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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 判断 比較に関する四字熟語



一字褒貶 いちじほうへん


一字褒貶 いちじほうへん
一字の使い分けで、人をほめたり、けなしたりすること。
古代の歴史書「春秋(しゅんじゅう)」は、たった一字の中に
深い意図が込められていて、その使い分けによって、
是非判断を厳しく示している。
その「褒(ほめること)」「貶(おとしめ、けなすこと)」を、
一字で使い分けて、識者には明白にわかるように記すことをいう。



一目瞭然 いちもくりょうぜん


一目瞭然 いちもくりょうぜん  
ひと目見ただけで全体がはっきりわかる事。
「一目」は一見と同じでチラッと見る事、
「瞭然」は物事の明らかなさまの意。




一葉知秋 いちようちしゅう


一葉知秋 いちようちしゅう
木の葉が一枚落ちることで、秋の来る気配を察するように、
些細な兆しから、大きな動きや後の凋落を予測することのたとえ。
「一葉」は一枚の葉、一枚の葉が落ちること。
「知秋」は秋の訪れに気づくこと。
僅かな兆しや現象から、事の大勢や本質、また、物事の衰亡を
察知することの意。
「一葉落ちて天下の秋を知る」の略。





一長一短 いっちょういったん


一長一短 いっちょういったん  
長所もあるが短所もある。
よい所もあるが、悪いところもあるという事。
物事が完全でないときに使う。
「一」はあるいはの意で、長かったり短かったりすること。




雲泥万里 うんでいばんり


雲泥万里 うんでいばんり    
その違いがはなはだしく、
天と地のように大きな差異があること。
「雲泥」は天にある雲と地にある泥のことで、
違いがきわめて大きい事のたとえ。
類義語に雲泥之差、雲泥異路、
月と鼈(すっぽん)などがある。




傍目八目 おかめはちもく


傍目八目 おかめはちもく    
当事者よりもはたで見ている第三者のほうが、
その本質や利害などの情勢を客観的に正しく判断出来るという事。
「傍目」は「岡目」とも書き、
他の人がしていることをわきで見ている事の意。
実際に碁を打っている人より、
そばで見ている人のほうがいい悪いが良くわかり、
八目も先まで読む事が出来るといわれることから。




開物成務 かいぶつせいむ


開物成務 かいぶつせいむ    
占いによる吉凶の判断によって事業を成就させること。
また、知恵を与えることで成功に導く事。
「物」は人、「務」は事業の意。
「物を開き務めを成す」と訓読する。
「開成」という語の語源。




割鶏牛刀 かっけいぎゅうとう


割鶏牛刀 かっけいぎゅうとう
小さな事を処理するのに、大人物を用いたり、
大げさな方法をとったりする必要はないとのたとえ。
些細なことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。
また、それらを戒めたことば。
「鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん」
(ニワトリを料理するのに、大きな牛刀を使う必要はない)
という故事による。



眼光手低 がんこうしゅてい


眼光手低 がんこうしゅてい   
ものを見る目は優れているが、ものを作り出す手は低いの意。
また、理想ばかり高くて、実力が伴わないこと。
「眼高」は見る力が優れている、
「手低」は実行する力が未熟だという意。
目は肥えているが腕前は下手ということ。



完全無欠 かんぜんむけつ


完全無欠 かんぜんむけつ    
どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。
完璧なさま。
「完全」は必要な条件がすべてそろっていること。また、そのさま。
「無欠」は欠けたところがないこと。
ほぼ同意の熟語を重ねて意味を強めたもの。




規矩準縄 きくじゅんじょう


規矩準縄 きくじゅんじょう   
ものごとの基準となるもの。
また人の行為の手本や法則の意。
「規」は円を描くコンパス、「矩」は線をひく定規、
「準」は水平をはかる道具、「縄」は直線をひく墨縄(すみなわ)で、
四つともしるしをつける道具。



佶屈聱牙 きっくつごうが


佶屈聱牙 きっくつごうが 
文章や文字が堅苦しくて難解で、読みにくいこと。
「佶屈」は堅苦しいさま、滞り詰まってすすみにくいこと。
「聱牙」は、文章がむずかしくて理解しにくいこと。
「佶屈」は「詰屈」とも書く。


九牛一毛 きゅうぎゅういちもう


九牛一毛 きゅうぎゅういちもう 
多数の中のごく少数。物の数にも当たらないの意。
また、取るに足らないこと、些細なことのたとえ。
「九」は多数の意で、「九牛」は、たくさんの牛、
「一毛」は、一本の毛の意。
たくさんの牛の中で、その一頭の牛の一本の毛が抜けても、
まったく目立たないということ。



玉石混淆 ぎょくせきこんこう


玉石混淆 ぎょくせきこんこう  
すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。
「玉石」は宝石と石ころの意で、転じてよいものと悪いものの意。
「混淆」は「混交」とも書き、異質なものが入り混じること。
「玉」は磨けば美しい宝石となるが、その原石は石ころと混じっていると
区別が難しいことから出たことば。
賢者と愚者とが入り混じって区別が付けにくいことにも使われる。



機略縦横 きりゃくじゅうおう


機略縦横 きりゃくじゅうおう  
その時時に応じた適切なはかりごとを、自由自在にめぐらすこと。
臨機応変に計略を自由自在に使いこなすこと。
「機略」は、その場に応じた策略、
「縦横」は、縦と横、転じて自由自在の意。



巧遅拙速 こうちせっそく


巧遅拙速 こうちせっそく    
上手にできても遅く仕上がるよりは、多少できはわるくても
速く仕上がるほうがよいということ。
もとは戦術について述べたもので、
孫子の兵法のひとつ「巧遅は拙速に如(し)かず」の略。



言語道断 ごんごどうだん


言語道断 ごんごどうだん  
あまりにひどいので話にならないこと。
とんでもないこと。
言葉で説明する道が絶えたという意。
本来は仏教語で、
奥が深く優れた真理を賛嘆(さんたん)するのに用いていたが、
いまでは、相手の言動を非難する場合に使われるようになった。
驚きのあまり言葉も出ないという意にも使われる。



自家撞着 じかどうちゃく


自家撞着 じかどうちゃく    
同じ人の言動や文章が前と後とでつじつまが合わないこと。
自分で自分の言行に突き当たるような事を言ったり行ったりすること。
「自家」は、自分自身、
「撞着」は、つき当たること、つじつまが合わないことの意。



自己矛盾 じこむじゅん


自己矛盾 じこむじゅん     
自己の言行が論理や実践などでくい違い、相互に対立してつじつまが合わないこと。
「矛盾」は、楚(そ)の商人が、この矛(ほこ)はどんな盾(たて)でも突き通すことができるといい、次にこの盾はどんな矛でも防ぐことができるといって、売りこもうとしたが、それではその矛でその盾を突くとどうなるかといわれて、返答に困ったという故事による。



事実無根 じじつむこん


事実無根 じじつむこん     
まったく事実に基づいていないこと。
事実であるという根拠がないこと。
根も葉もないこと。
でたらめ。
「無根」は根がない、根拠がないことの意。



揣摩臆測 しまおくそく


揣摩臆測 しまおくそく     
根拠もなく自分勝手に他人の心をあれこれ推し量ること。
また、事情をあれやこれやといいかげんに推測すること。
「揣摩」は、自分の心で他人をおしはかること、
「憶測」は「臆測」とも書き、いいかげんな当て推量の意。



自明之理 じめいのり


自明之理 じめいのり   
説明するまでもない明らかな道理のこと。
証明や説明をするまでもなく、おのずとはっきりしている理論のこと。
明白なすじみちの意。




衆寡不敵 しゅうかふてき


衆寡不敵 しゅうかふてき    
少人数では多人数に、とてもかなわないということ。
多くの敵と戦うには、味方の人数が少なく、勝ち目がないということ。
「衆寡」は、多数と少数、多人数と少人数。
「不敵」は、ここでは敵をおそれないという意味ではなく、
かなわないという意。
「衆寡敵せず」とも読む。




取捨選択 しゅしゃせんたく


取捨選択 しゅしゃせんたく   
多くのものの中から、良いものや必要なものだけを取り、
悪いものや不要なものは捨て去ること。
取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。
「取捨」は、良いものを取り、悪いものを捨てること。
「選択」は、より良いものを選び出すこと。



首鼠両端 しゅそりょうたん


首鼠両端 しゅそりょうたん   
ぐずぐずと迷いためらって、態度を決めかねていること。
また、どちらにしようかと迷っていること。
日和見的であること。
「首鼠」はネズミが穴から顔を出してあたりをうかがっているようす、
「両端」は両方の端の意。
出たり引っ込んだりして、はっきり決心しないこと。
形勢をうかがうこと。



出処進退 しゅっしょしんたい


出処進退 しゅっしょしんたい  
事にあたっての身のふり方。
官に仕えるか民間に退くか。
また、現在の役職・地位にとどまるか、
退職するかという選択を迫られた場合にも用いる。
 



証拠歴然 しょうこれきぜん


証拠歴然 しょうこれきぜん   
事実を証明する証拠があり、はっきりしていること。
「歴然」は明らかなさまの意。




情状酌量 じょうじょうしゃくりょう


情状酌量 じょうじょうしゃくりょう   
裁判において、犯罪に至った同情すべき事情を考慮して、
その刑罰を軽くすること。
「情状」は事情、
「酌量」は酒を杯に注ぐ量のことから、
事物の軽量・多少を考えて処置すること。
事情をくみとって手加減するの意。




諸説紛紛 しょせつふんぷん


諸説紛紛 しょせつふんぷん   
一つの事に対し、いろいろな意見や憶測が飛び交って、
まとまりがつかないさま。
「紛紛」は入り乱れて統一のないさまの意。
色々な説に別れ、
誰もが自分の意見が正しいと主張しているときに使うことば。
また、定説のないさま。



思慮分別 しりょふんべつ


思慮分別 しりょふんべつ    
注意深く考え、判断すること。
「思慮」は慎重に考えること、理論的に考えること。
「分別」は常識に添って判断するの意。
仏教語で「分別」は物事の道理・是非・善悪などをよく見分け
分析すること。
一般に、人生経験もあり世の中の道理や常識に基づいた考えの
出来る人や、そういう常識がよくわかっている大人の考えをいう。



深謀遠慮 しんぼうえんりょ


深謀遠慮 しんぼうえんりょ
先先のことまで深く考えて、周到な計画を立てること。
また、そのような計画。
「深謀」は深いはかりごと、
「遠慮」は、控えめにする意ではなく、
遠くおもんぱかる(前もって思いをめぐらす)の意。



是是非非 ぜぜひひ


是是非非 ぜぜひひ       
正しく判断すること。私心をはさまず公正に判断すること。
道理にかなう公平な判断のこと。
「是」は正しい、「非」は正しくないの意。
「是は是とし、非は非とす」とも読む。
良い事ははっきりと良いとし、悪い事は悪いと正しい判断を下すこと。


千差万別 せんさばんべつ


千差万別 せんさばんべつ    
種々さまざまな違いのこと。
さまざまな種類があり、それぞれに差異があること。
千万(数多く)の差別(ちがい)があるということ。
「万別」は「まんべつ」とも読む。


千姿万態 せんしばんたい


千姿万態 せんしばんたい    
種種さまざまの違った姿やかたち。また、その様子。
「千…万…」は数が多いことを表す意。



前代未聞 ぜんだいみもん


前代未聞 ぜんだいみもん    
いままで一度も聞いたことのないような大変珍しいこと。
または、たいへんなこと。
驚きあきれたことに対して言う場合が多い。



全豹一斑 ぜんぴょういっぱん


全豹一斑 ぜんぴょういっぱん  
ものごとの一部分だけを見て、全体を推しはかり批評したりすること。
見識がきわめて狭いことのたとえ。
「全豹」は全体のようす。物事の全容、全貌のこと。
「一斑」は豹の皮の一つのまだらの意から、
(転じて)全体のうちの一部分。
狭い管から豹をのぞき、見えた一つの斑点から豹全体を類推するという意から。
「一斑を見て全豹を卜(ぼく)す」とも言う。



即決即断 そっけつそくだん


即決即断 そっけつそくだん   
その場で即座に決定や決断を下すこと。
ぐずぐずしないでその場ですぐに決めること。
「即」はただちに、すぐにの意。
「即断即決(そくだんそっけつ)」ともいう。



大所高所 たいしょこうしょ


大所高所 たいしょこうしょ  
広い視野、高い見地からものごとをみて判断すること。
枝葉末節にとらわれない立場。
「大所」も「高所」も、ともに広く見渡せる高い立場の意。
また、小さな事柄にこだわらない態度も示す。




大同小異 だいどうしょうい


大同小異 だいどうしょうい   
多くの部分が同じで、わずかな部分だけが違っていること。
大差のないこと。似たり寄ったり。



男尊女卑 だんそんじょひ


男尊女卑 だんそんじょひ    
男性は尊く、女性は卑しいという考え方や態度のこと。
また、男性中心の慣習のこと。




直截簡明 ちょくせつかんめい


直截簡明 ちょくせつかんめい  
単刀直入で、しかもはっきりとして明快なこと。
簡単明瞭ながら的を射ていること。
「直截」は「ちょくさい」とも読む。
  






特筆大書 とくひつたいしょ


特筆大書 とくひつたいしょ   
目立つような特別に大きく書くこと。
(転じて)とくに強調することのたとえ。
「特筆」は取り立てて書き記す、「大書」は大きく書くの意。




二者択一 にしゃたくいつ


二者択一 にしゃたくいつ
二つのうちの一つを選ぶこと。
また、白か黒か、イエスかノーかなど、どうしても二つのうち一方を
選択しなければならないこと。
「択」は選ぶの意。




二律背反 にりつはいはん


二律背反 にりつはいはん    
二つの原理が同じように正しいとみえるのに、互いに矛盾し、両立しないこと。
同一の前提から導き出された二つの判断が矛盾すること。
ドイツ語antinomyアンチノミーの訳語で、倫理学の用語。




半信半疑 はんしんはんぎ


半信半疑 はんしんはんぎ    
信じてよいかどうか迷っているさま。
なかば信じ、なかば疑うこと。
信じる気持ちも半分あるが、疑いもまだ半分くらいもっている状態。



百聞一見 ひゃくぶんいっけん


百聞一見 ひゃくぶんいっけん  
あれこれ人から聞くよりも、自分の目で実際に見たほうが
確かであるということ。
ふつう「百聞は一見に如かず」という。
如かずは及ばないの意。
  


不偏不党 ふへんふとう


不偏不党 ふへんふとう     
主義や党派にかたよらず、公平中立の立場をとること。
「不偏」は、かたよらない、
「不党」は、党派に属さないの意。



判官贔屓 ほうがんびいき


判官贔屓 ほうがんびいき    
弱い者や不遇の者に味方したり、声援する心情。
弱者に同情し、応援をしたりすること。
「判官」とは源義経のこと、「贔屓」は目をかけて応援するの意。
兄の源頼朝に疎まれた悲運な弟・義経を同情するがもとの意。
判官は「はんがん」とも読む。



本末転倒 ほんまつてんとう


本末転倒 ほんまつてんとう   
ものごとの大事なことと、そうでもないことが反対になること。
物事の根本的な事柄と、末端の瑣末(さまつ)な事を逆転させること。
「本末」は、根本と枝葉末節、
「転倒」は、ひっくりかえるの意。



満場一致 まんじょういっち


満場一致 まんじょういっち   
その場にいる全員の意見が一致すること。
とくに会議の採決などでいう。
「満場」は、場所いっぱいのこと。
転じて、その場所にいる人全員のこと。



無理難題 むりなんだい


無理難題 むりなんだい     
とても解決できそうにない問題のこと。
また、こちらの弱みにつけこんだ、ものの道理に外れた
無理ないいがかり。



明明白白 めいめいはくはく


明明白白 めいめいはくはく   
事柄がはっきりとして、少しの疑いもないこと。
非常に明らかなさま。
明白を重ねて意味を強調したもの。


優柔不断 ゆうじゅうふだん


優柔不断 ゆうじゅうふだん   
意志が弱く、ものごとを決断するのにぐずぐずして、
はっきりしないこと。
決断力がないこと。
「優柔」は、はっきりしない、「不断」は、決断しないの意。
主に男性に対して用いられる。



利害得失 りがいとくしつ


利害得失 りがいとくしつ    
役に立つことと役に立たないこと。
「利害」は利益と損害、
「得失」は得ることと失うことの意。
類似のことばを重ねて強調したもの。



両刃之剣 りょうばのつるぎ


両刃之剣 りょうばのつるぎ   
使い方しだいによって、利益にもなるし、害にもなるもの。
「両刃」は、両側に刃がついていて、どちらでも使える刃物の意。



相碁井目 あいごせいもく


相碁井目 あいごせいもく
同じことをしても、人によって実力に大きな差があるということ。
「相碁」とは実力が相等しいもの同士で打つ碁のこと。
「井目」とは碁盤にしるされた九つの黒い点のことで、
囲碁で両者の実力に大差のあるときは、弱い人があらかじめ
この九点に自分の石を一つずつ置いて有利にしておくこと。
何事につけても人の実力はさまざまで、力量の差はあるものだということを、囲碁の腕前にたとえて言ったことば。




雲泥之差 うんでいのさ


雲泥之差 うんでいのさ
大変な差異があること。
天上の雲と地上の泥ほどの隔たりがあるということから、
比較にならないほどの大差があり、違いがはなはだしいことのたとえ。




烏之雌雄 からすのしゆう


烏之雌雄 からすのしゆう
二つのものが似かよっていて判別が難しいことのたとえ。
カラスは全身が黒くて、
一目ではオスとメスとの区別がしにくいところから、
(転じて)
物事の是と非、善と悪がまぎらわしく
判断しにくい状況のたとえとして用いられる。




吉凶禍福 きっきょうかふく


吉凶禍福 きっきょうかふく
吉事と凶事のこと。
また、めでたいことと縁起の悪いこと。
「吉凶」は、めでたいことと縁起の悪いこと。
「禍福」は、災いとしあわせなこと。
運や縁起が、よいか悪いかということ。
類似した意味の言葉を重ねたもの。




出一頭地 いっとうちをいだす


出一頭地(一頭地を出だす) いっとうちをいだす
他の人より頭一つだけ抜け出している意味から。
まわりの人よりひときわ優れていること。
多くの人よりも一歩抜き出ていることの意。
学問・技芸などが多くの中で一段と傑出していること。
「一頭地」は頭一つだけの高さ・差の意。
「一頭地を抜く」(いっとうちをぬく)ともいう。




貴賤上下 きせんしょうか


貴賤上下 きせんしょうか きせんじょうげ
身分の高い人と低い人の区別のこと。
「貴賤」は、貴いことと卑しいこと。
「上下」は、身分・階級などの高いものと低いもののこと。




挙動不審 きょどうふしん


挙動不審 きょどうふしん
動作・様子が疑わしいこと。
社会の一般常識から見て、立ち居振る舞いが非常識であること。
行動が不自然であること。
「挙動」は、人の立ち居振る舞い。動作。
「不審」は、はっきりしない点があって、疑わしく思うこと。
いぶかしく思うこと。また、そのさま。
尋問の理由に使うことが多い。




九分九厘 くぶくりん


九分九厘 くぶくりん
ほとんど確実だと思われる様子。
十分(じゅうぶ)に一厘だけ足りない九分九厘までの意で、
ほとんど完全に近いと思われるさま。
九十九パーセントのこと。
「分」は全体の十分の一で、「九分」は九十パーセント。
「厘」は全体の百分の一で、「九厘」は九パーセントを表す。

ちなみに比率を表す「割」の単位はここでは考えに入れません。
「割」は江戸時代に登場した歩合(ぶあい)計算に使う十分の一の
ことで、それ以前からある数量を表したことばには使われていません。
たとえば「五分五分」や「腹八分目」など。
歩合を表す言葉は、
「割」・・・10分の1の率。
「分」・・・割の10分の1。
「厘」・・・割の100分の1。
したがって、ここでいう「九分九厘」は、
歩合で表す「九割九分」と同じです。




毫釐千里 ごうりせんり


毫釐千里 ごうりせんり
初めはごくわずかな差が、
ついには途方もなく大きな差異を生じるということ。
ごく小さな違いが、きわめて大きな誤りをもたらすことのたとえ。
「毫」は、うさぎの毛。細い毛。
「釐」は、毫が十本あつまったもの。
「毫釐」は、ごく少ない分量の意。
「毫釐の差は千里の謬り(ごうりのさはせんりのあやまり)」ともいう。




黒白分明 こくびゃくぶんめい


黒白分明 こくびゃくぶんめい
はっきりしていること。
黒は黒、白は白と、はっきりしていること。
是非、善悪の明らかなことをいう。
「黒白」は、是非、善悪、正邪、清濁などに例える。
「分明」は、明らかなこと。




梧桐一葉 ごどういちよう


梧桐一葉 ごどういちよう
ものの衰えのきざしの意。
また、ささいな出来事から、全体の動きを予知すること。
あおぎり一枚の葉が落ちたことで、
秋の到来を知ることができるという意から。
僅かな前兆から、事の大勢や本質を察知することの例え。




昨非今是 さくひこんぜ


昨非今是 さくひこんぜ
境遇が大きく変化して考え方もすっかり変わり、
昨日は非としたことが今日は是と思えること。
過去の誤りに気づき、今になって正しいことを悟ったこと。
今までのことを後悔する場合などに使う。
「昨非」は、昨日までは間違っていたこと。
「今是」は、今は正しいこと。
「今の是にして昨の非なりしを覚(さと)る」の略。
「今是昨非(こんぜさくひ)」ともいう。




三段論法 さんだんろんぽう


三段論法 さんだんろんぽう
二つの前提命題から一つの結論を得る推論のこと。
論理学の用語で、大前提(普遍的な法則)と小前提(眼前の事実)の
二つから、共通の概念をなかだちとして、結論を導き出す推論の方式のこと。




三人成虎 さんにんせいこ


三人成虎 さんにんせいこ 
根も葉もないうわさも、
多くの人が言えば信用されてしまうという例え。
“町に虎がいる”と、
一人や二人が言ったくらいでは信じられなくても、
三人までが虎がいることを主張すれば、
聞く者は事実と信じてしまうことから。
「三人虎を成す(さんにんとらをなす)」と訓読する。




賛否両論 さんぴりょうろん


賛否両論 さんぴりょうろん
賛成と否定、両方の意見が存在すること。
また、賛成意見と反対意見が対立すること。
物事の得失が半々で、一つに意見がまとまらないこと。




是非曲直 ぜひきょくちょく


是非曲直 ぜひきょくちょく
正しいか正しくないかということ。
物事の善悪、正邪、正不正のこと。
「是非」は、正しいことと間違っていること。
「曲直」は、曲がったことと、まっすぐなことの意。




先義後利 せんぎこうり


先義後利 せんぎこうり
道理をよく考え利益を後にすること。
物事の道筋や道理をまず考え、利害打算は二の次にすること。
ビジネスの基本理念であり、企業倫理として望まれることである。
「義」は、人として当然あるべき道の意で、この場合は、
利害をすてて条理に従うことで、公共のために尽くす気持ちのこと。
「利」は利益のこと。
「義を先にして、利を後(のち)にす」と訓読する。




泣斬馬謖 きゅうざんばしょく


泣斬馬謖 きゅうざんばしょく
規律を保つために最愛の者も、私情を交えずに処罰すること。
大きな目的を達成するために、また、大事をうまくおさめるため、
私情を挟まず法に従って、愛する者でも処分すること。
蜀(しょく)の諸葛亮(孔明)は、劉備の死後、
国力の充実を図っていたが、機が熟したと見ると、
大軍を発して魏(ぎ)を攻めた。
孔明の信頼を得ていた馬謖は命を受けて街亭で魏軍と会戦したが、
孔明の指揮に忠実でなかったために大敗し、
蜀の中原(ちゅうげん)攻略の計画は失敗した。
孔明はやむをえずその責任を追及し、最愛の部下である馬謖を、
法をまげないために、泣きながら処罰したという故事から。
上司が私情をすてて部下を処断する時に使われる。
「泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる)」と訓読する。




前途有為 ぜんとゆうい


前途有為 ぜんとゆうい
将来、活躍の見込みがあること。
「前途」は、将来の意。
「有為」は、何か立派なことを行うこと。




大巧若拙 たいこうじゃくせつ


大巧若拙 たいこうじゃくせつ
真の名人は、見かけの小細工をしないから、
かえって下手に見えることをいう。
また、名人上手といわれる人は少しもその芸を自慢しないから、
一見つたないもののように見えるという意にも使う。
「大巧」は、たいへんに技量が高く技が巧みなこと。
「若」は、如し(・・・のようだ)と同じ。
「若拙」は、拙(つたな)く見えるという意。
「大巧は拙(せつ)なるが若(ごと)し」と訓読する。




知者不惑 ちしゃふわく


知者不惑 ちしゃふわく ちしゃはまどわず
賢人は決断力があるということ。
知恵のある者は道理を知り、物事を見抜く力があるので、
事に当たって迷うことはないという意味。
「知者は惑わず、仁者(じんしゃ)は憂(うれ)えず、
勇者は懼(おそ)れず」から。




読書亡羊 どくしょぼうよう


読書亡羊 どくしょぼうよう
放牧中の羊の番をしていた二人の男が、
一人は読書に一人は双六(すごろく)に夢中になって、
羊が逃げ出したことに気がつかなかったことから、
(転じて)
他の事に気を取られて肝心の仕事をおろそかにすることのたとえ。
また、理由はどうであれ過失を犯したことについては同じであること。
「書を読みて羊を亡(うしな)う」と訓読する。




伯仲之間 はくちゅうのかん


伯仲之間 はくちゅうのかん
互いに優劣の差のない間柄。
「伯仲」は、長兄と次兄の意。
中国では兄弟の順番を、年齢の上の者から
「伯・仲・叔(しゅく)・季(き)」で表した。
長兄と次兄とは年齢の差が少ないことから、
優劣の差がないことで互角の意となった。
また、両者に差がなく似たりよったりであること。




万事万端 ばんじばんたん


万事万端 ばんじばんたん
何から何まですべての事柄のことと、
それに関して考えられる手段すべてのこと。
「万事」は、すべてのこと。
「万端」は、あらゆる事柄・手段をいう。




秘中之秘 ひちゅうのひ


秘中之秘 ひちゅうのひ
秘密にすべき事柄のうちでも、特に秘密の事柄。
絶対の秘密。
極秘。
芸術などで口伝(くでん)の奥義(おうぎ)についてもいう。




不遑枚挙 ふこうまいきょ


不遑枚挙 ふこうまいきょ
あまりにも数が多くて、いちいち数えあげるゆとりがないこと。
また、数えきれないほどたくさんあること。
「枚挙」は、一つ一つ数える。
「遑」は、時間、暇。
「枚挙に遑あらず(まいきょにいとまあらず)」と訓読する。




複雑多岐 ふくざつたき


複雑多岐 ふくざつたき
事情が込み入っているさま。
物事の事情や関係が、
多方面にわたっていて込み入っているさま。
「多岐」は、道筋がいくつにも分かれて多いこと。




無私無偏 むしむへん


無私無偏 むしむへん
きわめて公平であること。
人と接するときに、まったく私心がなく、公平で偏りがないこと。
個人的な利益や名誉を優先せず、公平に判断・行動するさま。
「無私」は、私心がないこと。公平であること。
「無偏」は、かたよらないこと。中正なこと。




矛盾撞着 むじゅんどうちゃく


矛盾撞着 むじゅんどうちゃく
つじつまが合わないこと。
二つの事柄が論理的に食い違っていること。
「矛盾」も「撞着」も同義で、つじつまが合わないこと、
同一人物の言動が一貫していないこと。
「矛盾」は「中国戦国時代、楚(そ)国で矛(ほこ)と盾(たて)を
売っていた商人が、矛を売るときには、
どんな盾も突き破るほど鋭利な矛だと言い、
盾を売るときにはどんな矛でも破れない堅固な盾だと言ったところ、
聞いていた人に、それではその矛でその盾を突いたらいったい
どうなるのかと聞かれ、商人は返答に困った」という故事から。
「撞着」は、「撞著」とも書く。




無用之用 むようのよう


無用之用 むようのよう
無駄だと思われる物がかえって役に立つこと。
役に立たないと思われるものが、大きな役割を果たしていること。
人は役に立つ部分のことだけを知っているが、それが役に立つのは、
役に立たない部分が助けになっているからだということ。
この世に無用なものは存在しないという教え。




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