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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 評価 結果に関する四字熟語



曖昧模糊 あいまいもこ


曖昧模糊 あいまいもこ  
はっきりしないこと。
ぼんやりしていること。
あやふやで不明瞭なこと。
「曖昧」も「模糊」もはっきりしないの意。


悪事千里 あくじせんり


悪事千里 あくじせんり     
悪い評判や悪い行いは、すぐに世間に知れ渡ってしまうということ。
「悪事」は悪い行い、「千里」はその悪事が広まる範囲をいう。
「悪事千里を走る(行く)」と用いる。


異口同音 いくどうおん


異口同音 いくどうおん  
みんなが口をそろえて同じ事をいうこと。
多くの人の意見が一致する事。
口を異にしても、音(ことば)は同じ、
つまり話す人は違っていても、言うことはみな同じの意。
また、多くの人の説や考え方、意見などが一致する事にも使われる。


一芸一能 いちげいいちのう


一芸一能 いちげいいちのう
一つのすばらしい芸能。
才能や技芸において、とくに一つ長じていること。
「一芸」は、一つの技芸。
「一能」は、一つの技能。




一字千金 いちじせんきん


一字千金 いちじせんきん  
立派な筆跡や文章を誉めて言う言葉。
一字だけでも千金に値するという意から。
秦の呂不韋(りょふい)が『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』を書き終えたとき、
都の城門にその書を置き、一字でも添削(てんさく)できた者には千金を与えようといった、
しかし誰一人もはたせなかったという故事から。
最高の仕上がりの文章のこと。

一騎当千 いっきとうせん


一騎当千 いっきとうせん
一人の騎馬武者で千人もの敵を相手に戦えるほど強い事。
非常に高い能力がある人の事。
「一騎」とは馬に乗った一人の将兵、
「当千」とは千人に相当するの意。


一瀉千里 いっしゃせんり


一瀉千里 いっしゃせんり  
物事が速やかにはかどり進む事。
物事の進行が速いこと。
文章や弁舌がすらすらとよどみのない事。
川の水が一度勢いよく流れ出すと、一気に千里も流れるという意から。
「瀉」は流れ出る、そそぐの意。


一世風靡 いっせいふうび


一世風靡 いっせいふうび 
その時代の人々をなびかせたり、従わせてたりする事。
又流行する事。
「一世」はその時代、
「風靡」は風が草木をなびかせるように人々をなびかせ従わせるの意。


一発必中 いっぱつひっちゅう


一発必中 いっぱつひっちゅう 
矢一本、もしくは弾丸一発だけで命中させてしまう事。
(転じて)
一度だけの試みでそれを成功させてしまう事。
「中」はあたるの意。



因果応報 いんがおうほう


因果応報 いんがおうほう    
悪事には必ず報いがあるという事。
前世の行いの報いを受ける事。
過去における善悪の行為の結果として現在の幸不幸があり、
現在の行為に応じて、将来はそれ相応の報いを受けるということ。
現在では悪い意味に用いることが多い。
「因果」は原因と結果、「応報」は善悪の行為に応じてその報いを受けるの意。
仏教の教えからくる。


雲蒸竜変 うんじょうりゅうへん


雲蒸竜変 うんじょうりゅうへん 
英雄や豪傑がチャンスを得て世に出る事の例え。
雲が群がりおこるのに乗じて蛇が龍となって昇天すると言う意から。


換骨奪胎 かんこつだったい


換骨奪胎 かんこつだったい 
他人の骨と取替え、胎盤を奪い去って自分の物にしてしまうこと。
(転じて)
古人の詩文の形式・着想・内容などをまねながら、独自の作品を作り出すこと。
また焼き直しの意味にも使われる。


巧遅拙速 こうちせっそく


巧遅拙速 こうちせっそく    
上手にできても遅く仕上がるよりは、多少できはまずくても
速く仕上がるほうがよいということ。
もとは戦術について述べたもので、孫子の兵法のひとつ
「巧遅は拙速に如かず」(こうちはせっそくにしかず)の略。



誇大妄想 こだいもうそう


誇大妄想 こだいもうそう
自分の現状を実際よりはるかに過大に評価して、
それを事実のように思い込むこと。
「誇大」は大げさなこと、
「妄想」はもと仏教語で、正しくない想念の意。




言語道断 ごんごどうだん


言語道断 ごんごどうだん  
あまりにひどいので話にならないこと。
とんでもないこと。
言葉で説明する道が絶えたという意。
本来は仏教語で奥が深く優れた真理を賛嘆(さんたん)するのに
用いていたが、
いまでは、相手の言動を非難する場合に使われるようになった。
驚きのあまり言葉ことばも出ないという意にも使われる。



終始一貫 しゅうしいっかん


終始一貫 しゅうしいっかん    
始めから終わりまで、ずっと同じ主義や態度でのぞみ変わらないこと。
周囲の情勢や変化に影響される事なく、主義主張を持ち続ける場合にも用いる。



出藍之誉 しゅつらんのほまれ


出藍之誉 しゅつらんのほまれ  
師匠よりも弟子の方がすぐれている事の例え。
青色の染料の原料となる草は藍(あい)だが、
その染料の色は原料の藍よりも青くなる事から。



首尾一貫 しゅびいっかん


首尾一貫 しゅびいっかん  
始めから終わりまで、主義や態度など方針を変えることなく
一筋に貫いている事。
初めと終わりで矛盾しないこと。
「首尾」とは初めと終わりの意。
類義語に終始一貫、首尾一徹などがある。



正真正銘 しょうしんしょうめい


正真正銘 しょうしんしょうめい  
まったくうそや偽りもなく、本物であること。
本当のこと。真正。
「正真」は本物であること、
「正銘」は本当にその名で呼ばれるものの意。
「正真」は古くは「しょうじん」と読んだ。
 


神韻縹渺 しんいんひょうびょう


神韻縹渺 しんいんひょうびょう  
芸術作品のきわめてすぐれた、奥深い趣を漂わすこと。
また、人柄が優れて高尚なこと。
非常に優れたさま。
「神韻」は芸術作品などが、人間のつくったものとは思われないようなすぐれた趣、
「縹渺」は遠くはるかなさまの意。
「縹渺」は「縹緲」「縹眇」とも書く。



青天白日 せいてんはくじつ


青天白日 せいてんはくじつ  
心にやましいことがまったくないこと。
また、罪の疑いがはれ無罪が明らかになること。
もとは、よく晴れあがり太陽が輝くような天気の意。



前人未到 ぜんじんみとう


前人未到 ぜんじんみとう     
いままでだれも到達していないこと。
まだ誰も成し遂げる事ができないほど、実現の困難なこと。
新分野を切り開くときや、空前の記録や偉業、探検などを
いうときに用いる。



損害賠償 そんがいばいしょう


損害賠償 そんがいばいしょう   
他人に損害を与えた者が、それを補てんし、
損害がなかったときと同じ状態にすること。
「損害」はそこなうこと、利益が失われること、
「賠償」は損害をつぐなうの意。



単純明快 たんじゅんめいかい


単純明快 たんじゅんめいかい   
簡単でわかりやすく、明らかに筋道がとおること。
「単純」はわかりやすく込み入っていないこと、
「明快」は筋道が明らかで心地よいことの意。
  



人三化七 にんさんばけしち


人三化七 にんさんばけしち    
容貌のひどく醜いことのたとえ。
とくに女性に用いる。
人間らしい部分が三割で、
残りの七割は化け物という意から。



伯楽一顧 はくらくいっこ


伯楽一顧 はくらくいっこ     
才能が認められること。
また、能力を認めてくれる人に重用されること。
昔、馬の鑑定の名人・伯楽が、馬をチラッと見ただけで、
その馬の値段があがったという故事から。
「一顧」はチラッと見るの意。




八面玲瓏 はちめんれいろう


八面玲瓏 はちめんれいろう    
どこから見ても欠点が無く、美しくすぐれていること。
また、そういう人。
とくに人との交際が円満、巧妙な場合に用いる。
「八面」は人間のすべての面、
「玲瓏」は玉などが美しく透き通っている、
また玉などが美しい音で鳴るさまの意。



百尺竿頭 ひゃくしゃくかんとう


百尺竿頭 ひゃくしゃくかんとう   
到達しうる最高の地点。
向上できる最高のところ。
極限のたとえ。
「百尺」は三〇メートル、「竿頭」は竿の先端の部分の意。
一〇〇尺もある長い竿の先端という意から。
(転じて)向上することが出来る極地。
百尺は「しゃくせき」とも読む。



百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう


百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう 
矢や弾丸がすべて狙った的に命中する事。
(転じて)予想や計画がすべて的中する事。
「中」はあたるの意。



文質彬彬 ぶんしつひんぴん


文質彬彬 ぶんしつひんぴん    
人間の外見と内容が調和していること。
実質の充実と外観の重々しさとの調和がよくとれて、
優れているさま。
「文質」は外見と内容、
「彬彬」はよく釣り合っているの意。
『論語』には「文質彬彬としてしかる後に君子なり」
(外見と実質とがうまくとけあってこそ、はじめて君子である)とある。




満場一致 まんじょういっち


満場一致 まんじょういっち   
その場にいる全員の意見が一致すること。
とくに会議の採決などでいう。
「満場」は、場所いっぱいのこと。
(転じて)その場所にいる人全員のこと。



名詮自性 みょうせんじしょう


名詮自性 みょうせんじしょう  
名は体を表すということ。
名前はその人の性質を表しているということ。
物の名は、その物自体の本性を表すということ。
「名」は名前、「詮」は備える、
「自性」は自らの性質の意。
「自性」は「自称」とも書く。



名誉挽回 めいよばんかい


名誉挽回 めいよばんかい   
いったん失った社会的な評価をもとのように取もどすこと。
「名誉」はよい評判や誉(ほま)れ、
「挽回」は元にひきもどすの意。



名論卓説 めいろんたくせつ


名論卓説 めいろんたくせつ   
見識の高い立派な議論や意見のこと。
すぐれた意見。
格調の高い議論。
「名論」は、すぐれた意見、立派な議論のこと。
「卓説」は、すぐれた説の意。




面目躍如 めんもくやくじょ


面目躍如 めんもくやくじょ    
名誉や体面がさらによくなること。
世間に対して顔が立つこと。
その地位にふさわしい活躍をすること。
「面目」は「めんぼく」とも読み、世間から受ける評価、
「躍如」は生き生きと活躍するさまの意。




有終之美 ゆうしゅうのび


有終之美 ゆうしゅうのび     
ものごとを最後まで立派にやり遂げること。
立派な成果をあげること。
最後に立派な業績を残すこと。
「有終」は「終わり有り」で、最後をまっとうするの意。



有名無実 ゆうめいむじつ



有名無実 ゆうめいむじつ     
名前はあるがうわべだけで、その実質が伴わないこと。
権威だけで権力や実力が伴わず、実際には価値が無いこと。
有名で権威はあっても、見かけだおしで実際に用を足さない
ことの例え。



用意周到 よういしゅうとう


用意周到 よういしゅうとう    
手段と方法と段取りの準備が十分に行き届いて、
手抜かりがないこと。
「用意」は準備する、
「周到」はあまねくいきわたるの意。




竜頭蛇尾 りゅうとうだび


竜頭蛇尾 りゅうとうだび     
始めは勢いがよいのに、
最後の方はふるわずに尻つぼみに終わること。
「竜頭」は竜の頭、「蛇尾」はヘビの尻尾の意。
頭は竜のように立派だが、尾は蛇のように貧弱であることから。
竜頭は「りょうとう」とも読む。




理路整然 りろせいぜん


理路整然 りろせいぜん  
考えや話の筋道がよく通っている事。
物事が道理に正しくあてはまっていること。
「理路」は論理の筋道。
「整然」はきちんと整っているの意。




六菖十菊 ろくしょうじっきく


六菖十菊 ろくしょうじっきく  
時期に遅れて役に立たないこと。
菖蒲(あやめ)は五月五日の端午(たんご)の節句に使うので、
六日では遅く、
菊は九月九日の重陽(ちょうよう)の節句に使うので、
十日では役に立たないことから。 
「りくしょうじゅうきく」とも読む。



論功行賞 ろんこうこうしょう


論功行賞 ろんこうこうしょう   
功績の有無や程度、その大小を論じ定めて、
それにふさわしい賞を与えること。
手柄にふさわしい賞を与えること。
「論功」は、手柄の大小を調べること。
「行賞」は、ほうびを与えること。
「功を論じて賞を行う」とも読む。



悪衣悪食 あくいあくしょく


悪衣悪食 あくいあくしょく
粗末な衣服と粗末な食物。
孔子の「悪衣悪食を恥ずる者は未だ与(とも)に議するに足らず」
ということばから。
自分の粗末な衣服や質素な食事を恥ずかしく思うような者は、
まだまだ精神的に未熟である、
人の道について一緒に語り合う資格はないということ。
人格の修養を志す人は、外面的なものに心を奪われてはならない
という意味を表す。




悪因悪果 あくいんあっか


悪因悪果 あくいんあっか
悪い行為をすれば必ず悪い報いがあるということ。
悪い原因は必ず悪い結果をもたらすこと。
「悪因」は悪い結果をまねく原因。
「悪果」は悪い報いや結果。
仏教で、人の行いの善悪に応じて、その報いが現れる
「因果応報(いんがおうほう)」の思想に基づく言葉。




和氏之璧 かしのへき


和氏之璧 かしのへき
すばらしい宝玉のこと。
世にもまれな宝物の意。
中国の春秋時代・戦国時代の故事にあらわれた古の宝石の名。

楚の卞和(べんか)が、山中で宝石をみつけ楚の氏iれい)王に
献じたが、宝石ではなくただの石だと見られ左足を切られた。
次の武王に献じたときも同様の理由で右足を切られた。
やがて文王の時代になり、卞和のことを耳にした文王が、
使者をやってこの石を磨かせたところ、
本当に宝石であるとようやく認められたという故事による。

「和氏」は人名で、楚の卞和のこと
「璧」は「たま」とも読み、平たくて中に穴があいたドーナツ型の玉。
後に十五の城ほどの価値がある璧だという意で「連城の璧」と称されるようにもなった。

また、完全無欠という意味の「完璧」ということばの語源となった宝玉。




蓋棺事定 がいかんじてい


蓋棺事定 がいかんじてい
人の真の値打ちは死後に決まるという意。
人間は亡くなって棺のふたをして始めて
その人の業績の価値が定まるということ。
また、生前の評価はいろいろな思惑があって
公平な判断が下せない、だから生前の誉れやそしりは、
あてにならないという意味にも使われる。
「蓋棺」は、棺のふたを閉じることの意。
「棺を蓋(おお)いて事(こと)定(さだ)まる」ともよむ。




机上之論 きじょうのろん


机上之論 きじょうのろん
理屈は通っているが、実際には役に立たない議論や計画のこと。
机上で議論していても、実際には役に立たないということ。
また、考えただけで、現実にはできそうもない計画にもいう。
「机上の空論」ともいう。




光焔万丈 こうえんばんじょう


光焔万丈 こうえんばんじょう
勢いの盛んなさま。
光り輝く炎が一万丈にまで達すること。
(転じて)
詩文や議論などの、内容や表現の規模が雄大で勢いがあること。
またそれゆえに、長く後世に伝わるたとえ。
韓愈(かんゆ)が、李白(りはく)と杜甫(とほ)の詩文を形容したことば。
「光焰万丈」「光炎万丈」とも書く。




後顧之憂 こうこのうれい


後顧之憂 こうこのうれい
後に残る心配のこと。
物事をやり終わった後に残る気がかり。
のちのちの心配。
「後顧」は、後をふりむく意。
背後が気がかりであるということ。
自分が死んだ後のことにも使う。




高山流水 こうざんりゅうすい


高山流水 こうざんりゅうすい
絶妙な音楽。すぐれて巧みな演奏のたとえ。
中国春秋時代、琴の名手 伯牙(はくが)が、
高い山を想って琴を弾くと、友人の鐘子期(しょうしき)が
「泰山の如し」と評し、流水を想って弾くと
「江河(長江と黄河)の如し」と評したという故事から。
また、己をよく知る真の友人のこと。
高い山と流れる水のことから、
清らかな自然の意に用いられることもある。




功成名遂 こうせいめいすい


功成名遂 こうせいめいすい
成功して、名誉も合わせて受けとること。
「功」は「功績」、「成」は「完成」、
「名」は「名声・名誉」、「遂」は「完遂(なしとげる)」の意味。
「功成り名遂ぐ(こうなりなをとぐ)」と訓読することが多い。
出典「老子/運夷(うんい)第九」では、
「功成り名遂げて身退くは、天の道なり」といい、
成功者はその地位にしがみつかず、
引き際も大切にすべきであるといったことば。




毫釐千里 ごうりせんり


毫釐千里 ごうりせんり
初めはごくわずかな差が、
ついには途方もなく大きな差異を生じるということ。
ごく小さな違いが、きわめて大きな誤りをもたらすことのたとえ。
「毫」は、うさぎの毛。細い毛。
「釐」は、毫が十本あつまったもの。
「毫釐」は、ごく少ない分量の意。
「毫釐の差は千里の謬(あやま)り」ともいう。




高論卓説 こうろんたくせつ


高論卓説 こうろんたくせつ
普通の人では考え及ばないような、
高い見識の意見や非常に優れた議論のことにいう。
程度の高い論議やすぐれた理論などのこと。
「高」は、程度の非常に高いこと。
「卓」は、他を抜きんでて優れていること。




五穀豊穣 ごこくほうじょう


五穀豊穣 ごこくほうじょう
穀物などの農作物が豊かに実り、豊作になること。
「五穀」とは、米・麦・豆・粟(あわ)・黍(きび)の
五種類の主要な穀物をさす。
また穀物の総称としても用いる。
「豊饒」は作物などが豊かに実ること。




衆議一決 しゅうぎいっけつ


衆議一決 しゅうぎいっけつ
多くの人々が協議した結果、みなの意見が一致して結論が出ること。
「衆議」は、多人数による議論・相談のこと。
「一決」は、議論や相談ごとが一つにまとまって決定すること。




西施之顰 せいしのひそみ


西施之顰 せいしのひそみ
やたら人のすることや、物事の表面だけをまねること。
善し悪しも考えずに、人のまねをして物笑いになること。

美女の西施(せいし)が胸を病んで、咳をするたびに
眉をひそめる様が美しかったために、醜い女たちもそれをまねして
眉間(みけん)にしわをよせたので、人々に気味悪がられたという。
女たちは、西施の美しさを理解しても、ひそめた眉がどうして
美しく見えるのかまでは理解できなかったという故事による。
このように、外形にだけとらわれてその本質や根本の理由を
理解できないことをいう。

また、不美人が、柄(がら)でもないのに美人の真似をする、
ということから、他人の優れた仕事にならったり、業績にあやかったり
することを、「西施の顰に倣(なら)う」といい、
謙遜のことばとしてつかう。




善因善果 ぜんいんぜんか


善因善果 ぜんいんぜんか
よい行いをしていれば、後によい結果に報いられ
幸せをもたらすということ。
よい行いには、よい果報があるということ。
「善因」は、幸せを招く原因となるよい行いのこと。
「善果」は、よい行いの結果であるよい報い。
仏教で、人の行いの善悪に応じて、その報いが現れる
「因果応報(いんがおうほう)」の思想に基づく言葉。
対義語に「悪因悪果(あくいんあっか)」がある。




千鈞之重 せんきんのおもみ


千鈞之重 せんきんのおもみ
非常に重いこと。
また、その重い物。
「鈞」は、目方の単位。
一鈞は三十斤といわれ、千鈞は非常に重い目方のこと。
(転じて)
非常に価値が高いことの意にも使う。




象牙之塔 ぞうげのとう


象牙之塔 ぞうげのとう
俗世間を離れて高尚な芸術を楽しむ芸術至上主義の姿勢。
十九世紀フランスの批評家サント・ブーブが、
芸術至上主義者だった詩人ビニーの態度を批評して言ったことば。
学者などが研究熱心なあまり、
現実社会と疎遠になったときに使われることば。
また、そのような状況に居る人物を揶揄する表現。
さらには、大学の研究室などにもいう。




歯亡舌存 しぼうぜっそん


歯亡舌存 しぼうぜっそん
強固なものは滅びやすく、柔軟なものは残ることのたとえ。
歯は強くて堅いが、やがて抜け落ちてしまう、
しかし柔らかい舌は、かえって変わりなく機能がはたらくことから。
柔軟性を持つものの方が長く存続するというたとえ。
「歯亡びて舌存す(はほろびてしたそんす)」と訓読する。




草茅危言 そうぼうきげん


草茅危言 そうぼうきげん
国政に苦言を呈すること。
官職につかず民間の立場から国政に厳しい批判をすること。
国政に対して浴びせられる民間の批判の声のこと。
「草茅」は、草と茅(ちがや)のことで、草むらのこと。
(転じて)朝廷・官界に対する在野・民間の意。
「危言」は、厳しい言葉、激しい苦言のこと。




大巧若拙 たいこうじゃくせつ


大巧若拙 たいこうじゃくせつ
真の名人は、見かけの小細工をしないから、
かえって下手に見えることをいう。
また、名人上手といわれる人は少しもその芸を自慢しないから、
一見つたないもののように見えるという意にも使う。
「大巧」は、たいへんに技量が高く技が巧みなこと。
「若」は、如し(・・・のようだ)と同じ。
「若拙」は、拙(つたな)く見えるという意。
「大巧は拙(せつ)なるが若(ごと)し」と訓読する。




竹帛之功 ちくはくのこう


竹帛之功 ちくはくのこう
史上に残る功名のこと。名を残すことをいう。
「竹帛」は、竹ふだと白絹のきれ。
昔は紙がなく竹ふだや白絹に文字を書いたことから、
書物や歴史書を言う。
(転じて)
歴史に記され、後世に伝えられるべき功名のこと。




天馬行空 てんばこうくう


天馬行空 てんばこうくう
天馬が大空を自由自在にかけめぐる様子から。
(転じて)
束縛されることなく伸び伸びと自由なさま。
着想や言動、手腕などが自由奔放で、
何物にも規制されることなく、破綻(はたん)がないさま。
文勢、筆勢などの秀でている形容。
また、思想、行動などの束縛なく自由なさまで、人柄にも用いる。
「天馬」は、天上に住むという馬のこと。
「てんまぎょうくう」「てんばくうをゆく」ともよむ。




同声異俗 どうせいいぞく


同声異俗 どうせいいぞく
人は環境や教育によって違いが出てくることをいう。
本来人の生まれ持った性質や素質は同一だが、
教育や環境など後天的な要因によって違いが生じること。
教育の重要性を訴えることば。
「声」は、産声のこと。
「俗」は、習慣のこと。
生まれたときの産声はだれも同じだが、成長するに従って、
身についた風俗や習慣はそれぞれ異なっているということ。




読書亡羊 どくしょぼうよう


読書亡羊 どくしょぼうよう
放牧中の羊の番をしていた二人の男が、
一人は読書に一人は双六(すごろく)に夢中になって、
羊が逃げ出したことに気がつかなかったことから、
(転じて)
他の事に気を取られて肝心の仕事をおろそかにすることのたとえ。
また、理由はどうであれ過失を犯したことについては同じであること。
「書を読みて羊を亡(うしな)う」と訓読する。




破天荒解 はてんこうかい


破天荒解 はてんこうかい
今まで誰もなしえなかったことを初めて成し遂げること。
前人未踏の偉業を成し遂げること。
「破天荒」ともいい、同じ意。
「破」は、打破る(転じて)成し遂げる。
「天荒」は、天と地がまだ分かれていない荒れた地、
またそのような混沌とした状態のこと。
「解」は、中国の科挙(高等文官試験)制度で、
地方で行う選抜試験に合格して、
中央で行う進士科の試験を受けることができる者をいう。

唐(とう)の時代、荊州(けいしゅう)では毎年進士科の受験者を
中央に推挙していたものの、一人として合格者がでなかったので、
荊州では「天荒(未開の地)」と呼ばれていた。
そこに劉蛻(りゅうぜい)という者が荊州からのはじめての合格者と
なったので、人々は驚き「破天荒解」と称されたという故事に基づく。
また、それまで人が思いもよらなかった驚嘆するような
出来事をすること。
型破りなことの意にも使われる。

なお、豪快な人物や、粗暴で無茶をする人、
気性の荒い性格の意に使うのは誤り。




成人之美 ひとのびをなす


成人之美 ひとのびをなす
(人の美を成す)

人を助けてよい事を成就させること。
人の美点や長所を十分に伸ばすように助成することをいう。
「成」は、完成の意。
「論語」に「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。
小人(しょうじん)は是れに反す」とある。
教養や徳のある人は人に美点や長所があれば、
それを助けて伸ばすようにしてあげ、
また人に欠点があれば、これをいさめ教えて、
それがなくなるように導く。
しかし、教養や徳のない人はこれとまったく正反対の事を
するということ。




覆水不返 ふくすいふへん


覆水不返 ふくすいふへん
取り返しのつかないことの例え。
一度盆からこぼした水は、ふたたび盆には返らない。
一度離婚した夫婦は元通りにはならないということ。
「覆水盆に返らず」ともいう。

周の呂尚(りょしょう、太公望)が読書ばかりしているので、
妻は愛想をつかし離縁を求めて去った。
後に呂尚が斉(せい)に封ぜられ出世すると、
去った妻は復縁を求めたが、呂尚はその目の前で水をこぼし、
この水を元に戻したら希望に応じようと言ったという故事から。






普天率土 ふてんそっと


普天率土 ふてんそっと
世界のいたる所という意。
天が地上を覆う限りの広い所と、地の続く限りの所。
すべての天地。全世界を意味することば。
「普」は、広く行きわたる、「率」は、したがう。
また、「天下を治める王」の意もある。




不毛之地 ふもうのち


不毛之地 ふもうのち
穀物や草木が生えない土地。
耕作に適さない荒れた土地。
また、よい結果や成果が出ない地域のことにもいう。
「不毛」は、土地がやせていて作物ができないこと。




豊年満作 ほうねんまんさく


豊年満作 ほうねんまんさく
農作物が豊かに実り、十分な収穫があること。
「年」は「稔」と同じく「みのり」で、
「豊年」は、穀物の収穫の多いこと。
「満作」は、作物が十分に実ること。
特に稲作についていう。




墨痕淋漓 ぼっこんりんり


墨痕淋漓 ぼっこんりんり
筆跡が生き生きとして勢いが盛んなさま。
書や絵などで、墨の跡がみずみずしく、
表現が生き生きしていること。
「墨痕」は、筆で書いたあと、墨を使って表現したもの。
「淋漓」は、水・汗・血などのしたたるさま。
また、筆の勢いが盛んなさま。




無位無官 むいむかん


無位無官 むいむかん
重要な地位も役職にも就いていないこと。
特別な身分や肩書きもなく、社会的に無力な状態。
また、そのような人。
「無位」は、位のないこと。社会的身分や地位がないこと。
「無官」「無冠」「無禄」は、官職についていないこと。




無用之用 むようのよう


無用之用 むようのよう
無駄だと思われる物がかえって役に立つこと。
役に立たないと思われるものが、大きな役割を果たしていること。
人は役に立つ部分のことだけを知っているが、それが役に立つのは、
役に立たない部分が助けになっているからだということ。
この世に無用なものは存在しないという教え。




名声過実 めいせいかじつ


名声過実 めいせいかじつ
その人の能力や成績が、
実際以上に優れたものとして評価されていること。
実質以上の評判が立っていること。
「名声」は、評判、名誉、ほまれ、の意。
「過実」は、実質以上の意。




名人上手 めいじんじょうず


名人上手 めいじんじょうず
その技芸で、他の人以上に優れた技能を持っている人。
名人とも上手ともいわれる人。
「名人」と「上手」は、そのことに巧みである人の意。
江戸時代、囲碁将棋の世界では段位の別称として、
七段の者を「上手」九段の者を「名人」と称したことから。
なお、八段は「半名人」という。




面向不背 めんこうふはい


面向不背 めんこうふはい
どの角度から眺めても美しいこと。
前も後ろもともに美しくて表裏のないこと。
「面向」は、ひたいの真ん中、真っ向のこと。
もと、三方に正面を向けた仏像をいった語。
(転じて)どの角度から見ても形が整い美しいことをいう。
「不背」は、裏側がないこと。




面目一新 めんもくいっしん


面目一新 めんもくいっしん めんぼくいっしん
すっかり様変わりすること。
改善されること。
また、外見や内容を、全く新しく変えること。
世間に対する名誉や対面、世間から受ける評価が、
以前よりもよいほうへ変わること。
「面目」は世間に対する体面のこと。




沐猴而冠 もっこうじかん


沐猴而冠 もっこうじかん
外見だけが立派で中身が伴わないこと。
「沐猴にして冠(かん)す」と訓読し、
「沐猴」は、猿のこと。
冠をかぶった猿の意で、
(転じて)
見せ掛けばかりで実体がないこと。
衣冠だけが立派で心は猿に似ており、
性質が軽々しく乱暴なのをあざけったことば。




有終完美 ゆうしゅうかんび


有終完美 ゆうしゅうかんび
何事も終わりが肝心であること。
最後まで物事を立派にやり遂げること。
最後までなし遂げて見事な成果をあげること。
「有終」は、「終わり有り」で、終わりをまっとうするの意。
なにか事を始めたなら途中で投げ出さず、
最後までやり遂げることが肝心だということ。




洛陽紙価 らくようのしか


洛陽紙価 らくようのしか
著書が好評を博して盛んに売れること。
晋(しん)の左思(さし)が「三都賦(さんとのふ)」を作った時、
洛陽(らくよう)の人が争ってこれを書き写したために
紙の需要が増した。
そのため洛陽では紙の値段が高くなったという故事に基づく。
「洛陽の紙価を貴む」「洛陽の紙価を高める」
「洛陽の紙価を高らしむ」ともいう。




連城之璧 れんじょうのへき


連城之璧 れんじょうのへき
非常に価値の高い宝石のこと。
いくつもの城と交換する値打ちのある宝石という意。
戦国時代、趙(ちょう)の恵文王の持っていた宝玉のことで、
秦の昭王が十五城と交換しようとしたのでこの名がある。
「和氏之璧(かしのへき)」とも称される宝石のこと。
「完璧」ということばの語源となった宝玉。




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