筆の勢いが盛んなさま。




名人上手 めいじんじょうず


名人上手 めいじんじょうず
その技芸で、他の人以上に優れた技能を持っている人。
名人とも上手ともいわれる人。
「名人」と「上手」は、そのことに巧みである人の意。
江戸時代、囲碁将棋の世界では段位の別称として、
七段の者を「上手」九段の者を「名人」と称したことから。
なお、八段は「半名人」という。




明朗闊達 めいろうかったつ


明朗闊達 めいろうかったつ
性格が明るくてさっぱりしていること。
「明朗」は、人となりが明るくほがらかなこと。
心が広く物事にこだわらないこと。
「闊達」は、小事にこだわることのない、
心持ちが広くておおらかなこと。
「明朗豁達」とも書く。




面向不背 めんこうふはい


面向不背 めんこうふはい
どの角度から眺めても美しいこと。
前も後ろもともに美しくて表裏のないこと。
「面向」は、ひたいの真ん中、真っ向のこと。
もと、三方に正面を向けた仏像をいった語。
(転じて)どの角度から見ても形が整い美しいことをいう。
「不背」は、裏側がないこと。




藍田生玉 らんでんしょうぎょく


藍田生玉 らんでんしょうぎょく
名門の家に賢い子が生まれること。
藍田の地からは美しい玉を産出することから。
優れた家からは、優れた子が生まれるということを称えることば。
父子を共にほめる時にいう。
藍田は、今の中国の陝西(せんせい)省藍田県。
その山からは美玉を産出した。
「藍田玉を生ず(らんでんぎょくをしょうず)」と訓読する。




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