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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 言葉や会話に関する四字熟語



蛙鳴蝉噪 あめいせんそう


蛙鳴蝉噪 あめいせんそう    
やかましく騒々しいこと。
大げさで下手な文章や、
騒がしいだけのむだな議論をあざけるときに用いる。
「蛙鳴」は、蛙の鳴き声、
「蝉噪」は、セミがやかましく鳴くことの意。
 



異口同音 いくどうおん


異口同音 いくどうおん  
大勢の人が口をそろえてみな同じ事をいうこと。
多くの人の説や考えなどの意見が一致すること。
口を異にしても、音(ことば)は同じ、
つまり話す人は違っていても、言う事はみな同じの意。
「口(くち)を異(こと)にし、音(おん)を同(おな)じゅうす」と訓読する。




一行半句 いちぎょうはんく


一行半句 いちぎょうはんく
わずかなことば。
「一行」は、文章の一つの行で、ひとくだりのことを意味する。
話したことについてではなく、書いたことについてのみ使われる。




一言居士 いちげんこじ


一言居士 いちげんこじ     
何事につけ、必ず何か意見を言わないと気のすまない人。
他人に言い尽くされ付け加える内容がなくても、
とにかくひとこと言いたがる人の事。
「居士」は男性で、官には仕えないが学徳の高い人の事と、
こじる(意義を唱える)をもじって揶揄(やゆ)して使われる。
「一言」は「いちごん」とも読む。




一言半句 いちげんはんく


一言半句 いちげんはんく  
ほんの少しの言葉。
わずかで短いことば。
多くは打ち消しの語を伴って用いられる。
「一言」は、ひとことをさし、「半句」は、少しの言葉の意。
「一言は「いちごん」とも読む。




一言之信 いちげんのしん


一言之信 いちげんのしん
一言でも言ったことは必ず守ること。
「一言」は、一つのことば、一句のこと。
たった一言でも、いったん口に出したからには、
最後まで固く守り通すことをいう。
「信」は、もともとそうした言行の一致していること、
言うことに偽りがあってはならない意。




一言一句 いちごんいっく


一言一句 いちごんいっく
一つ一つのことばのこと。
「一言」は、ひとことをさし、短いことば。
「一句」は、ことばのひとくぎり。
「一言」は、「いちげん」とも読む。




一問一答 いちもんいっとう


一問一答 いちもんいっとう
一つの質問に対して一つの答えをすること。
質疑応答のときに、対談形式で一つの問いに、
一つずつ答えていくやりかたのこと。
質問と解答を繰り返すこと。




一口両舌 いっこうりょうぜつ


一口両舌 いっこうりょうぜつ
二枚舌を使うこと。
前に言ったことと、後に言ったことの内容が食い違っていること。
一つの口に二枚の舌がある意から、
同じ人の口から違った二つのことばが出てくるという矛盾のたとえ。
また、二人の人に対して違ったことを言い、両者を争わせること。
「一口」は、一つの口、同じ人の口。
「両舌」は、一つの事について違う二つの事を言うこと。
仏教では、十悪の一つに数えられている。





意味深長 いみしんちょう


意味深長 いみしんちょう  
人の言動や詩文などが深い意味をもち、味わいや含みがあること。
また表面上の意味の裏に別の意味が隠されていること。




郢書燕説 えいしょえんせつ


郢書燕説 えいしょえんせつ   
物事が道理に合わないことでも、もっともらしく説明すること。
つじつまを合わせること。

楚(そ)の国・郢(えい)の人が、燕(えん)の宰相宛ての手紙を
口述筆記させていた。
灯りが暗いので燭(しょく)を挙(あ)げよといったのを、
書記はそのまま挙燭(かしょく)と誤って書き込んでしまった。
この手紙を受け取った燕の宰相は、
挙燭とは明を尊重せよ(賢人を採用せよ)とこじつけて理解し、
王に進言したところ国がよく治まったという故事から。




開口一番 かいこういちばん


開口一番 かいこういちばん  
話し始める最初のことば。
口を開くと同時に言うこと。
開口とはものを言い始める事の意。
「かいこ」とも読む。
口を開くやいなやのさま。




街談巷説 がいだんこうせつ


街談巷説 がいだんこうせつ  
世間のつまらないうわさ。
町かどや路地で語られるくだらないうわさ話。
「街談」は、まちかどや路地での話、
「巷説」は、ちまたのうわさの意。




侃侃諤諤 かんかんがくがく


侃侃諤諤 かんかんがくがく  
剛直で遠慮することなく、正論を正正堂堂と主張するさま。
「侃侃」は剛直で気性の強いさま、
「諤諤」は、はばかりなく直言するの意。

「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」
(多くの人が口々にやかましく騒ぎたてる)
と混同されやすいが別の意。




閑話休題 かんわきゅうだい


閑話休題 かんわきゅうだい  
それはさておき、さて本題に戻ってという意。
無駄話をやめて、脇道にそれた話を本筋に戻す時に用いる言葉。
多くは文章の中で使われる。閑話は「間話」とも書く。




起承転結 きしょうてんけつ


起承転結 きしょうてんけつ  
文章の構成の意。漢詩(絶句や律詩など)の構成法の一つ。
第一の起句で詩意を提起し、
第二の承句でこれをうけて発展させ、
第三の転句でがらりとその趣を転じ、
第四の結句で全体を結ぶという形式。
散文の構成にも応用される。
また、物事の順序の意に用いられる。




恐恐謹言 きょうきょうきんげん


恐恐謹言 きょうきょうきんげん  
おそるおそる、つつしんで申し上げるの意。
手紙の末尾に記して、敬意を表すのに用いる。




恐惶謹言 きょうこうきんげん


恐惶謹言 きょうこうきんげん  
おそれながらつつしんで申し上げるの意。
(主に男性が)手紙の末尾に記して、
最大の敬意を表すのに用いる。
「恐惶」はおそれかしこまるの意。




毀誉褒貶 きよほうへん


毀誉褒貶 きよほうへん  
ほめたり、悪口を言ったりする事。
けなすことと、ほめる事。
「毀」と「貶」は、そしる、またはけなすこと、
「誉」と「褒」は、ほめる事の意。
世間の評判のこと。




議論百出 ぎろんひゃくしゅつ


議論百出 ぎろんひゃくしゅつ  
数多くの意見がさまざまに出される事。
また、議論が戦わされること。
「議論」は意見を出し合って論ずること、
「百出」はさまざまのものが多く現れるの意。




愚問愚答 ぐもんぐとう


愚問愚答 ぐもんぐとう  
くだらない質問とばかげた回答。
まったく実りのない、つまらない問答。
「愚問」は自分の質問の謙称(けんしょう)としても用いられる。





荊妻豚児 けいさいとんじ


荊妻豚児 けいさいとんじ  
自分の妻子をへりくだって言う語。
愚妻と愚息のこと。
「荊」は、いばらのこと。
「荊妻」は、いばらのかんざしをした妻で、
妻のことをへりくだっていったことば。
「豚児」は、自分の子供をへりくだっていったことば。




懸河之弁 けんがのべん


懸河之弁 けんがのべん  
勢いよく流れる水のように、よどみのない話し方を言う。
「懸河」は急流のこと、「弁」は弁舌の意。




喧喧囂囂 けんけんごうごう


喧喧囂囂 けんけんごうごう   
多くの人が勝手気ままに発言して、やかましいさま。
人々がやかましく騒ぎ立てるようす。
「喧喧」も「囂囂」もともに、やかましいさまの意。




言行一致 げんこういっち


言行一致 げんこういっち  
口で言う事と実際に行う事が同じである事。
日ごろ主張しているように行動すること。
「言行」は口で言う事と実際の行いの意。




甲論乙駁 こうろんおつばく


甲論乙駁 こうろんおつばく   
議論がまちまちになってまとまらないこと。
甲の人が論じると、乙の人が反対するの意から。
互いにあれこれ主張して議論に決着がつかないこと。




言語道断 ごんごどうだん


言語道断 ごんごどうだん  
あまりにひどいので話にならないこと。
とんでもないこと。
言葉で説明する道が絶えたという意。
本来は仏教語で、
奥が深く優れた真理を賛嘆(さんたん)するのに用いていたが、
いまでは、相手の言動を非難する場合に使われるようになった。
驚きのあまり言葉も出ないという意にも使われる。


叱咤激励 しったげきれい


叱咤激励 しったげきれい  
大声をあげて励ますこと。
「叱」は、しかりつける声。
「咤」は、怒りの舌打ち音の擬声語。
「叱咤」は、大声で叱ること。
「激励」は、励ますこと。
元気を奮い立たせるため大声でしかりつけることの意。




諸説紛紛 しょせつふんぷん


諸説紛紛 しょせつふんぷん   
一つの事に対し、いろいろな意見や憶測が飛び交って、
まとまりがつかないさま。
「紛紛」は入り乱れて統一のないさまの意。
色々な説に別れ、
誰もが自分の意見が正しいと主張しているときに使うことば。
また、定説のないさま。




寸鉄殺人 すんてつさつじん


寸鉄殺人 すんてつさつじん  
短くても、鋭く適切な言葉で相手の急所を突くことのたとえ。
「寸鉄人を殺す(すんてつひとをころす)」とも読み、
きわめて短い刃物で人を殺すという意から。
警句のひとつ。
「寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)」ともいう。




浅学非才 せんがくひさい


浅学非才 せんがくひさい  
学問や知識が浅く、才能にも乏しい事。また、その人。
「浅学」は学問や見識が浅い事で、自分の事を謙遜していう言葉。
「非才」は「菲才」とも書き、
「菲」は野菜のかぶのことで、粗末なこと、少しの意。




千言万語 せんげんばんご


千言万語 せんげんばんご  
きわめて多くの言葉。
また、あれこれと非常に多くの言葉を費やして言うこと。
「千」も「万」も、数の多さを表すことば。




千篇一律 せんぺんいちりつ


千篇一律 せんぺんいちりつ   
多くの詩や文章が、まったく同じ調子で変化に乏しいこと。
(転じて)物事が、どれも似たりよったりで変化がなく、
単調でおもしろみがないこと。
「千」は多数、「篇」は詩篇、「律」は調子のこと。
「千編一律」とも書く。




樽俎折衝 そんそせっしょう


樽俎折衝 そんそせっしょう  
交渉でかけひきすること。
宴会でなごやかに交渉し、うまく話を運ぶこと。
「樽」は酒樽のこと「俎」は肉料理をのせる器で、
「樽俎」は公式の宴会のこと。
「折衝」は攻めてくる敵の衝車(兵車)をくじいて止めるの意。
宴席で談笑のうちに交渉をすすめ、
武力を用いず相手をくじくことから。




単刀直入 たんとうちょくにゅう


単刀直入 たんとうちょくにゅう  
前置きなしに、いきなり話の本題に入る事。
遠回しな言い方をしないで遠慮なく核心を突くこと。
「単刀」は一本の刀、「直入」は敵陣に切り込むの意。
敵陣に自分の刀だけを頼りに切り込むがもとの意。
 



談論風発 だんろんふうはつ


談論風発 だんろんふうはつ  
議論や会話が活発にかわされるようす。
盛んに論じ合うこと。
「談論」は談話や議論のこと、
「風発」は風が吹くように勢いの激しいさま。
議論がさかんで次次と激しく口からでるの意。




喋喋喃喃 ちょうちょうなんなん


喋喋喃喃 ちょうちょうなんなん 
男女がうちとけて楽しそうに語り合っているようす。
または、小さな声で話しつづける事。
「喋喋」は、よくしゃべること、
「喃喃」は小さな声で語ることの意。




丁丁発止 ちょうちょうはっし


丁丁発止 ちょうちょうはっし  
刀で打ち合う音の事。
(転じて)激しく議論するさま。
「丁丁」はものを続けて打つ音、
「発止」は堅いもの同士がぶつかる音の意。
「丁丁」は「打打」、「止」は「矢」とも書く。
  



頂門一針 ちょうもんいっしん


頂門一針 ちょうもんいっしん  
人の痛いところをついた忠告や教訓。
相手の急所をついた痛烈な戒めのたとえ。
「頂門」は頭のてっぺんのことで、
頭のてっぺんに刺した一本の針がもとの意。
「一針」は「ひとはり」とも読む。
頭のてっぺんに一本の針を刺すように、
人の急所をえぐるような厳しい戒めや教訓のこと。





直言直行 ちょくげんちょっこう


直言直行 ちょくげんちょっこう  
思ったことははっきり言い、考えたことをそのまま行うこと。
自分の気持ちを、そのまま言行に反映させるという意。




道聴塗説 どうちょうとせつ


道聴塗説 どうちょうとせつ  
道で聞いた話を、そのまますぐに知ったふりをして
他人に道で説明すること。
(転じて)
人の話を聞いても、それを心にとどめて自分のものにしないこと。
学問が身についていないこと。
話の受け売り、いいかげんな噂話。
「道聴」は道で聞くこと。
「塗」は「途」と同じで道の事で、「塗説」は道で説くの意。
根拠のない言葉やデマの意にも使われる。




訥言敏行 とつげんびんこう


訥言敏行 とつげんびんこう  
徳のある人は、口数は少なく、行動に敏速であるものだということ。
話すのは得意ではないが、行動は敏速であること。
「訥言」は口下手、「敏行」は敏速に行動するの意。
「言に訥にして、行いに敏なり(げんにとつにしておこないにびんなり)」とも読む。
  



頓首再拝 とんしゅさいはい


頓首再拝 とんしゅさいはい  
うやうやしく礼をすること。
頭をぺこぺこと下げて礼をすること。
手紙の末尾に付け加えて相手に対して敬意を表す慣用表現。
「頓首」は頭を地面まで下げ、地面に打ち付ける敬礼。
「再拝」は二度おじぎをして、丁寧に礼拝することの意。




博引旁証 はくいんぼうしょう


博引旁証 はくいんぼうしょう  
事を論じるとき広く資料を集め、
それを証拠として話を進めること。
「博引」は資料を広く引用すること。
「旁」はかたわら、両わきの意で、
「旁証」は証拠を示す事の意。
広く例を引用し、多くの証拠を挙げて説明すること。




罵詈讒謗 ばりざんぼう


罵詈讒謗 ばりざんぼう   
ことばを尽くしてひどい悪口をいうこと。
また、そのことば。
「罵詈」は、口ぎたなくののしること。
「讒謗」は、そしること、悪くいうことの意。
同意語を重ねて意味を強めたもの。




罵詈雑言 ばりぞうごん


罵詈雑言 ばりぞうごん  
いろいろと悪口をいうこと。
また、そのことば。
口ぎたなくののしり、悪口を浴びせかけること。
「罵詈」は、口ぎたなくののしること、
「雑言」は、いろいろ言うの意。
「雑言」は「ぞうげん」とも読む。




美辞麗句 びじれいく


美辞麗句 びじれいく  
美しく飾り立てた言葉。
美しいが真実味のない空虚なことば。
「美辞」も「麗句」もともに美しく、巧みな事の意。
うわべだけで真実味や内容がないという、
否定的なニュアンスで用いられる。





百家争鳴 ひゃっかそうめい


百家争鳴 ひゃっかそうめい   
多くの学者や専門家が、
学問や芸術などについて活発に論争し合うこと。
また、さまざまの立場の人が自由に意見を言い合うこと。
「百家」は多くの学者や専門家のこと。
「争鳴」は活発に論争し合うことの意。




片言隻語 へんげんせきご


片言隻語 へんげんせきご  
わずかな言葉。
ほんの一言、二言。
ちょっとした短いことばのこと。
「片言」は簡単なことば。
「隻語」は、わずかな言葉の意。




偏旁冠脚 へんぼうかんきゃく


偏旁冠脚 へんぼうかんきゃく  
漢字を構成するさまざまな部首の総称。
「偏」はへんで漢字の左側の部分、
「旁」はつくりで右側の部分、
「冠」はかんむりで上の部分、
「脚」はあしで下の部分の事。




名詮自性 みょうせんじしょう


名詮自性 みょうせんじしょう  
名は体を表わすということ。
名前はその人の性質を表わしているということ。
物の名は、その物自体の本性を表すということ。
「名」は名前、
「詮」は備える、
「自性」は自らの性質の意。
「自性」は「自称」とも書く。




名論卓説 めいろんたくせつ


名論卓説 めいろんたくせつ   
見識の高い立派な議論や意見のこと。
すぐれた意見。
格調の高い議論。
「名論」は、すぐれた意見、立派な議論のこと。
「卓説」は、すぐれた説の意。




流言飛語 りゅうげんひご


流言飛語 りゅうげんひご  
世間に広まった根拠のないでたらめなうわさ。
根も葉もないデマ。
「流言」も「飛語」も、ともに根拠のないでたらめな噂の意。
「流言蜚語」とも書く。




理路整然 りろせいぜん


理路整然 りろせいぜん  
考えや話の筋道がよく通っている事。
物事が道理に正しくあてはまっていること。
「理路」は論理の筋道。
「整然」はきちんと整っているの意。




縷縷綿綿 るるめんめん


縷縷綿綿 るるめんめん  
話がこと細かに長く続くさま。
また、中身のない話が、延々と繰り返されるさま。
「縷縷」はこまごまと話すさま。
「綿綿」は長長と続くさまの意。




外交辞令 がいこうじれい


外交辞令 がいこうじれい
愛想のよい応対のことば。
交渉をなごやかに進めるための外交上の応対話。
相手に好ましい印象を与えるための外交上・社交上の応対のことば。
(転じて)
口先だけのほめことばや、うわべだけのお世辞。
「辞令」は、ことばづかい。




危言危行 きげんきこう


危言危行 きげんきこう
ことばや行いを厳しくすること。
論語の
「邦(くに)に道あれば、言を危(はげし)くし行いを危(はげし)くす」
に基づく。
「危」は、言動を厳しくして俗に従わない、また、厳正にすることの意。

また、言行を清く正しく保つこと。
朱子(しゅし)の「高峻(こうしゅん)なり」の説によって
「言を危(たかく)し行いを危(たかく)す」とよみ、
「危」は、高くする、正しく気高くすることの意。

言うべきことは断固として言い、行いを高潔にして、
やらなければならないことは決然として断行すべきであるという意。




亀毛兎角 きもうとかく


亀毛兎角 きもうとかく
亀の甲に毛が生えるわけはなく、
うさぎに角があるわけはないということから。
この世に実在するはずのないこと、あり得ないもののたとえ。
また、きわめて珍しいことにもいう。




恐悦至極 きょうえつしごく


恐悦至極 きょうえつしごく
相手の厚意に、この上なく喜び感謝すること。
目上の人から厚意を受け、極めて光栄であることを伝える為のことば。
敬意をこめて相手に感謝の意を述べる際などに用いる、
かしこまった表現。
「恐悦」は、かしこまって喜ぶこと。
「至極」は、程度がはなはだしいさま。
相手に喜びをつたえる時の敬語。自分の喜びを表す謙譲語。
また、身分制度が厳しかった時代の、身分が下位の者が上位の者にする挨拶で、「御尊顔(ごそんがん)を拝(はい)し奉(たてまつ)り、
恐悦至極に存じます」のように使う。




狂言綺語 きょうげんきご


狂言綺語 きょうげんきご
人の気を引くように、おおげさに飾りたてたことば。
道理に合わない言葉や、表面だけを巧みに飾ったことばのこと。
「狂言」は道理にはずれたことば。
「綺語」は飾り立てたことば。
元来、儒教や仏教の立場からみて、虚構や文飾の多い小説や物語、
また歌舞音曲などを、道理に背く行為として、卑しめていったことば。
うそをまことしやかに、巧みに仕組んだ事柄の意にも使われる。
「きょうげんきぎょ」とも読む。




桂林一枝 けいりんいっし


桂林一枝 けいりんいっし
出世したことを謙遜していうことば。
晋の郤詵(げきしん)が進士の試験に合格したのを、
桂の林のほんの一枝を折ったに過ぎないと言った故事に基づく。
もとは、少しばかりの出世のことで、
自分の官職や地位に不満足なたとえ。
また、高潔で世俗を抜け出ている人物のたとえにもいう。




犬馬之労 けんばのろう


犬馬之労 けんばのろう
主人や他人のために力を尽くして働くこと。
また、そのことを犬や馬程度の働きだという意で、
自分の力を謙遜(けんそん)していうことば。
犬と馬は、人に忠実に仕える家畜の代表であることから、
主君のために働く自分自身を「犬馬」に見立てて、
へりくだっていったことば。




言文一致 げんぶんいっち


言文一致 げんぶんいっち
日常使われている話ことばに近い口語体によって文章を書くこと。
もしくは、口語体で書かれた文章(口語文)のことを指す。
また、明治初期の言文一致運動のことをいう。
その運動は、二葉亭四迷、山田美妙、尾崎紅葉らの作品による
実践をとおして次第に普及していき、現在の口語文へと成長した。




巧偽拙誠 こうぎせっせい


巧偽拙誠 こうぎせっせい
下手でも誠のあるほうがよいこと。
ことば巧みに人を偽(いつわ)るよりは、
拙(つたな)くとも誠を示す方が良いということ。
「巧」は、うまい、上手。「偽」は、いつわり、うそ。
「拙」は、つたない、下手。「誠」は、しんじつ、ほんとう。
「巧偽は拙誠に如(し)かず」ともよみ、
「巧詐拙誠」(こうさせっせい)ともいう。




高論卓説 こうろんたくせつ


高論卓説 こうろんたくせつ
普通の人では考え及ばないような、
高い見識の意見や非常に優れた議論のことにいう。
程度の高い論議やすぐれた理論などのこと。
「高」は、程度の非常に高いこと。
「卓」は、他を抜きんでて優れていること。




座右之銘 ざゆうのめい


座右之銘 ざゆうのめい
常に身近にあって自らを戒めることばのこと。
「座右」は、自分が座るかたわらをさし、
身のまわり、身近な所という意。
「銘」は、自分の戒めとする語句・文・格言などのこと。




三段論法 さんだんろんぽう


三段論法 さんだんろんぽう
二つの前提命題から一つの結論を得る推論のこと。
論理学の用語で、
大前提(普遍的な法則)と小前提(眼前の事実)の二つから、
共通の概念をなかだちとして、結論を導き出す推論の方式のこと。




三人成虎 さんにんせいこ


三人成虎 さんにんせいこ 
根も葉もないうわさも、
多くの人が言えば信用されてしまうという例え。
“町に虎がいる”と、
一人や二人が言ったくらいでは信じられなくても、
三人までが虎がいることを主張すれば、
聞く者は事実と信じてしまうことから。
「三人虎を成す(さんにんとらをなす)」と訓読する。




賛否両論 さんぴりょうろん


賛否両論 さんぴりょうろん
賛成と否定、両方の意見が存在すること。
また、賛成意見と反対意見が対立すること。
物事の得失が半々で、一つに意見がまとまらないこと。




舌先三寸 したさきさんずん


舌先三寸 したさきさんずん
弁説の巧みなさま。
うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないこと。
多くは、口先だけでうまく相手をあしらう意で使う。
「舌先」は言葉、弁舌。
「三寸」は約9センチで、短いことのたとえ。
「舌三寸」ともいう。




紙背之意 しはいのい


紙背之意 しはいのい
行間に隠された意味。
字面ではなく紙の裏の意。
(転じて)
文字で書かれた言葉だけではなく、
その言葉の裏に隠された奥深い意味のこと。
「紙背」は、記された文字以外の意味。
一般には「眼光紙背に撤する」
「眼光紙背に撤(とお)る」と使う。




駟不及舌 しもしたにおよばず


駟不及舌(駟も舌に及ばず) しもしたにおよばず
いったん口から出たことばは、取り返しがつかない。
口は慎むべきものだという例え。
「駟」は、四頭立ての馬車。
一度口から出たことばは、四頭立ての馬車で追いかけても、
もはや追いつくことができないの意。
ことばは軽々しく口から出すものではないということ。




自問自答 じもんじとう


自問自答 じもんじとう
自分自身で疑問を出し、それを自分で解決すること。
自ら問い自ら答えること。
「自問」は、自分が自分の心に問うこと。
また、自ら考えることをいう。




主義主張 しゅぎしゅちょう


主義主張 しゅぎしゅちょう
各人の持つポリシー。
常に守って変えない一定の考えや方針、思想上の立場。
自分が持ち続けている考えや方針とその意見や持論を言い張ること。




饒舌多弁 じょうぜつたべん


饒舌多弁 じょうぜつたべん
口数が多くて、よくしゃべるさま。
「饒舌」は、おしゃべりのこと。
「饒」は、多いの意。




書不尽言 しょはげんをつくさず


書不尽言(書は言を尽くさず) しょはげんをつくさず
文章では、言いたいことを十分に書き表わすことはできないということ。
「書不尽言、言不尽意(書は言を尽くさず、言は意を尽くさず)」と続く。
文字に書かれたものは、言いたい事を十分に表現しつくしてはいないし、言葉は心に思ったことを十分に言い表すことはできないということ。




禍従口生 かしょうこうせい


禍従口生 かしょうこうせい
人は、口から災いを引き起こすことが多いもの、
うかつに話した一言が大事件に発展することがあるということ。
軽率にしゃべりすぎると、
それが原因で災いが身にふりかかってくるという意。
言葉遣いにはよく注意し、多言は慎みなさいということ。
「禍は口より生ず(わざわいはくちよりしょうず)」と訓読する。




西施之顰 せいしのひそみ


西施之顰 せいしのひそみ
やたら人のすることや、物事の表面だけをまねること。
善し悪しも考えずに、人のまねをして物笑いになること。

美女の西施(せいし)が胸を病んで、咳をするたびに
眉をひそめる様が美しかったために、醜い女たちもそれをまねして
眉間(みけん)にしわをよせたので、人々に気味悪がられたという。
女たちは、西施の美しさを理解しても、ひそめた眉がどうして
美しく見えるのかまでは理解できなかったという故事による。
このように、外形にだけとらわれてその本質や根本の理由を
理解できないことをいう。

また、不美人が、柄(がら)でもないのに美人の真似をする、
ということから、他人の優れた仕事にならったり、業績にあやかったり
することを、「西施の顰に倣(なら)う」といい、
謙遜のことばとしてつかう。




草茅危言 そうぼうきげん


草茅危言 そうぼうきげん
国政に苦言を呈すること。
官職につかず民間の立場から国政に厳しい批判をすること。
国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。
「草茅」は、草と茅(ちがや)のことで、草むらのこと。
(転じて)朝廷・官界に対する在野・民間の意。
「危言」は、厳しい言葉、激しい苦言のこと。




断章取義 だんしょうしゅぎ


断章取義 だんしょうしゅぎ
書物や詩を引用するときなどに、
その一部だけを抜き出して自分の都合のいいように解釈すること。
作者の本位とするところや、詩文全体の意味のいかんに関わらず、
その中から自分の必要とする章句のみを抜き出して用いること。
「断章」は、文章の一部を切り取ること。
「取義」は、部分の内容だけを利用すること。
「章を断(た)ちて義を取る」とも読む。




知者不言 ちしゃふげん


知者不言 ちしゃふげん ちしゃはいわず
本当に物事をよく知っている人は、それを軽々しく言わないということ。
「知者」は、物事の真理を深く理解している人のこと。
そういう人は、謙虚で、知識をひけらかしたりしないものである。
また、「言者不知(言う者は知らず)」と言って、
やたらと言いたがる人は、かえってよく知らないものである。



忠言逆耳 ちゅうげんぎゃくじ


忠言逆耳 ちゅうげんぎゃくじ
本気でする人からの忠告は、聞かされる方の耳には痛く、
素直に聴き入れがたいものだということ。
いさめても、とかく相手に聞き入れられないという意味。
「忠言」は、忠告。「逆耳」は、耳に逆らう意で、聞きづらいこと。
「忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)」と訓読する。
しかし、忠告されるのはあまり心地よいものではないが、
後々その人の為になるので、素直に耳を傾ける態度が大切である。




彫虫篆刻 ちょうちゅうてんこく


彫虫篆刻 ちょうちゅうてんこく
小さな虫を彫り、篆書を刻む(印材に文字を彫る)ように、
詩作や文章などで細部にこだわって飾り立てた文章表現のたとえ。
「彫虫」は、虫の形を彫刻すること。
「篆刻」は、篆書を彫刻すること。
「篆」は、篆書で、古い漢字の字体の一つ。
また、瑣末(さまつ)な事柄を
もったいぶって論ずる文学や学問を卑しめていう。




天馬行空 てんばこうくう


天馬行空 てんばこうくう
天馬が大空を自由自在にかけめぐる様子から。
(転じて)
束縛されることなく伸び伸びと自由なさま。
着想や言動、手腕などが自由奔放で、
何物にも規制されることなく、破綻(はたん)がないさま。
文勢、筆勢などの秀でている形容。
また、思想、行動などの束縛なく自由なさまで、人柄にも用いる。
「天馬」は、天上に住むという馬のこと。
「てんまぎょうくう」「てんばくうをゆく」ともよむ。




述而不作 のべてつくらず


述而不作 のべてつくらず
(述べて作らず)

先賢の説を受け継いで述べることはするが、
軽率に自分から創作はしない。
天下の道理は、古人聖賢のことばにすべて含まれているという意。
「論語」の「述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む。」に基づく。
孔子の学問に対する自分のやりかたを述べたことば。
「述」は、先人の学問を受け継いで述べ伝えること。
「作」は、創作すること。




微言大義 びげんたいぎ


微言大義 びげんたいぎ
簡潔なことばの中に、深い意味や道理が含まれていること。
微妙なことばの奥に含まれている深遠な道理。
「微言」は、微妙な言葉、奥深い言葉の意。
「昔、仲尼(ちゅうじ・孔子)没して微言絶え、
七十子(しちじゅうし)喪(ほろ)んで大義乖(そむ)く
(孔子が亡くなり微言が途絶え、
その言葉を伝える孔子の門弟たちも死んで異説が乱立する)」の略。




秘中之秘 ひちゅうのひ


秘中之秘 ひちゅうのひ
秘密にすべき事柄のうちでも、特に秘密の事柄。
絶対の秘密。
極秘。
芸術などで口伝(くでん)の奥義(おうぎ)についてもいう。




片言隻句 へんげんせきく


片言隻句 へんげんせきく
ちょっとした短いことばの意。ひとことふたこと。
「片言」は、簡単なことば。ちょっとしたことば。一言。
「隻句」は、わずかなことば。
「へんげんせっく」とも読み、「片言隻語」ともいう。




漫言放語 まんげんほうご


漫言放語 まんげんほうご
口からでまかせに、言いたい放題に言うこと。
深く考えず、思いついたまま勝手なことを言い散らすこと。
また、その言葉や話。
「漫言」は、とりとめのないことば。
「放語」は、好き勝手にいうこと、無責任なことば。
「放語漫言(ほうごまんげん)」ともいう。




矛盾撞着 むじゅんどうちゃく


矛盾撞着 むじゅんどうちゃく
つじつまが合わないこと。
二つの事柄が論理的に食い違っていること。
「矛盾」も「撞着」も同義で、つじつまが合わないこと、
同一人物の言動が一貫していないこと。
「矛盾」は「中国戦国時代、楚(そ)国で矛(ほこ)と盾(たて)を
売っていた商人が、矛を売るときには、
どんな盾も突き破るほど鋭利な矛だと言い、
盾を売るときにはどんな矛でも破れない堅固な盾だと言ったところ、
聞いていた人に、それではその矛でその盾を突いたらいったい
どうなるのかと聞かれ、商人は返答に困った」という故事から。
「撞着」は、「撞著」とも書く。




問答無用 もんどうむよう


問答無用 もんどうむよう
あれこれ議論してもむだ、話し合う必要がないこと。
とくに、相手側の発言を一方的におさえつけ、
もはや議論する必要がないと、話し合いを拒むときに用いる。




綸言如汗 りんげんあせのごとし


綸言如汗 りんげんあせのごとし
(綸言汗の如し)

君主が一度口にしたことばは、
訂正したり取り消すことができないということ。
一度出た汗を再び体内に戻すことはできない意から。
「綸言」は、君主のことば、みことのりのこと。
漢書に「号令は汗の如し、汗は出でて反らざる者なり
(命令を出すことは汗を出すことと同じである。
汗は一度出たら戻すことができないように、
一度出した命令は取り消せない)」とあるのに基づく。
「綸言」を「倫言」と書くのは誤り。




魯魚亥豕 ろぎょがいし


魯魚亥豕 ろぎょがいし
文字の写し誤りのこと。
また、書き誤りやすい文字のこと。
魯と魚、亥と豕は、字形がにていて、
書き間違いやすいところから。




炉辺談話 ろへんだんわ


炉辺談話 ろへんだんわ
いろりばたでくつろいでするおしゃべり。
ろばたの四方山(よもやま)話。
「炉辺」は、囲炉裏のそば。
また、フランクリン・ルーズベルト大統領が実施した、
国民向けラジオ演説のこと。
国民が「炉辺(fireside/ファイヤーサイド)」で直接大統領の
「談話(chat/チャット)」を聞けるように意図したもので、
ルーズベルトの重要な政治手段の一つ。




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