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逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 > 悪い状態 状況に関する四字熟語



阿鼻叫喚 あびきょうかん


阿鼻叫喚 あびきょうかん  
阿鼻地獄の苦しみを受けて泣き叫ぶ事。
(転じて)
地獄のような悲惨な状態の事。
または、非常な苦しみに落ち込んで叫び、救いを求めるさま。
阿鼻地獄とは無間地獄(むげんじごく)ともいい、
仏教で言う八大地獄の最も苦しい第八。
猛火や熱湯に絶え間なく責められるという、最下最苦の地獄。




暗雲低迷 あんうんていめい


暗雲低迷 あんうんていめい  
黒い雲が低く垂れ込めている様子。
(転じて)
危険や不安な状態が迫ってくる不穏な気配のこと。
または、悪い状態が長く続き、向上のきざしが見えてこない
前途不安な状況のことをいう。
「暗雲」は陽をさえぎる黒い雲、
「低迷」は雲などが低いところをさまようの意。


一触即発 いっしょくそくはつ


一触即発 いっしょくそくはつ  
ちょっと触れただけですぐ爆発しそうな状態の事。
(転じて)
大事件に発展しそうな緊迫した状態をいう。
小さなきっかけで、すぐにでも重大な事態が発生しそうな
危機に直面しているさま。



一旦緩急 いったんかんきゅう


一旦緩急 いったんかんきゅう  
ひとたび緊急時になった場合。
いざというとき。
「一旦」は、ひとたび、
「緩急」は差し迫った危険な状態。危急の意。
国家的規模の大事件発生を仮定していうときにつかう。
「一旦緩急の事態になれば・・・」というように用いる。


烏合之衆 うごうのしゅう


烏合之衆 うごうのしゅう  
カラスの群れのように、統制も規律もなく、
ただ数だけ多く集まっただけの群衆。
「烏合」は、からすが群れ集まるように、
秩序なく集まること。
統率のとれていない軍勢のたとえにもいう。


有耶無耶 うやむや


有耶無耶 うやむや  
物事がはっきりしないままであること。
曖昧(あいまい)でいいかげんなさま。
有るのか無いのかはっきりしない「ありやなしや」の意から。
「耶」は疑問や反語の意を表わす助字。



隔靴掻痒 かっかそうよう


隔靴掻痒 かっかそうよう
ものごとの核心に触れられず、もどかしいこと。
思いどうりにならず、はがゆいこと。
「隔靴」は、靴を隔てること、
「掻痒」は、かゆいところを爪でかくこと。
靴の上から足のかゆいところをかくように、
意図が十分に果たせずもどかしいさまの意。




危機一髪 ききいっぱつ


危機一髪 ききいっぱつ     
髪の毛一本ほどの違いで、危険が迫っているという状態。
非常に危ない瀬戸際をいう。
「危機」は、あぶない状態、
「一髪」は、一本の髪の毛の意。
一本の髪の毛で重いものを引いて、
今にも切れてしまいそうな状態から出たことば。




危急存亡 ききゅうそんぼう


危急存亡 ききゅうそんぼう   
危険が迫っていて、生き残るか滅び去るかという重大な瀬戸際のこと。
「危急存亡の秋(とき)」という形で用いる。
「秋」は大切な時期という意。
個人より組織や集団の存亡にいうことが多い。




気息奄奄 きそくえんえん


気息奄奄 きそくえんえん    
息も絶え絶えで、いまにも死にそうなさま。
また、ものごとが非常に苦しい状態にあること。
「気息」はいきづかい、
「奄」はふさぐの意で、
「奄奄」は非常に苦しいさまをいう。虫の息の意。
国家や家、思想などが今にも滅びそうな状態にもつかう。




旧態依然 きゅうたいいぜん


旧態依然 きゅうたいいぜん   
昔の状態がそのまま続き、少しも進歩しないこと。
「旧態」は、古くからの状態、
「依然」は、もとのままの状態の意。




九死一生 きゅうしいっしょう


九死一生 きゅうしいっしょう  
十の内、死が九分、生が一分の状況で、絶望的な状態のこと。
また、ほとんど助かる見込みのない状態から、かろうじて
命拾いをすること。
「九死」は、ほとんど死を避けがたい危険な場合の意で、
そこから奇跡的に助かった場合には、
「九死に一生を得た」という形で用いる。




窮余一策 きゅうよいっさく


窮余一策 きゅうよいっさく   
追い詰められたあげく、苦しまぎれにとる一つの手段。
苦し紛れに考え出した一つの企て。
「窮余」は困りきったあげく。苦しまぎれ。
「一策」は一つの手段・計略の意。




拱手傍観 きょうしゅぼうかん


拱手傍観 きょうしゅぼうかん  
手をこまねいて何もしないこと。
そばで眺めているだけで、なにもしないさま。
関心はあっても協力しない時にもつかう。
「拱手」は、何もしないでいるさま、
「傍観」は、かたわらでただ見ている事の意。
「拱手」は「こうしゅ」とも読み、もとは中国の敬礼の一つで、
両手を胸の前で重ね合わせる動作をいう。




狂瀾怒涛 きょうらんどとう


狂瀾怒涛 きょうらんどとう 
荒れ狂う大波。
物事が激しく乱れて大荒れの状態の例え。
「狂瀾」も「怒濤」も共に荒れ狂う大波の意。




跼天蹐地 きょくてんせきち


跼天蹐地 きょくてんせきち   
世間をはばかって暮らすこと。
肩身を狭くして暮らすことのたとえ。
また、恐れおののいてびくびくすること。
ひどく恐れて身の置き所のないこと。
「跼」は「局」とも書き、うずくまる、
「蹐」は音を立てないように差し足でそっと歩くという意。
「天に跼(せくぐま)り、地に蹐(ぬきあし)す」と読み、
天は高いにもかかわらず背をかがめ、
地は厚いのにそっと抜き足をするということ。
 



空空漠漠 くうくうばくばく


空空漠漠 くうくうばくばく  
広広として果てしがないさま。
また、ぼんやりとしていてとらえどころのないさま。
仏教語で「空」は実体がないという意。
「空空」は何もないさま、
「漠漠」は広大で遠いさまの意。
  



空中楼閣 くうちゅうろうかく


空中楼閣 くうちゅうろうかく   
根拠のない事。
架空の物事。
空中にあらわれる高殿(たかどの)。
また、根拠の無い空想的で現実性の乏しい考えや議論を言う。
「空中の楼閣」は空中に浮かぶ高層の立派な建物の意で、
もとは蜃気楼の現象をさす言葉。
実行や実現の伴わない空理空論をいう。
 



喧喧囂囂 けんけんごうごう


喧喧囂囂 けんけんごうごう   
多くの人が勝手気ままに発言して、やかましいさま。
人々がやかましく騒ぎ立てるようす。
「喧喧」も「囂囂」もともに、やかましいさまの意。




甲論乙駁 こうろんおつばく


甲論乙駁 こうろんおつばく   
議論がまちまちになってまとまらないこと。
甲の人が論じると、乙の人が反対するの意から。
互いにあれこれ主張して議論に決着がつかないこと。




骨肉相食 こつにくそうしょく


骨肉相食 こつにくそうしょく  
親子・兄弟姉妹など、血縁関係にある者同士が、たがいに争うこと。
肉親同士が醜い争いを繰り広げる様子。
「骨肉」は、血のつながっている親子・兄弟など。肉親。
「骨肉、相食(あいは)む」とも読む。




孤立無援 こりつむえん


孤立無援 こりつむえん     
ひとりぼっちで、周囲からの助けがないこと。
だれひとり助けてくれる仲間がいないこと。
「孤立」は、たった一人で頼るものがないこと、
「無縁」は、助けてくれる人がいないの意。




五里霧中 ごりむちゅう


五里霧中 ごりむちゅう     
霧が深くて方向がわからなくなってしまうこと。
(転じて)
ものごとの手がかりがつかめず、方針や見込みが立たないこと。
中国・後漢の張楷(ちょうかい)が、五里霧という仙術によって
五里四方に霧を起こしたという故事から。




言語道断 ごんごどうだん


言語道断 ごんごどうだん  
あまりにひどいので話にならないこと。
とんでもないこと。
言葉で説明する道が絶えたという意。
本来は仏教語で、奥が深く優れた真理を賛嘆(さんたん)するのに
用いていたが、いまでは、相手の言動を非難する場合に使われる
ようになった。
驚きのあまり言葉も出ないという意にも使われる。




思案投首 しあんなげくび


思案投首 しあんなげくび    
いい考えが浮かばず、困りきって首を傾けているようす。
どうしてよいかわからず、途方に暮れているさま。
「投首」は首を前に投げ出すようにすること。




時期尚早 じきしょうそう


時期尚早 じきしょうそう   
その事を行うにはまだ時期が早すぎること。
まだ機は熟していないということ。
焦っている人を説得し、落ち着かせる時に使う事が多い。
社会全体の情勢などを考慮し、機会が来るのを待ってから
やるべきだ、と教えるときにつかわれる。



四面楚歌 しめんそか


四面楚歌 しめんそか      
周りを敵に囲まれ孤立していて、助けがないこと。
また、周りがすべて敵や反対者ばかりで、味方がいないこと。
楚(そ)の項羽(こうう)は劉邦(りゅうほう/漢の高祖)と天下を争い敗れた。
垓下(がいか)で夜中に四方を囲む漢軍の陣から、項羽の故郷である
楚の歌が流れてくるのを聞き、敵の作戦とは知らずに
「楚の人人はすでに漢に降伏したのか」と驚き嘆いたという故事から。




周章狼狽 しゅうしょうろうばい


周章狼狽 しゅうしょうろうばい 
大いにあわてふためくこと。
うろたえ騒ぐこと。
非常にあわてて適切な行動がとれないさま。
「周章」も「狼狽」も、ともにあわてる、うろたえるの意。
 



秋霜烈日 しゅうそうれつじつ


秋霜烈日 しゅうそうれつじつ  
刑罰・権威・主義などが、厳正で威力のあるさま。
きわめて強引で厳しいことのたとえ。
「秋霜」は秋の冷たい霜、
「烈日」は真夏の強い日差しの意で、
どちらも草木を枯らすほど激しく厳しいものの例え。




焦眉之急 しゅうびのきゅう


焦眉之急 しゅうびのきゅう   
眉が焦げるほど火が迫っていること。
(転じて)
危険がそこまで迫っていること。
また、非常に状況が切迫していて急を要する事態のこと。




諸説紛紛 しょせつふんぷん


諸説紛紛 しょせつふんぷん   
一つの事に対し、いろいろな意見や憶測が飛び交って、
まとまりがつかないさま。
「紛紛」は入り乱れて統一のないさまの意。
色々な説に別れ、誰もが自分の意見が正しいと主張しているときに
使うことば。
また、定説のないさま。




支離滅裂 しりめつれつ


支離滅裂 しりめつれつ     
てんでんばらばらでまとまりがなく、筋道が立っていないこと。
また、はなればなれになること。
「支離」も「滅裂」も、ともにばらばらになるの意。




心神耗弱 しんしんこうじゃく


心神耗弱 しんしんこうじゃく  
精神が衰弱して、物事の善悪の判断がつきにくくなったり、
正常な行動ができにくい状態。
「耗弱」は、すりへって弱くなるという意。
「心神喪失」より症状は軽い。




心神喪失 しんしんそうしつ


心神喪失 しんしんそうしつ
精神機能の障害によって、善悪の判断や正常な行動ができない状態。
この場合、犯罪を犯しても法律上は処罰されない。
「心神耗弱」より症状は重い。



酔眼朦朧 すいがんもうろう


酔眼朦朧 すいがんもうろう  
酒に酔った状態。
酒に酔って、ものがはっきり見えないさま。
「酔眼」は、酒に酔った眼、
「朦朧」は、ぼんやりとしたさまの意。




絶体絶命 ぜったいぜつめい


絶体絶命 ぜったいぜつめい   
逃げることのできないせっぱ詰まった状況にあること。
進退きわまった、どうしようもない状態。
「絶体」は身体をそこなうこと、
「絶命」は生命を落とすこと。
「絶体」も「絶命」も、ともに九星占いでいう凶星の名。




前後不覚 ぜんごふかく


前後不覚 ぜんごふかく  
何が起こったのか、正常な判断ができなくなる事。
前後の区別がつかなくなるほど正体を失うこと。
酔いつぶれたり、気を失ったときなどに用いる。




前途多難 ぜんとたなん


前途多難 ぜんとたなん     
先行き・将来に多くの困難が予想されること。
「前途」は先行き、将来、目的までの道のり。
「多難」は災難や困難などが多いという意。




千編一律 せんぺんいちりつ


千編一律 せんぺんいちりつ   
多くの詩や文章が、まったく同じ調子で変化に乏しいこと。
(転じて)
物事が、どれも似たりよったりで変化がなく、
単調でおもしろみがないこと。
「千」は多数、
「編」は詩編、
「律」は調子のこと。
「千篇一律」とも書く。




多事多端 たじたたん


多事多端 たじたたん      
ものごとが次次と起こって忙しいこと。
仕事が多くて非常に忙しいこと。
「多事」は、仕事が多い、
「端」は、ものごとの始めのことで、
「多端」は、ものごとが多岐にわたっているの意。
世の中が騒然とし穏やかでないことにも使う。




多事多難 たじたなん


多事多難 たじたなん      
事件や災難が次次と起こり、困難なことが多いこと。
また、そのさま。




断崖絶壁 だんがいぜっぺき


断崖絶壁 だんがいぜっぺき   
切り立った険しい崖。
「断崖」も「絶壁」も、共に切り立った崖の意で、
重ねて意味を強めたもの。
とても危険な状況を表すたとえにも用いられる。




中途半端 ちゅうとはんぱ


中途半端 ちゅうとはんぱ    
始めたものごとが途中で、まだ完成していないこと。
ものごとがどっちつかずの状態にあること。
また、態度などが徹底せず曖昧な様子。
「中途」は、道の半ば、
「半端」は、はっきりしないの意。




跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ


跳梁跋扈 ちょうりょうばっこ 
我が物顔でのさばり、思うまま好き勝手に動きまわる事。
とくに悪人など好ましくないものが動きまわる時に用いる。
「跳梁」は魚が梁(やな)の仕掛けを飛び越える様子で、
「跋扈」は魚が水中の仕掛けを飛び出る様子の意。
(転じて)ともに思うままにふるまうさま。
同意の言葉を重ねて強調したもの。




手枷足枷 てかせあしかせ


手枷足枷 てかせあしかせ    
罪人などの行動の自由を奪うため、手や足にはめる昔の刑具のこと。
(転じて)
足手まといになるもののたとえ。
人の行動や自由を束縛すること。
「手枷」は罪人の手にはめて手を動かないようにする道具で、
「足枷」も同じく足にはめて歩けないようにする道具。




同工異曲 どうこういきょく


同工異曲 どうこういきょく   
演奏する技量は同じだが、曲調や味わいが違うこと。
(転じて)
著作や詩文などで技巧や手法に差は無いが、
作品の趣などが異なる事にいう。
また、多少の違いはあっても、内容はほとんど同じであること。
外見は違っているようだが、中身は同じであること。
似たり寄ったり。
「異曲同工」ともいう。
 




屠所之羊 としょのひつじ


屠所之羊 としょのひつじ   
屠所に引かれていく羊のように、力のない歩みのこと。
刻刻と、また、一歩一歩死期が近づくことをいう。
災難や不幸に直面して、気力を失った人をたとえてもいう。
「屠所」は屠殺場の意。
はかない人生や無常の意にもいう。
  



塗炭之苦 とたんのくるしみ


塗炭之苦 とたんのくるしみ
泥にまみれ、火に焼かれるような、非常な苦しみ難儀のこと。
「塗炭」は泥水と炭火で、泥にまみれ火の中に陥るの意から、
(転じて)この上も無く苦しい境遇のたとえ。
   



土崩瓦解 どほうがかい


土崩瓦解 どほうがかい     
ものごとが根底から崩れてしまい、手のつけられないさま。
「土崩」は土が崩れること、
「瓦解」は瓦が砕けるさまの意。
 



人三化七 にんさんばけしち


人三化七 にんさんばけしち    
容貌のひどく醜いことのたとえ。
とくに女性に用いる。
人間らしい部分が三割で、残りの七割は化け物という意から。




杯盤狼籍 はいばんろうぜき


杯盤狼籍 はいばんろうぜき   
酒宴が終わった後、皿や小鉢が散らかっているさま。
また、乱痴気騒ぎの状態。
「杯盤」は酒杯や皿や小鉢のこと、
「狼藉」はオオカミが草を敷いて寝た跡が乱れていることから、
物が散乱しているさまの意。
  



罵詈讒謗 ばりざんぼう


罵詈讒謗 ばりざんぼう   
ことばを尽くしてひどい悪口をいうこと。
また、そのことば。
「罵詈」は、口ぎたなくののしること。
「讒謗」は、そしること、悪くいうことの意。
同意語を重ねて意味を強めたもの。




罵詈雑言 ばりぞうごん


罵詈雑言 ばりぞうごん  
いろいろと悪口をいうこと。
また、そのことば。
口ぎたなくののしり、悪口を浴びせかけること。
「罵詈」は、口ぎたなくののしること、
「雑言」は、いろいろ言うの意。
「雑言」は「ぞうげん」とも読む。




盤根錯節 ばんこんさくせつ


盤根錯節 ばんこんさくせつ   
事柄が複雑に込み入って解決が困難な状態のこと。
「盤根」は曲がりくねった木の根、
「錯節」は入り組んだ木の節の意。
利害やいきさつが錯綜して、からみあったさま。




半醒半睡 はんせいはんすい


半醒半睡 はんせいはんすい  
意識がはっきりとせず、なかば目覚め、なかば眠っていること。
また、意識が朦朧としているさま。
「醒」は眠りから覚める、
「睡」は眠るの意。




風前之灯 ふうぜんのともしび


風前之灯 ふうぜんのともしび  
風に吹かれる灯火は今にも消えてしまいそうで、
非常に心もとないこと。
(転じて)
ものごとが危険にさらされ心もとない状態のこと。
今にも命が失われそうであることのたとえ。
また、人生のはかなさ、はかない寿命のたとえ。




不可抗力 ふかこうりょく


不可抗力 ふかこうりょく    
人間の力ではどうすることもできないことで、
天変地異の類をいう。
また、ふつうの予防や細心の注意をはらっても、
被害などを防ぎきる事が出来ないこと。
「抗(こう)す可(べ)からざる力(ちから)」と訓読する。




不可思議 ふかしぎ


不可思議 ふかしぎ       
常識では考えられないような不思議なこと。
(転じて)
怪しく異様なこと。
「不可」はできない、してはいけない、
「思議」は思いはかるの意。
もとは仏教語でことばや心で思い図る事も人の力も及ばない、
仏の力や神通力をいう。




複雑怪奇 ふくざつかいき


複雑怪奇 ふくざつかいき   
事情が複雑に込み入ってて、怪しくよくわからないこと。
普通の人には理解できない不思議な事。
「複雑」は重なり混じる、
「怪奇」は怪しげで変わってるの意。




不得要領 ふとくようりょう


不得要領 ふとくようりょう   
要領を得ないこと。
あいまいで肝心なところがわからないこと。
また、そのさま。
「要領」は内容の重点の意。
「要領を得ず」と訓読できる。
 



茫然自失 ぼうぜんじしつ


茫然自失 ぼうぜんじしつ   
驚いて我を忘れ、ぼんやりすること。
あっけにとられたり気抜けして、我を忘れてしまうこと。
「茫然」は、あっけにとられてぼんやりする、
「自失」は、我を忘れるの意。
同意語を重ねて意味を強調したもの。




蓬頭垢面 ほうとうくめん


蓬頭垢面 ほうとうくめん    
身だしなみが悪く、汚れたようす。
とてもむさくるしいさま。
「蓬頭」はヨモギのようなぼさぼさの頭髪、
「垢面」はアカだらけの顔の意。
「ほうとうこうめん」とも読む。




満身創痍 まんしんそうい


満身創痍 まんしんそうい    
全身が傷だらけの状態にあること。
(転じて)
各方面から徹底的に非難・中傷を受けて、精神的に
痛めつけられているさま。
また、さまざまな病気を抱えて苦しんでいる状態にも用いる。
「満身」は、からだ中、全身。
「創痍」は、刃物で受けた傷、切り傷の意。




門前雀羅 もんぜんじゃくら


門前雀羅 もんぜんじゃくら   
人の訪れがあまりなく、静まりかえってさびれていること。
「門前雀羅を張る」の略。
「雀羅」はスズメを捕る網のこと。
訪問客もなく閑散としているため、門の前にはスズメが集まり
網を張って捕まえることができるほどであるがもとの意。




羊頭狗肉 ようとうくにく


羊頭狗肉 ようとうくにく    
見かけだけ立派で内容がそれに伴わず劣っていること。
外見を飾って中身のなさをごまかすこと。
看板にいつわりあり。
見かけ倒し。
また、外見と中身が一致していないことのたとえ。
「羊頭を縣げて狗肉を売る」の略。
羊の頭を看板に掲げておきながら、実際は犬の肉を
売っていることから。
「狗」は犬の意。




落花狼藉 らっかろうぜき


落花狼藉 らっかろうぜき    
花を乱れ散らすこと。
(転じて)
ものが乱雑に散らかっているさま。
花を散らすような乱暴をすること。
また、花を女性に見立て、婦女子に乱暴を働くさまにもいう。
「落花」は花が散る、
「狼藉」はオオカミが草を敷いて寝た跡のように乱れている、
乱暴なふるまいをする意。




竜頭蛇尾 りゅうとうだび


竜頭蛇尾 りゅうとうだび     
始めは勢いがよいのに、最後の方はふるわずに尻つぼみに
終わること。
「竜頭」は竜の頭、
「蛇尾」はヘビの尻尾の意。
頭は竜のように立派だが、尾は蛇のように貧弱であることから。
「竜頭」は「りょうとう」とも読む。




累卵之危 るいらんのあやうき


累卵之危 るいらんのあやうき  
きわめて不安定で危険な状態にあることのたとえ。
いくつも卵を積み重ねた不安定な状態の意から。
「危うきこと累卵の如し」という。



哀毀骨立 あいきこつりつ


哀毀骨立 あいきこつりつ
親との死別に嘆き悲しんでやせ衰え、骨と皮ばかりになること。
「哀毀」は悲しみのあまりからだをこわす、また、やせ細ること。
「骨立」は骨だけでからだを支えるほど肉が落ちて、
骨と皮ばかりになること。
父母の死などで非常に悲しむことの形容。




一敗塗地 いっぱいとち


一敗塗地 いっぱいとち
二度と立ち上がることができないほど大敗すること。
完敗して再起不能の状態になることの形容。
また、失敗して収拾がつかなくなること。
「塗地」は、戦場で敵に惨殺された死者の内臓が、
地面に散乱して泥まみれになること。
「一敗地に塗(まみ)れる」とも読む。




一髪千鈞 いっぱつせんきん


一髪千鈞 いっぱつせんきん
一本の髪の毛で千鈞の重さのものを引っ張ることで、
いつ切れてもおかしくない、危うい状態のことから、
きわめて危険なことをするたとえ。
「鈞」は、周の時代の重さの単位で、
一鈞は30斤。一斤は約600グラム。
「千鈞」は、非常に重いもののたとえ。
「一髪千鈞を引く」ともいう。




遠水近火 えんすいきんか


遠水近火 えんすいきんか
遠くにあるものでは、急場の役に立たないことのたとえ。
「遠水は近火を救わず」の略。
多量の水があろうも、遠く離れていたのでは、
目前の火事を消すことはできないの意から。



縁木求魚 えんぼくきゅうぎょ


縁木求魚 えんぼくきゅうぎょ
誤った方法では求めるものを得ることができず、目的も達成できない。
目的にあった方法を取らないと、成果は得られないという意。
不可能なことのたとえ。
また、見当違いの無理な望みを持つこと。
「縁木」は、木によじ登ること。
「求魚」は、魚を捕まえようとすること。
孟子が王に
「いまのようなやり方で、いまのような大望をおもちになるのは、
まるで木に登って魚をとろうとするようなものです。」
と言ったことばから。
「木に縁(よ)りて魚(うお)を求(もと)む」と訓読する。




火中之栗 かちゅうのくり


火中之栗 かちゅうのくり
危険な目に遭うことを承知の上で、
他人の利益のために困難な事態に手を出すこと。
自分の利益にもならないのに、
紛糾(ふんきゅう)した事態を収拾するために介入すること。
また、危険を冒して得た利益を
他人に横取りされてしまう意にも用いる。
猿におだてられた猫が、暖炉の火の中に手を延ばし、
焼けた栗を取り出して大やけどをしたという
ラ・フォンテーヌの寓話に基づくフランスのことわざ。
「火中の栗を拾う」の略。





環堵蕭然 かんとしょうぜん


環堵蕭然 かんとしょうぜん
家が非常に狭く、みすぼらしいさま。
「環堵」は、家を囲んでいる塀や垣。
(転じて)垣でめぐらした小さな家のこと。
「蕭然」は、ひっそりとした寂しいさま。
ものさびしく荒れ果てたさま。



鬼哭啾啾 きこくしゅうしゅう


鬼哭啾啾(鬼哭啾々) きこくしゅうしゅう
悲惨な死に方をしたうかばれない死者の霊が恨めしげに泣き、
その声がいつまでも続くという悲しくも恐ろしいさま。
(転じて)
ものすごい気配が漂い迫りくるさま。
また、恐ろしい雰囲気に包まれていること。
「鬼哭」は、浮かばれない霊魂が大声をあげて泣き悲しむこと。
「啾啾」は、しくしくと泣く声がいつまでも続くようす。




魚遊釜中 ぎょゆうふちゅう


魚遊釜中(魚游釜中) ぎょゆうふちゅう
死が近づいていることのたとえ。
もうすぐ煮られることもしらず釜の中で泳ぐ魚の意で、
滅亡の近いことも知らずに、暢気(のんき)に遊んでいることのたとえ。
また、危険が目前に迫っていることのたとえにもいう。
「遊」は、およぐ、あそぶの意。
「魚(うお)釜中(ふちゅう)に遊ぶが如し」ともいう。




形影相憐 けいえいそうりん


形影相憐 けいえいそうりん けいえいあいあわれむ
孤独な自分を憐れむさま。
影法師が憂いを慰めてくれるほかは同情者のないこと。
また、いつの間にか年老いて、
鏡の中に白髪となった自分の姿を見た悲哀のことば。
「形影」は、自分自身とその影。
「相隣」は、互いに憐れむこと。
自分の形と影とが互いに憐れみ慰め合うの意から、
孤独で訪れる人もいないさまにもいう。




公私混同 こうしこんどう


公私混同 こうしこんどう
業務上、あるいは公的に携わっている事柄と、
私的な事情とを区別せずに扱うこと。
私的な利益を図る為に公式な権限を濫用(らんよう)すること。
公的なことと私的なことの区別をつけず、けじめがないさま。
業務に私情を持ち込むこと。
公的なことと私的なことが混じってしまう意で悪い意味に使う。




曠日弥久 こうじつびきゅう


曠日弥久 こうじつびきゅう
なすことなく、長い月日をむなしく費やすこと。
また、むだに時間を過ごしてだらだらと物事を長引かせること。
「曠日」は、することもなく月日をおくること。
「弥久」は、長きにわたること。
「曠日持久(こうじつじきゅう)」ともいう。




孤影蕭然 こえいしょうぜん


孤影蕭然 こえいしょうぜん
ひとりぼっちで寂しそうに見える姿のこと。
ひとりでしょんぼりしている様子。
「影」は、かげではなく姿のことで、
「孤影」は、たった一人でいる姿。
「蕭然」は、憂いに沈んで、元気がない様子をいう。
「孤影悄然(こえいしょうぜん)」とも書く。




骨肉之争 こつにくのあらそい


骨肉之争 こつにくのあらそい
親子・兄弟などの肉親同士が対立し争うこと。
血縁関係の者同士の争い。
骨と肉のように離れられない間柄の対立をいう。




賛否両論 さんぴりょうろん


賛否両論 さんぴりょうろん
賛成と否定、両方の意見が存在すること。
また、賛成意見と反対意見が対立すること。
物事の得失が半々で、一つに意見がまとまらないこと。




如臨深淵 しんえんにのぞむがごとし


如臨深淵(深淵に臨むが如し) しんえんにのぞむがごとし
非難に危険な状態の例え。
「詩経」の「戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、
薄氷を履(ふ)むが如し」という句から。
非常に危険な立場にあること。
また、国や家が滅亡の危機にあり、恐れ謹んで用心すること。




進退維谷 しんたいこれきわまる


進退維谷 しんたいこれきわまる
(進退維(これ)谷(きわ)まる)

身動きのとれない窮地のこと。
立ち往生する。苦境に立つ。進退窮まること。
川をさかのぼって窮わまれば谷となることから、
「谷」を「きわまる」と読む。
進むことも退くこともできなくなり、困り果てた状態、
どうすることもできない窮地に追いつめられること。




寸進尺退 すんしんしゃくたい


寸進尺退 すんしんしゃくたい すんしんせきたい
得るところが少なく、失うところが多い例え。
一寸進んで一尺退くことの意。
「寸」は尺の十分の一の長さで、「一尺」は約三十センチのこと。
わずかに進んで大きく退くこと。




俎上之鯉 そじょうのこい


俎上之鯉 そじょうのこい
俎(まないた)の上に据えられた鯉が、
料理されるのを待つばかりという状態のこと。
(転じて)
相手の成すがままになるより仕方のない、
逃げ場のない状態にある者のたとえ。
死ぬ以外に道のない、命運が尽きた者のたとえ。
他人によって生死の運命が握られている者のたとえ。
また、結果を待つ心境にもいう。
「まな板の上の鯉」ともいう。
類語、俎上之魚。俎上之肉。




大器小用 たいきしょうよう


大器小用 たいきしょうよう
人材の用い方が適切でなく、
生かしきれていない状態のことをいう。
大きな器を小さなことに用いることから、
(転じて)
大人物にささいでつまらない仕事をさせること。
また、優れた才能や能力の持ち主を、
それにそぐわない低い地位につけること。
「大器」は、大きな器量。
また、優れた才能や度量の持ち主、大人物の意。
「大才小用(たいさいしょうよう)」
「大材小用(たいざいしょうよう)」ともいう。




大樹之下 たいじゅのもと


大樹之下 たいじゅのもと
条件の悪い地位のたとえ。
「大樹の下に美草(びそう)無し」の略。
よく茂った大木の下は
陰になっているためよい草は生えない。
(転じて)
大人物や有能な人物の部下は、
その威光に頭を押さえられて意欲を失い、
傑出した人物となりえないこと。
また人材の育つ条件に欠けるところや、
進路がふさがれているところには、
有能な人材が集まらないことのたとえ。




朝不謀夕 ちょうふぼうせき


朝不謀夕 ちょうふぼうせき
朝にその日の夕方のことも考えることができないほど、
事のさし迫っているさま。
目前の事態に、夕方にはどうなっているかわからない状態。
先の事を考えるゆとりがないこと。
また、朝にその日の夕方のことを考えないという意味で、
ただ単に目前の将来の事を考えないことにもいう。
「朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)」ともいう。




轍鮒之急 てっぷのきゅう


轍鮒之急 てっぷのきゅう
危急に瀕(ひん)すること。
一刻の猶予もできないほど差し迫った危険や災難のたとえ。
「轍」は、車の通り過ぎた跡のくぼみで、
そこにたまった水の中であえいでいる鮒(ふな)の様子から、
差し迫った危険や苦しみのたとえ。
荘子が貧しかった頃、人に穀物を借りようとしたとき、
自分の危急に瀕した現状を轍にいる鮒に例えた故事による。




破鏡不照 はきょうふしょう


破鏡不照 はきょうふしょう
夫婦が離婚すること。
「破鏡再び照らさず」の略で、割れた鏡は二度と元には戻らぬように、
ひとたび別れた夫婦は、もう元のさやに納まらないというたとえ。
離れて暮らす夫婦が半分に割った鏡をそれぞれが持ち、
愛情の証としたが、妻が不義をはたらき、
その一片が鵲(かささぎ)となって夫の所に舞い戻り、
不義が発覚して離縁となったという故事による。
「破鏡」は、割れた鏡。(転じて)夫婦が離縁すること。
また、一度した失敗は取り返しのつかないこともいう。
「破鏡は照らさず」と訓読する。
対義語、「破鏡重円(はきょうじゅうえん)」




如履薄氷 はくひょうをふむがごとし


如履薄氷 はくひょうをふむがごとし
(薄氷を履むが如し)

非常に危険な状況に臨むことのたとえ。
薄くていつ割れてもおかしくないような氷の上を歩くように、
きわめて危険な状態にあることのたとえ。
また、びくびくしながら危険な場に臨むことにもいう。
「戦戦兢兢として、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し」から。




病入膏肓 びょうにゅうこうこう


病入膏肓 びょうにゅうこうこう
病気が非常に重くなって治療のしようがない、
治る見込みが全くないこと。
(転じて)
事態が取り返しのつかないところまで悪化すること。
また、悪癖や嗜好を直しようも無い事のたとえでもある。
「膏」は、横隔膜。
「肓」は、心臓。
「病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)」と訓読する。
「膏肓」を「こうもう」と読むのは、誤読が慣用読みとなったもの。




不遑枚挙 ふこうまいきょ


不遑枚挙 ふこうまいきょ
あまりにも数が多くて、いちいち数えあげるゆとりがないこと。
また、数えきれないほどたくさんあること。
「枚挙」は、一つ一つ数える。
「遑」は、時間、暇。
「枚挙に遑あらず(まいきょにいとまあらず)」と訓読する。




風前之塵 ふうぜんのちり


風前之塵 ふうぜんのちり
はかなく、もろいことの例え。
風の吹く場所にある塵は、
またたく間に吹き飛ばされてしまうように、
はかなく頼りないこと。
また、危険が迫っていることのたとえ。
人生のはかなさにも例える。
「風の前の塵(かぜのまえちり)」と訓読する。




風俗壊乱 ふうぞくかいらん


風俗壊乱 ふうぞくかいらん
社会の慣習が乱れること。
世の中の健全な風俗や習慣が乱され、破壊されること。
また、そういう状態になること。
「風俗」は、その土地土地の生活上のしきたりやならわし。
「壊乱」は、くずれ乱れるの意。
「風俗潰乱」とも書く。




覆水不返 ふくすいふへん


覆水不返 ふくすいふへん
取り返しのつかないことの例え。
一度盆からこぼした水は、ふたたび盆には返らない。
一度離婚した夫婦は元通りにはならないということ。
「覆水盆に返らず」ともいう。

周の呂尚(りょしょう、太公望)が読書ばかりしているので、
妻は愛想をつかし離縁を求めて去った。
後に呂尚が斉(せい)に封ぜられ出世すると、
去った妻は復縁を求めたが、呂尚はその目の前で水をこぼし、
この水を元に戻したら希望に応じようと言ったという故事から。




不毛之地 ふもうのち


不毛之地 ふもうのち
穀物や草木が生えない土地。
耕作に適さない荒れた土地。
また、よい結果や成果が出ない地域のことにもいう。
「不毛」は、土地がやせていて作物ができないこと。




鳳鳥不至 ほうちょうふし


鳳鳥不至 ほうちょうふし
鳳凰が現れないこと。
(転じて)
聖人が天子の位についていないことで、
救いのない乱世を絶望すること。
聖天子が現れる予兆ともいわれている鳳凰(ほうおう)が
出現しないといって、乱世を悲しんだ孔子のことば。
「鳳鳥至らず(ほうちょういたらず)」と訓読する。




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