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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 戦闘 防御 策略に関する四字熟語



悪戦苦闘 あくせんくとう


悪戦苦闘 あくせんくとう  
かなり不利な状況の中で苦しい戦いをすること。
必死で困難に打ち勝とうと努力すること。
「悪戦」も「苦闘」も、ともに苦しみ戦うの意で、
重ねて意味を強めたもの。


暗中飛躍 あんちゅうひやく


暗中飛躍 あんちゅうひやく   
ひそかに策略をめぐらして大胆な活躍すること。
人知れず活動する事。
「暗中」は暗闇の中、
「飛躍」は飛び跳ねるの意。
「暗躍」はこの言葉から出ている。


遠交近攻 えんこうきんこう


遠交近攻 えんこうきんこう  
遠くの国と親しくて、その間に近くの国を攻めるという外交政策。
利害関係の無い遠くの国と同盟し、
背後から牽制(けんせい)させつつ近い国をせめる、
中国の秦(しん)の范雎(はんしょ)が唱えた対外戦略。
「交」は交際、「攻」は攻撃の意。


一網打尽 いちもうだじん


一網打尽 いちもうだじん    
網を一度打つことで、そこにいる魚を
すべて捕らえ尽くしてしまうこと。
(転じて)
敵対する一味の者や悪党や悪人などを、
一挙に残らず捕らえ尽くしてしまうこと。



一騎当千 いっきとうせん


一騎当千 いっきとうせん
一人の騎馬武者で千人もの敵を相手に戦えるほど強い事。
非常に高い能力がある人の事。
「一騎」とは馬に乗った一人の将兵、
「当千」とは千人に相当するの意。


一口両舌 いっこうりょうぜつ


一口両舌 いっこうりょうぜつ
二枚舌を使うこと。
前に言ったことと、後に言ったことの内容が食い違っていること。
一つの口に二枚の舌がある意から、
同じ人の口から違った二つのことばが出てくるという矛盾のたとえ。
また、二人の人に対して違ったことを言い、両者を争わせること。
「一口」は、一つの口、同じ人の口。
「両舌」は、一つの事について違う二つの事を言うこと。
仏教では、十悪の一つに数えられている。





一発必中 いっぱつひっちゅう


一発必中 いっぱつひっちゅう 
矢一本、もしくは弾丸一発だけで命中させてしまう事。
(転じて)
一度だけの試みでそれを成功させてしまう事。
「中」はあたるの意。


鎧袖一触 がいしゅういっしょく


鎧袖一触 がいしゅういっしょく 
簡単に相手を打ち負かす事。
楽勝。
「鎧袖」はよろいの袖(そで)のこと、
「一触」はひとふりの意。
正面から立ち合うまでもなくよろいの袖を一振りして、
それに触れただけであっという間に簡単に相手をやっつけてしまうということ。


合従連衡 がっしょうれんこう


合従連衡 がっしょうれんこう  
強敵に対抗する為、弱者同士が力を合わせること。
また、その戦略や方策。
(転じて)
そのときの利害に応じて、団結したり離れたりする外交政策をいう。
外交政策で弱い国同士が同盟を結び力を合わせること。
「従」は「縦」とも書き、南北を示す。
「衡」はよこ、東西の方向を示す。

中国戦国時代、最も強大な秦(しん)と他の小国の間で行われた
二つの外交政策からでている。
「合従」は蘇秦(そしん)が唱えた攻守同盟で、南北に連なる六国
「韓かん・魏ぎ・趙ちょう・燕えん・楚そ・斉せい」が連合して
秦に対抗するというもの。
また、「連衡」は張儀(ちょうぎ)が唱えたもので、
六国と秦がそれぞれ個別に同盟を結ぶ政策。
また、二つの策の転変が早かったことから、
集団の離合集散のめまぐるしいさまもいう。


汗馬之労 かんばのろう


汗馬之労 かんばのろう     
戦場で、馬に汗をかかせてかけめぐったほどの活躍や功労のこと。
戦場でのてがら。
(転じて)
物事をまとめるために、走り回る苦労をたとえていう。
漢の高祖(こうそ/劉邦りゅうほう)が天下を統一したとき、
蕭何(しょうか)を厚く遇(もてな)したが、ほかの将軍たちは
「われわれは戦場を駆け回ったが、蕭何は汗馬の労がない」と
反対した故事による。
運搬などや物事を解決するために駆けずり回る事についても用いる。


虚虚実実 きょきょじつじつ


虚虚実実 きょきょじつじつ   
互いに計略や秘術を尽くして懸命に戦うこと。
また、うそとまことを取り混ぜて、相手の腹を読み合うことにもいう。
「虚」は守りの弱いところ、
「実」は守りの堅いところ。
実(堅い守り)を避け虚(相手のすき)をついて戦う意。
「虚」「実」のそれぞれを重ねて、意味を強調したもの。



漁夫之利 ぎょふのり


漁夫之利 ぎょふのり      
両者が争っているすきにつけこんで、第三者が苦労せずに
いともたやすく利益を横取りすること。
鷸(イツ/しぎ)が蚌(ボウ/どぶがい)の身を食べようとしたが
蚌にくちばしをはさまれ互いに争っているところに漁夫がやってきて、
簡単に両者を捕獲したという故事から。
漁夫は「漁父」とも書く。




機略縦横 きりゃくじゅうおう


機略縦横 きりゃくじゅうおう  
その時時に応じた適切なはかりごとを、自由自在にめぐらすこと。
臨機応変に計略を自由自在に使いこなすこと。
「機略」は、その場に応じた策略、
「縦横」は、縦と横(転じて)自由自在の意。




金城鉄壁 きんじょうてっぺき


金城鉄壁 きんじょうてっぺき 
非常に堅固(けんご)な守りを誇る城の事。
(転じて)
物事の非常に堅固でつけ入るすきのないことのたとえ。
金や鉄の固さから、城壁の堅牢(けんろう)さを表している。




金城湯池 きんじょうとうち


金城湯池 きんじょうとうち    
守りがきわめて堅固な城。
他の勢力が攻めて来ても侵略されない極めて堅固な備えをいう。
「金城」は金で築いたような守りが堅固な城。
「湯池」は熱湯をたぎらせた濠(ほり)のこと。




苦肉之計 くにくのけい


苦肉之計 くにくのけい    
自分の身を苦しめてまでも敵をあざむくはかりごと。
苦しまぎれに考えだした切り抜けの手段や策略。
また、通常ならば良心がとがめることを、あえて行うはかりごと。




堅甲利兵 けんこうりへい


堅甲利兵 けんこうりへい   
堅固なよろいと鋭利な武器。
非常に強い武装をした軍隊のこと。
「堅甲」は、かたいよろい、また、よろいを身につけた兵士。
「利兵」は鋭い武器のこと。




捲土重来 けんどちょうらい


捲土重来 けんどちょうらい 
一度負けて退いた者が勢力を盛り返し、
再び猛烈に攻め寄せてくること。
または、一度失敗した者が、ものすごい意気込みでやり直すこと。
「捲土」は土煙を巻き上げるさまで、それほど激しい勢いのこと。
「重来」は再びやってくること。
「けんどじゅうらい」とも読む。





権謀術数 けんぼうじゅっすう


権謀術数 けんぼうじゅっすう  
巧みに人をだます策略の事。
相手をうまくだます計略。
「権謀」は、その場に応じた策略、
「術数」は、はかりごとの意。




孤軍奮闘 こぐんふんとう


孤軍奮闘 こぐんふんとう  
援軍がなく、少数の軍勢で懸命によく戦うこと。
または、だれひとり援助する者もなく、独りで一生懸命努力する事。
独りで大きな仕事をするときに用いられる。
「孤軍」は味方から孤立した軍勢の意。




虎視眈眈 こしたんたん


虎視眈眈(虎視眈々) こしたんたん  
虎が鋭い目で獲物をねらってじっと見下ろすさま。
(転じて)
強い者が機会をねらって形勢をうかがっているさま。
隙があればつけいろうと、油断なく相手の様子をうかがうたとえ。
「虎視」は、虎が獲物をねらい見ること。
「眈眈」は、にらみ見下ろすさま。




孤城落日 こじょうらくじつ


孤城落日 こじょうらくじつ   
勢いが衰えたり、助けも来なくて心細いさま。
「孤城」は遠く離れて孤立し、援軍の来るあてもない城、
「落日」は、まさに沈もうとしている夕日の意。
孤立無援の城に、沈みゆく夕日がさしている、
非常に心細い有様のたとえ。




三十六計 さんじゅうろっけい


三十六計 さんじゅうろっけい 
「三十六計逃げるにしかず」の略で、
困ったときにはあれこれ悩んだりせず、
逃げ出して身の安全を図ることが、
どんな策略よりも最上の策であるという意。
中国古代の兵法には三十六の策略があったことから、
「三十六計」はあらゆる計略のこと。




死中求活 しちゅうきゅうかつ


死中求活 しちゅうきゅうかつ 
死ぬほどの絶望的な状況にあっても、全力を尽くして
活路を見出そうとすること。
死を待つよりほかにないような、絶望的な状態であっても、
なお生きる道を捜し求めること。
または、難局を打開するために、あえて危険な状況や
困難に飛び込んでいくこと。




四面楚歌 しめんそか


四面楚歌 しめんそか      
周りを敵に囲まれ孤立していて、助けがないこと。
また、周りがすべて敵や反対者ばかりで、味方がいないこと。

楚(そ)の項羽(こうう)は劉邦(りゅうほう/漢の高祖)と
天下を争い敗れた。
垓下(がいか)で夜中に四方を囲む漢軍の陣から、
項羽の故郷である楚の歌が流れてくるのを聞き、
敵の作戦とは知らずに「楚の人々はすでに漢に降伏したのか」と
驚き嘆いたという故事から。




衆寡不敵 しゅうかふてき


衆寡不敵 しゅうかふてき    
少人数では多人数に、とてもかなわないということ。
多くの敵と戦うには、味方の人数が少なく、勝ち目がないということ。
「衆寡」は多数と少数、多人数と少人数。
「不敵」は、ここでは敵をおそれないという意味ではなく、
かなわないという意。
「衆寡敵せず」とも読む。




正正堂堂 せいせいどうどう


正正堂堂(正々堂々) せいせいどうどう
行動や態度が公正で正しく立派なさま。
態度がまっすぐで卑怯な手段をとらないこと。
本来は「正正の旗、堂堂の陣」の略で、
軍隊などの陣容が整い、勢いが盛んなこと。
「正正」は正しくきちんとしていること。
「堂堂」はいかめしく立派なこと。




勢力伯仲 せいりょくはくちゅう


勢力伯仲 せいりょくはくちゅう  
相互の力が接近していて、優劣の差がないこと。
二つの勢力が互いにつりあっていて、甲乙付けがたい状況のこと。
「伯仲」は長兄と次兄、
(転じて)
よく似ていて優劣がないこと、力が接近していることの意。




千軍万馬 せんぐんばんば


千軍万馬 せんぐんばんば    
多くの兵士や軍馬。非常に大きな軍隊。
歴戦の兵士のこと。
また、数多くの戦いを経験していることから、
(転じて)
社会経験が豊富で、多くの苦労を重ねたしたたかな人のこと。
「千」も「万」も数の多いことを示す。





先手必勝 せんてひっしょう


先手必勝 せんてひっしょう    
戦いや勝負事では、相手より先に攻撃し機先を制すれば、
必ず勝つということ。
また、人に先んじて事を行えば、必ず有利な立場に立てるという意。
「先手」は囲碁や将棋で先に着手する人のことから、
一般に先に攻撃することの意。




速戦即決 そくせんそっけつ


速戦即決 そくせんそっけつ    
戦闘を長期化させず、短時間で一気に戦いの勝利をおさめようと
すること。また、その戦法。
(転じて)
短時間で物事の決着をつけること。
てきぱきと短時間で物事を片付けたり仕事を処理してしまうこと。




樽俎折衝 そんそせっしょう


樽俎折衝 そんそせっしょう  
宴席で談笑のうちに交渉をすすめ、武力を用いず相手をくじくこと。
(転じて)
交渉でかけひきすること。
宴会でなごやかに交渉し、うまく話を運ぶこと。
「樽」は酒樽のこと「俎」は肉料理をのせる器で、
「樽俎」は公式の宴会のこと。
「折衝」は攻めてくる敵の衝車(兵車)をくじいて止めるの意。




単刀直入 たんとうちょくにゅう


単刀直入 たんとうちょくにゅう  
敵陣にただ一本の刀だけを頼りに一人で切り込むこと。
(転じて)
前置きなしに、いきなり話の本題に入る事。
遠回しな言い方をしないで遠慮なく核心を突くこと。
「単刀」は一本の刀、
「直入」は敵陣に切り込むの意。
 



闘志満満 とうしまんまん


闘志満満(闘志満々) とうしまんまん 
闘争心が旺盛で相手と戦う気持ちに満ち溢れているさま。
「闘志」は奮(ふる)って戦おうとする気力、
「満満」は満ち満ちている事で、闘おうとする意志がみなぎっている事。




党同伐異 とうどうばつい


党同伐異 とうどうばつい     
事の善悪に関係なく、利害や主義が一致する者を仲間とし、
対立する他者を攻撃すること。
「党」は助ける、仲間をつくる。
「伐」は伐(う)つ、殺すの意。
「同じきに党(くみ)し異なるを伐つ」と訓読する。




難攻不落 なんこうふらく


難攻不落 なんこうふらく  
城や要塞を攻めても守りが固いため、
攻略するのに困難でなかなか落城しないこと。
(転じて)
あいての意志が固く、なかなか承諾してくれないこと。




背水之陣 はいすいのじん


背水之陣 はいすいのじん     
逃げ道を断って、決死の覚悟で物事に全力で取り組むこと。
また、もはや一歩も退くことのできない絶体絶命の状況や立場。
川を背にしたところに陣を敷き、
退却できないようにして必死に戦う意から。
失敗すれば再起は出来ないという決死の覚悟で事にあたること。
「背水」は川を背にすること。

百戦百勝 ひゃくせんひゃくしょう


百戦百勝 ひゃくせんひゃくしょう 
どんな戦いにも必ず勝つ事。
常勝。
しかし本来は戦いで常に勝つより、
戦わずして勝つのが最善であるの意で、孫子の兵法の基本。
「百戦百勝は善の善なる者には非(あら)ず、
戦わずして人の兵に屈する(人に勝つ)は善の善なる者なり」から。




百戦錬磨 ひゃくせんれんま


百戦錬磨 ひゃくせんれんま  
多くの戦いや経験を通じて、鍛えられている事。
「百戦」は多くの戦い、
「練磨」は学芸や武芸を磨くの意。
(転じて)経験が豊かで、よく事情に通じてる事。




百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう


百発百中 ひゃっぱつひゃくちゅう 
矢や弾丸がすべて狙った的に命中する事。
(転じて)
予想や計画がすべて的中する事。
「中」はあたるの意。




風林火山 ふうりんかざん


風林火山 ふうりんかざん   
戦時における行動の指針。
その時機や情勢にあった適切な行動を示す。
中国の孫子の兵法書に「疾(はや)きこと風の如(ごと)く、
徐(しず)かなること林の如く、侵略すること火の如く、
動かざること山の如し」とあり、その略称。
敵の虚をついて攻撃するときは疾風のように速く、
味方が不利とみてじっとしている時は林のように静まっている。
戦国時代の武将武田信玄が旗印にしていたことで有名。




武運長久 ぶうんちょうきゅう


武運長久 ぶうんちょうきゅう  
戦いに勝つ幸運が長く続くこと。
戦士としての命運が長く続くこと。
「武運」は戦いの勝敗の運命、また武士としての運命、
「長久」は長く久しいこと、また長く続くことの意。




不倶戴天 ふぐたいてん


不倶戴天 ふぐたいてん    
この世に共存できないほど恨みや憎しみが深く、
相手を生かしてはおけないということ。
また、そのような間柄。
「倶(とも)には天を戴(いただ)かず」と訓読する。
多く「不倶戴天の敵」と使われる。





焚書坑儒 ふんしょこうじゅ


焚書坑儒 ふんしょこうじゅ    
学問、思想、言論を弾圧すること。
中国・秦の始皇帝が、政治批判を弾圧するために行った
言論統制政策。
医学・卜筮(ぼくぜい/うらない)農事など一部の実用書を除いて
すべての書物を燃やし、
儒学者四六〇余名を穴に生き埋めにしたという事件から。





砲煙弾雨 ほうえんだんう


砲煙弾雨 ほうえんだんう    
大砲の煙と雨のように激しく飛んでくる弾丸から、
砲弾を撃ち合う激しい戦いのこと。
また、戦闘の激しいようすをいう。
「砲煙」は大砲を撃ったときに出る煙。
「弾雨」は弾丸が雨がふりそそぐように盛んに飛んで来るさま。
「砲煙」は「砲烟」とも書く。





優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい


優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい   
能力のまさっているものや力の強い者が勝ち、
劣っているものや弱い者が負けること。
特に生存競争で、境遇に適した者や強者が生き残って栄え、
不適応者や弱者が滅びること。





力戦奮闘 りきせんふんとう


力戦奮闘 りきせんふんとう   
自分の能力のすべてを出し尽くして闘うこと。
「力戦」は実力のすべてを出して戦うこと。
「奮闘」は困難などに対して気力をふるいたたせて戦う、
力いっぱい格闘するの意。
「力戦」は「りょくせん」とも読む。





暗夜之礫 あんやのつぶて


暗夜之礫 あんやのつぶて
闇夜に飛んでくる小石の意から、
不意に受ける襲撃。不意打ちを食らうこと。
防ぎようのない危険のたとえ。
また、闇夜に投げる小石は当たらないことから、
効果のないこと、目当てのつかないことにもいう。
「礫」は、投げ付けるための小石のこと。




鷸蚌之争 いつぼうのあらそい


鷸蚌之争 いつぼうのあらそい
両者が争ってるすきに、第三者に利益を横取りされることのたとえ。
鷸(しぎ)と蚌(どぶがい)が争っているうちにどちらも漁夫に捕らえられたという故事から、両者が争ううちに第三者にその利益を占められ、
自分たちは共倒れになることの戒め。
「鷸」は、水鳥の鷸(しぎ)で、「蚌」は蚌(どぶ貝)
どぶ貝の身を食べようとするしぎのくちばしを、
どぶ貝が殻ではさんで争っていると、
漁師がやってきて両方ともに捕らえてしまったという話から。




一敗塗地 いっぱいとち


一敗塗地 いっぱいとち
二度と立ち上がることができないほど大敗すること。
完敗して再起不能の状態になることの形容。
また、失敗して収拾がつかなくなること。
「塗地」は、戦場で敵に惨殺された死者の内臓が、
地面に散乱して泥まみれになること。
「一敗地に塗(まみ)れる」とも読む。




蝸角之争 かかくのあらそい


蝸角之争 かかくのあらそい
気にも留めないほどのきわめて小さな世界での争い。
つまらないことで争うことのたとえ。
また、力のない者同士が争うこと。
蝸牛(かぎゅう/カタツムリ)の左の角の上にいる触氏(しょくし)と、
右の角の上にいる蛮氏(ばんし)とが争ったという寓話から。
「蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の争い」ともいう。




奇策縦横 きさくじゅうおう


奇策縦横 きさくじゅうおう
人の意表をついた奇抜で巧妙なはかりごとを、
次から次にひねり出すこと。
また、すぐれた計略を自在に行うこと。
「奇策」は、人が驚くような奇抜な計画のこと。
「縦横」は、自由自在。思いのままに行うこと。





奇策妙計 きさくみょうけい


奇策妙計 きさくみょうけい
普通の人には思いつかないような、
奇抜で優れたはかりごとのこと。
誰もが想像できなかった非凡な策略のこと。
「奇策」は、奇抜な策略・奇計のこと。
「妙計」は、すぐれたはかりごと。
「妙計奇策」ともいい、略して「妙策」ともいう。




局外中立 きょくがいちゅうりつ


局外中立 きょくがいちゅうりつ
対立や抗争に関与せずにどちらにも味方をしない態度をとること。
戦争をしている国のいずれをも援助せず、
戦争に影響を与えるような行動をとらない国家の立場。
(転じて)
争いにかかわらない姿勢全般についていう。
「局外」は、そのことに関係のない立場。
「中立」は、争いの外にいてどちらにも味方しないこと。




堅城鉄壁 けんじょうてっぺき


堅城鉄壁 けんじょうてっぺき
堅固にできていて、容易に攻め落とすことのできない城の意。
(転じて)
物事の非常に堅固なことにいう。
「堅城」は、守りの堅い城。難攻不落の城。




以毒制毒 いどくせいどく


以毒制毒 いどくせいどく
毒を消すために他の毒薬を用いることから、
(転じて)
悪を除くのに他の悪を用いることの例え。
悪人を利用して悪人を制圧するといったこと。
一般に「毒を以って毒を制す
(どくをもってどくをせいす)」と訓読をつかう。




城下之盟 じょうかのめい


城下之盟 じょうかのめい
敵軍に首都の城下まで攻め寄られ、
力尽きてしかたなく結ぶ最も屈辱的な講和条約のこと。




南征北伐 なんせいほくばつ


南征北伐 なんせいほくばつ
多くの戦いに明け暮れていとまのないこと。
また、南へ北へと遠征・戦闘を繰り返し、
行かないところがないという意から、
多くの戦いを経て南北に勢力を広げること。
「南」「北」は、広い地域を行き来することの形容。
「征」「伐」は、戦闘、戦で相手を討つこと。
戦いのために北へ南へ奔走する意。




敗軍之将 はいぐんのしょう


敗軍之将 はいぐんのしょう
戦いに敗れた将軍のこと。
また、物事に失敗した人の場合にもいう。
「敗軍の将、以(もっ)て勇を言うべからず」を略したもので、
もとは、戦いに敗れた将軍は武勇について語る資格はないの意。
一般に「敗軍の将は兵を語らず」の形で用いられることが多く、
戦いに敗れた将軍は、兵法について語ってはいけないという意。
(転じて)
物事に失敗した者は、その事について再び意見を述べる資格はない、
いさぎよく失敗を認めて、あれこれ弁解するものではないということ。




破釜沈船 はふちんせん


破釜沈船 はふちんせん
必死の覚悟で決戦に臨むことの例え。
出陣のとき、生きて帰らない決意を示すこと。

楚の項羽(こうう)が秦との戦いで、
川を渡ったあと、船を沈めて退路を断ち、
わずか三日分の食糧を残して、釜などの炊事用具をこわし、
部下に「死を必して一(いつ)の還心(かんしん)無き
(必死の覚悟を決め、生還する意志のないこと)」を示した故事による。
「釜を破り船を沈む(かまをやぶりふねをしずむ)」と訓読する。




兵者詭道 へいはきどう


兵者詭道 へいはきどう
(兵は詭道)

敵をだますこと。
戦争とは偽り騙すことであるということ。
兵法というものは、
敵を欺く方法も大いに用いなければならないの意。
「兵者詭道也(兵は詭道なり)」の略。
「兵」は、兵法。戦争。
「詭道」は、正しくない手段、正正堂堂ではない方法。




兵貴神速 へいきしんそく


兵貴神速 へいきしんそく
戦争では一瞬の遅速で運命が決まってしまう。
戦で兵を動かすには、すべて迅速な作戦や行動が大切である。
迅速な行動を重んじることにいう。
「神速」は、きわめてすみやかなこと。
「兵は神速を貴ぶ(へいはしんそくをたっとぶ)」と訓読する。




兵聞拙速 へいもんせっそく


兵聞拙速 へいもんせっそく へいはせっそくをきく
戦は短期にて終結させる速さが大切であるということ。
孫子の「兵聞拙速、未賭巧之久也
(兵は拙速を聞くも、いまだ巧久(こうきゅう)なるを睹(み)ず)」の略で、
短期決戦で成功した話は聞くが、
長期戦で成功した話は聞いたことがないの意。
戦争は長びくと不利が生じるので、
多少作戦にまずいところがあっても、勝機をとらえ、
速戦即決で勝利を収め、早く収拾することが大事であるということ。




竜攘虎搏 りゅうじょうこはく


竜攘虎搏 りゅうじょうこはく
互角の力を持った強い者同士が激しく争うさまをいう。
竜と虎を英雄・豪傑にみたてて、両者が激しく戦うさまのたとえ。
「攘」は、はらう。
「搏」は、打つ意。



両虎共闘 りょうこともにたたかう


両虎共闘 りょうこともにたたかう
強豪同士が対決すること。
二頭の虎が戦うことから、
二人の勇者、または二つの強国が戦うことのたとえ。
虎のように強い者同士が戦うこと。
なお、両虎が争う時は必ず一虎あるいは、
両虎とも倒れる(共倒れになる)という意を含んだことば。
「両虎あい闘う」「竜虎相搏(う)つ」ともいう。




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